私の家は、公道に直接面にしているわけではなく、隣地所有者と共有する私道で公道と繋がっています。私道にはインフラ設備が敷設してあるのですが、その舗装工事が先週ようやく終わりました。
これが舗装前です。
舗装されていない道路の端には水道管とガス管が埋めてあり、その上に土を埋め戻して砂利が敷いてある状態でした。残っているアスファルト部分も劣化していて、割れていたりしていました。
それを全面舗装し直してもらって、キレイになりました。
これが新築最後の工事で、ようやく終わりました。通りやすくなってスッキリしました。
以上です。
‥‥‥と、まあ以上なのですが、事の顛末となぜ今頃なのかというと‥‥。
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家を建てる前、この土地は畑でした。畑のさらに前には、畑の所有者の親族の民家が建っていたようです。かなり昔ではありますが、家があったので水道管は引き込まれていました。ただし、昔なので口径13mmのものです。
建てる家は平屋だし、家族が多いわけでもない(同時に大勢で使うことはない)ので、口径13mmの水道管でもおそらく大丈夫です。ですが、長年使われていなかったということもあるので、最近の定番の口径20mmの水道管に敷設し直すことにしました。その工事だけでウン十万円かかります。
次にガスです。宇都宮はまだまだプロパンが主流ですが、目の前の公道にはガス管が通っていて、都市ガスを引き込めることがわかりました。なお、以前に建っていたであろう家が建てられたのは大昔でしょうから、当然ガス管は引き込まれてはいません。ガス管の引き込み工事を新たに行うと、これまたウン十万円の上の方かかるとのこと。同時にやれば掘削工事の費用は下げられます。
都市ガスを引き込みたかったのは、乾太くんを導入したかったからです。電気式の洗濯機一体の衣料乾燥機はたくさんありますが、ガス式の乾太くんはまったくの別格という評判を聞き、新築するならば導入したいと思っていたのでした。わざわざガス管を引き込むのは、(今は一昔前ほどには流行っていないと思いますが)オール電化の真逆を行く選択ですが、ガスはやはり優れていると思うのです。
自然災害で停電はしばしば起こりますが、地下を通るガスインフラは実は意外に強くてなかなか止まりません。送電ロスもなく、燃焼熱を直接使えば、熱を電気に変える変換ロスもありません。日本の電気は天然ガスによる火力発電が多いので、電気を使っていると言いつつ実はガスを使っています。
また、一般家庭で電気で大火力を得ることは難しいですが、ガスを燃焼させれば比較的簡単に得られます。
発電・送電を地域ローカルで区切って細かく制御しようとするマイクログリッドを目指す方向性がありますが、そもそも長距離送電はよろしくないのです。ある意味その究極の姿とも言える「電気に変えずにガスのまま末端で使う」というのにも利点があるわけです。
実際使ってみて、乾太くんは本当に素晴らしく、スピードも仕上がりの良さもとても良いです。生活スタイルが変わると言っても過言ではありません。コンロやグリルもやっぱりガスが良いですね。
話がちょっと脱線しました。
何はともあれ、水道管とガス管とをお金がかかってもいいから敷設することにして、掘削工事を合わせてやってもらうことにしたのです。
設計事務所に業者の手配と調整をお願いしていたところ、東京ガスが販促のために、乾太くんを買うならば新規のガス引込み工事を無料でやっている(!)ことがわかりました。しかも、既存のアスファルトをカットして掘削し舗装し直すのではなく、私道全面の舗装をやり直してもらえる(!!)とのこと。
いやもう、これはもしも乾太くんが元々欲しくなかったとしても買ってメリットがあるレベルの話です。なかなか気付けないでしょうけどね。私は乾太くんが欲しくて調整を始めたわけですから、それこそ願ってもない話でした。
水道管工事も、ガス管工事に合わせて行ってもらったので、最低限の費用で済みました。もしも、ガス管引き込みをせず水道工事だけやっていたら、もっと費用がかかっていたわけです。
さて、水道工事もガス管工事ももちろん引っ越し前の建築中の話です。それなのに引っ越して4ヶ月弱になった今頃になって舗装工事なの?と思われるかも知れません。
それは、ガス管敷設後に埋め戻した土が、多少沈下するためです。2、3ヶ月はそのまま落ち着くのを待ってから舗装した方がいいそうで、引っ越し後約4ヶ月経った頃に舗装工事をすることになったのでした。
待つ時間は長かったですが、工事自体はプロの仕事で2時間程度でサクッと終わったようです。
さて、工事もすべて終わり、後はメンテナンスですね。せっかく頑張って拘って建てた家なので、良い状態を維持していきたいと思います。
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2023/11/04 15:56:04