
黒マヨは3週間350km走行でこの量💩
うーん🧐よく取れる
某名人のコメントですが、改めて見ますと恐ろしい量です😰
今日はひらめきベースですが、黒マヨの秘密に迫ってみたいと思います。結論とか対策とかの展開はありません。
黒マヨはオイル由来である事は間違いないのですが、多い個体は本当に多く、これがまんまDPFまでいくと即死するのではと思われるほどです。みん友の黒マヨ取り名人の整備手帳をみて黒マヨの存在を知りましたので、オイルキャッチタンクの中の現物はまだ見たことがありません。
この分野は需要が無いのか、論文を漁って見ましたが研究されている形跡が見当たりませんので、埼玉55の言い放題です。
こんな研究に予算はつかないだろう!
●乳化物には
1.水の中に油分がある場合 O/W
2.油の中に水分がある場合 W/O
があり、黒マヨは断定できませんが、エンジンの中で発生する事から2のように思います。
●W/O型は (埼玉55説)
オイルがたくさんあるところに水分が混ざり込み、そこに親油性界面活性剤があると界面活性剤が水分を取り囲み、油中に水分が溶け込んだかのように見え、黒マヨの元が溜まって行くように考えられます。
・この親油性界面活性剤と言うのがミソで、オイルに大量に添加されている清浄・分散剤であるカルシウムスルホネートは親油性界面活性剤そのものです。
・ACEA規格のSPはSNよりカルシウムスルホネートを半減し、マグネシウム系の清浄・分散剤を使っているケースが多いとのことですが、あまりに黒マヨが多い場合は一度スカDオイルを試すのも手ではないかと思います。
・オイルによって添加比率の違いは大きいと思いますが、半減したと言ってもカルシウムスルホネートが大量に入っている事にかわりは無いので過度な期待はしないでください。
・エーモンの爪で掃除すると解りますが、インマニの中の油分は黒マヨそのものです。あんなに温度の高いところで、黒マヨが捕集されている事を考えますと、水分は露点方式での捕集、油分はフィルター材(金たわしやセパレーターなど)への衝突方式での捕集が相性がいいかと思います。
●冬場にチョイノリをせず
油温85℃以上でそこそこ距離を走ると、ブローバイに含まれる水分は油中に取り込まれず、蒸発して抜けて行きます。これが高温の時間が短いと、蒸発できずにしっかり油中に取り込まれてW/O型のエマルジョンが発生します。
・一度W/O型のエマルジョンが発生しているオイルは、目には見えませんが相当量の水分を取り込んだオイルとなっており、熱で水分が蒸気となりカルシウムスルホネートを引き連れてブローバイホースから排出され、オイルキャッチタンクに黒マヨとして捉えられます。
・つまり、某氏のケースでは水分が黒マヨを連れてくるのが大半で、純粋にエンジン内の高熱による油煙量と言うのは少ないのではないかと考えられる。
・埼玉55が夏場でも液相のオイルが普通に取れていたのは、くそ暑いのにいちいちレッドゾーンまで回していたので本物の油煙という事でしょう。
参考情報:日本化粧品工業会
https://www.jcia.org/user/public/knowledge/explain/surfactant
参考情報:メレスコ技術情報 カルシウムスルホネート 上手くリンクが貼れなかったのでググって下さい😋
Posted at 2023/06/12 20:06:45 | |
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