• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

埼玉55のブログ一覧

2021年07月06日 イイね!

リヴァネス社製RMC-3Eとは何者か? ついに正体が

今日は、珍しく想像でブログをUPします。あまりに、施工事例も少なく、聞きたてホヤホヤなので・・・

メーカーが成分非公開のため、あくまで埼玉55の調査結果と想像を織り交ぜてという事を前提にお読みください。

北海精機が国内代理店となっているノルウェーのリヴァネス社製RMC-3Eとは何者か?を考察したいと思います。ごく一部の方が耳が立っておりますね。

この製品は、スカDユーザーが煤との闘いに明け暮れている解決方法の一つとして、その有効性がごく一部の方に期待を持たせている商品です。

●主要成分:三価アミン、高沸点タール酸
この手の表記は本当にダメダメですね。アミン系の化合物が一体何種類あると思っているのか?正体が解らんように書いていますね。面倒くさいので三価アミンは界面活性剤(台所洗剤のJOYと思ってください)、高沸点タール酸は防錆剤と解釈してください。(ずいぶん乱暴だね?)いいんです。そのうち解りますから。

●作用原理は
・インテーク系に煤がオイルミストによって湿気った状態からエンジンの熱で頑固に固着している。
・界面活性剤が煤の固着体の油に浸透(界面活性剤の化学的特性です)する。
・そして焼き固められたすすの結合を分解(油汚れの分解JOY)して行く。
・結合力の弱まった煤が細かく分離し剥がれて地金が出てくる。
・防錆剤(防錆塗料のコールタールのイメージでOKです)が、金属表面に膜を張る。
・煤の固着化にはオイルミストが必要だが、その油分をコールタールの膜が分解し固着化しにくくする。

●対抗馬:ワコーズのF-1の効果
高濃度のPEA(ポリエーテルアミン系)が主成分。燃料に添加するだけで燃焼室・吸排気バルブ・インジェクターなどに堆積したカーボン・ワニス・ガム質などを除去し、新車時のエンジン性能を取り戻します。と書かれています。念のためF-1の製品安全データシートを確認したが、肝心のCAS-No.について企業秘密の為記載できないとあり、何のための安全データシートなのか?埼玉55はちょい怒っています。

●RMC-3Eの正体は?(独断ですので・・・)
三価アミンで特殊界面活性剤と表記され詳細が公開されていないが、調べた限りでは正体はPEA(ポリエーテルアミン)に効果が近いココアルキルアミンのエトキシ化物である。(ナナナナ?何のこと?)もう説明はしません。
関連情報にリンク貼っておきます。化学のプロの方はCAS-No.で検索してください。

ただのアルコール化された界面活性剤とお考え下さい。毒性はないとされていますが、ココアルキルアミンは毒性情報がありますので、目・皮膚への付着、吸引は避ける必要があります。

●独特の施工方法
純水で溶いてあり、霧吹きでエアクリの後(エアフローセンサーへの付着は避けよう)・ターボの前あたりから吹き込む。ワコーズのように燃料に混ぜて燃焼させるわけではない。そのままの液体が、煤の塊に付着して浸透・微細剥離を繰り返す。

この方法により、ワコーズでは届かないインマニ系には特に有効と考えられる。固着した煤へのアプローチ方法が独特であり、十分ありうる話と判断しました。

●効果範囲
ターボチャージャー→インタークーラー→スロットルバルブ→インマニ→燃焼室→DPF ※EGR系統も含む

●効果速度
すぐ効くとありますがそこは慎重に。焼けた油の塊を分解するのですから、フライパンの底の油焼けを落とすのと同義です。ワコーズのF-1で剥がれて行く速さ+α程度と想像します。経時効果というか、時間を経て効果が上がると思われます。

●ピュンピュン号は
固有の振動(共振点)が1350rpmあたりにあり、レッドまで踏むことにいささか思うところがある。内部部品のバランス精度の問題だとは思うが、かなりブルブルなので気になる。バルブの傘への煤の固着堆積が振動の原因である可能性もあり、RMC-3Eが有効かもしれない。

