『Pajari holds out to make Rally1 debut at home』
新進気鋭のサミ・パヤリは、セクト・ラリー・フィンランドで、地元でトップレベルのFIA WRC(世界ラリー選手権)に初挑戦する
22歳のパヤリは、来月テト・ラリー・ラトビアでトヨタ GR ヤリス Rally1をデビューさせる予定だったが、トヨタ・ガズー・レーシング WRTのドライバー陣容の変更により、その計画は変更された
8度のWRCチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジエが、ラトビアでチームの4台目のGRヤリスをドライブし、エルフィン・エバンス、カッレ・ロヴァンペラ、勝田貴元とともに、このまったく新しいイベントに参戦する事となり、その結果、パヤリは8月にフィンランドでトップカテゴリーに初挑戦することになった
チーム代表のヤリ₌マティ・ラトバラは、この決定がパヤリのデビューに向けて最適な準備を整えると同時に、メーカーズ選手権のタイトル争いに集中し続けることを目的としたものだと説明した
トヨタは現在、ヒョンデに13ポイント差をつけられ、エバンスは現在ドライバーズランキングで3位につけており、ヒョンデのティエリー・ヌービルとオイット・タナックがトップ2を独占している
「私たちは若手ドライバーの育成に力を入れていますが、同時に現在のチームの結果も最大限にしたいと思っています」とチーム代表のヤリ₌マティ・ラトバラはコメント
「ラトビアではそのまま4台を走らせ、元々予定していたカッレ、エルフィン、タカモトに加え、セブにも参戦してもらうことになりました。セブは今年これまで非常に強い成績を収めており、接戦が続いている選手権を戦うために、チームの持っている力と経験を全て活かしたいと考えています」
「サミがよく知っている道で新しいクルマに乗ることはアドバンテージですし、テストがフィンランドの道であることを考えれば、ラリー・フィンランドへの強力な準備になります。ラトビアと同様、フィンランドもサミにとって適した機会であり、彼のファンやイベント自体にとっても素晴らしいことだと思っています」
「フィンランドになったからと言って期待値を上げてプレッシャーを与えるようなつもりはなく、クルマに適応し、できるだけ多くの経験を積んでもらえればと思っています」と、彼は付け加えた
パヤリは、トップカテゴリーのマシンで地元の道路でイベントに出場できる見通しは「さらに特別」だと認め、「ラトビアは皆にとって新しいラリーであり、ある意味他のドライバーたちと平等なスタートではありましたが、私はフィンランドの道ももちろんよく知っていますし、テストもフィランドで行う予定なので、ラリー本番に近い道でクルマの準備ができることは大いに役立ちます」
「フィンランドでこのチャンスをいただけることはさらに嬉しいですし、本当に楽しみです。フィンランドのステージでRally1に乗れるのは本当にクールであると同時に要求されることも多いです。超高速ステージですし、空力の理解も必要です。できる限り多くを学べるようトライするのみです。夢が叶う瞬間でもあるので、もちろんこの機会を楽しみたいですが、一番の目標は経験を積むことです。本当にワクワクしています」
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記事の書き方では、現在トヨタがマニュファクチャラータイトル争いで、ヒョンデに差を付けられている為だとしているのに対し、トヨタの発表では、パヤリに地元デビューさせる方が良いと判断したからだと、食い違いが見られますよね
まぁ結果的に、フィンランドでデビューさせる方が、トヨタにとってもパヤリにとっても、イベントの主催者側にしても利害が一致してるので良いのかも知れませんね
でもパヤリにとって、期待が大きくなるのがプレッシャーにならなければ良いですけどね
Posted at 2024/06/24 21:22:49 | |
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