●事前試験
吸気圧センサーに吹きかけておき、煤が落ちるとか、煤が溜まらないなどの変化があるのか検証を踏まえた上で、機会をみて一度施工しておきたい。EGRフィルター(最近見た人は何のことか?過去ブログ参照)でもよいか?この程度の煤が落ちないようでは、インテーク系への大きな効果は望めない。

■寄道話し
効能通りの分解が進めば煤噛みしませんが、バルブの傘の部分の煤固着が緩んで一気に剥離すると心配ではあります。はじめのうちは少しずつ慎重に施工する必要があると思います。

煤噛み経験者の埼玉55、旅先の京都のホテルの立体駐車場の中。最悪の状況ですね。さすがにこの時ばかりは焦りました。よりによって亡き父親の納骨式の日で時間も無い。手順は忘れましたが、オートマを解除して4名で手押しで立体駐車場から出し、平置き部分に置かせてもらいました。

お寺さんで納骨式を無事終えてホテルへ戻り、本当にしつこくエンジンスタートを繰り返しているうちに、何とか煤を押しつぶせたようで、エンジンが掛かり危機を脱する事が出来ました。あきらめずに、スタートボタンを押し続けたのが勝因ですね。

想像とお断りしましたが、化合物の実態はなんでもいいんです。効果さえあれば。それを特殊界面活性剤とか書くから怪しく聞こえるんです。Fー1もポリエーテルアミン系ですので、ただのJOYですわ。ずいぶんお高いJOYですこと。
Posted at 2021/07/06 19:54:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 煤対策 | 日記
2021年07月05日 イイね!

カーボンデポジットクリーナーの使い方 家元直伝

ちょっとみんカラを調べて行くとデポクリの使い方は色々流派があり面白い。この際、私も家元を名乗ろう!

それでは、家元直伝 定期メンテナンスメニューとしてカーボンデポジットクリーナーの使用方法について。

まず初めに、インジェクタークリーナーはPEAが配合されておらず、ピストントップリンクのカーボンデポジットを落とすことはできないという事をご理解ください。今回の話は、インジェクターのカルボンさんではなく、動画でリバースのさつきさんがやっているカーボンデポジットの方の話です。

ピストントップのカーボンデポジットはノッキングの原因にあげられますが、もっとやばいのはピストンリンクのトップリングが固着する事です。低張力のピストンリンクですので、固着すると白煙を吐くなど大騒動になるようですが、少しカーボンが溜まり始めて動きが悪くなると、予防として掃除をしておきたい。

●効能:燃料添加系はPEA(ポリエーテルアミン)配合の物が、燃料ラインやインジェクターの汚れ、燃焼室のカーボンデポジットを落とす。

●作用理論:科学的にはNH2分子を含むものが汚れに強浸透し、カーボンの結合力や固着力を緩め、★物理的に吹き飛ばす事で落とす。

ただ入れているだけではダメですね。満タンに1本で走り方を工夫する必要があり、まとめると次のような話です。

●走り方(家元流)
1.ゆったり浸透させる事を目的とした走り。(急加速は不要)
2.エンジン停止(1晩置くことにより、浸透からカーボンがふやけて塊のゆるみが発生)
3.翌日、暖気後4000rpmまで数回回し(これで緩んだ塊が少し吹き飛ばされる)、後は1へ戻りゆったり浸透運転。

1~3を繰り返すことで少しづつ剥がれます。1本ぶち込んで一日で●00キロ走る様なやり方は効果が見込めないのではと考えております。

●危険表示
大きく吹かす場合、私はもっぱら近所の秋ヶ瀬公園の広い駐車場の車弄り軍団御用達エリアで行っています。隣では1日中ドラムをたたいている軍団もあり大変にぎやかで楽しいです。

●PEAが高濃度で配合されている燃料添加剤
WAKO’S(ワコーズ) フューエル・ワン PEAが50%配合(ガソリン車・ディーゼル車兼用)
※お金がないのでOEM版のピットワークスF-ZEROを使います。

●注意点 2本一気に入れるのはダメ。濃度より、時間をかけてコツコツ剥がしていく作戦です。常用は不可、年1回とか、1万キロに1回とかの定期的使用を推奨します。

●上と下をセットでやる事(家元流)
これは上への対策で、作用はピストンリングのトップリングまで。セカンドリングと肝心要のオイルリングは遅効性のエンジンクリーナーで。上だけやっても意味はありません。埼玉55は上下同時に3000キロやります。下はオイル交換まで。上は満タン4回分(つまり4本)まで。これが1セット。

基本的状態の維持メンテなので、燃費を良くしたいとか悪いところを改善したいという人は考えが違います。体感効果が有ろうが無かろうが、決めた距離で上下セットで施す作業です。

★話の整理(重要)
少しごっちゃになるとまずいので話を整理します。インジェクターにはカルボン酸汚れとカーボン汚れがある。カルボン酸汚れは筒内部汚れで冬季2号軽油で発生する。

油系の汚れでディーゼルウエポンやワコーズのディーゼルワン、ターピュランスのNew DA-07で十分取れると考えています。この場合、カーボンスラッジを吹き飛ばす手法とは異なりますので、おとなしく普通にゆっくり乗ります。

今回の話はカーボン系デポジットと呼ばれる方の話しで、燃焼室のピストンヘッドやピストンリング(ここが厄介)、インジェクターの先端(これも厄介)に頑固に付着する最も厄介なやつの除去の話です。

これはPEA高濃度配合のものでふやかして吹っ飛ばすしか方法が無いと思っています。RMC3でもできるようですが、お手軽さはF-1系です。RMC3は成分から考えられる効果が大変興味深いので、また別の機会に検証します。

ピリストンリングはオイル管理がきちんとできていれば5万キロ程度で固着するような柔な代物ではありませんが、10万キロ、20万キロへ向けては徐々にデポジットの前段階の汚れが付着して動きが悪くなる。

本当に固着するとシリンダーにオイルの掻き残しが増え、白煙吐くぐらいオイル上がりが激しくなりオイルが大量に減るようです。(完全固着経験がないので、ターピュランスの人の話です。)不具合が顕在化する前に定期的に掃除をしてちょっとした汚れを取っちゃうという考えです。

●結論(家元流)
つまりインジェクターの手入れは両方やっておきましょう。究極の話し、インジェクターはディーラーで交換できるが、ピストンリングが固着すると、ケミカルで対応するのも困難でディーラーは開けてみないとわからないと云い、たいていの場合エンジン載せ替えるか車を買い替えるかと途方もない金がかかる。悪くなるともう遅い。

■寄道話し
ケミカルは楽しいですね。ピュンピュン号の定期メンテナンスのスパンはまだ決めていませんが、丁度前回から1万キロを超えているので、次回のオイル交換時の予定に入れました。やるときはいつも通り、下はバーダルリングイーズプラス、上はF1系でやります。これで燃費が良くなるわけでもなんでもないですが。

インジェクターが詰まっている場合、私の北海道勤務時代の冬季の経験上、しばらくほったらかしていると省エネ運転でも10~11キロ/Lがいいところでした。カルボンさんに完全にやられていましたね。

手あたり次第いろんなケミカル入れて高速オンリーの95キロの定速走行で16くらいまで回復できましたが、ものすごい苦労をした記憶ががあります。その後オイルキャッチつけてオイル粘度上げると激改善しました。

おまけ:タービュランスが明言しているのは、「インジェクター等のトラブルが既に発生している場合(内部摩耗等が生じているもの)には、症状を改善できても、本来の性能が得られる訳ではありません。」解っているね!
Posted at 2021/07/05 23:01:06 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「ディーゼルエンジンは初めての場合濃度濃いめが良いかもです
500ml位とか」
何シテル?   06/13 18:29
埼玉55です。よろしくお願いします。とにかく長距離ドライブするのが好きです。あとCX-5で未踏破の県は沖縄県のみ。 CX-5をKEからKFと乗り継いでいま...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2021/7 >>

    123
4 5 678 910
111213 14 151617
18 19 2021222324
25 26 27282930 31

リンク・クリップ

安価でロードノイズを制する方法(その9) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/05/16 17:46:33
ボンネット付近の防音 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/05/12 23:31:43
デッドニング フロア編 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/03/17 20:20:22

愛車一覧

マツダ CX-5 ピュンピュン号 (マツダ CX-5)
マツダ CX-5をKE・KFと乗り継いでいます。 シルバーが現車、黒が前車です。 気持ち ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation