
さて、Moddoreの改良続きです。
前回
水曜日のブログで書いたように、モーターの力をリンクに伝えたり切ったりするロック機構を作っている途中でした。
ソレノイドの中の棒と12mm角パイプの固定の続きからです。
この写真はわかりにくいですね。
どうなっているかと言うと、ソレノイドの軸端にM3の袋ナットをねじ込み、

12mm角パイプの穴の中にエポキシパテを入れて袋ナットをパテに押し込んでいる状態です。
引きで見るとこうなっています。

ソレノイド軸に12mm角パイプを固定するためのナットをちょうどいい場所に仕込むため、まっすぐに配置した状態で、固まるのを待ている状態でした。
今日の作業はここからです。
まずはソレノイドの軸を外して、袋ナットの様子を見てみましょう。

スペースがなくて丁寧にパテを詰め込むことができなかったので、デコボコしていますが、強度的にはしっかり固定できていそうです。
見た目の改善とさらなる補強を兼ねて、オガ炭粉と重曹の混合粉末と瞬間接着剤で隙間を充填しておくことにしました。
オガ炭粉と重曹の混合粉末は、
前に作ったやつが余っているのでそれを使います。
混合粉末を隙間に入れて、

瞬間接着剤を垂らしては粉末を入れて、

馴染ませては瞬間接着剤を垂らして、

隙間を埋めて固まりました。
固まったら、盛り上がっている分を削ります。
粗い番手から、削って、

平らになりました。
う〜ん、

水色のところが充填不十分だったようで、ちょっと隙間が‥‥‥。直せるけど‥‥また時間かかるしなぁ、まあこれでいっか。
なお、黄色のところは、エポキシパテが見えています。
軸固定ができるようになったので、リンクにこれらのパーツを固定していきます。
こういう感じで、モーターシャフトに繋がった角パイプと平行に当たるようにします。
台座のLアングルと15mmの角パイプを接着剤で貼り付けます。

今回の接着剤は100均エポキシを使っています。
ソレノイドのネジ位置をマスキングテープに写し取って、
貼り付けて

穴を開けました。
‥‥‥が、奥行き位置を間違えました。
これでは、ソレノイドを引き込んでも12mm角パイプの先っぽが出っぱなしになってしまいます。
気を取り直し、穴位置の写し取りをし直して、

穴を開け直しました。
ソレノイドを取り付けて、リンクに力を伝えたり切ったりするロック機構は完成です。
動作の様子はこちら(動画18秒)。
塗装はまた今度ですね。
リンクには金属近接センサを取り付けたりする予定なのですが、まだ部品がないので、コントローラボックスの作り直しに移ることにしました。
以前に載せた回路図と箱への部品配置図は以下の通りです。

この段階で、パーツが増えているためにタイマー表示位置もスイッチ位置も変える必要があり、蓋側の箱の穴開けからやり直しが必要です。
でもさらに、
このブログで書いた送風機との連動もやりたくなってしまったので、回路図を書き直しました。
Moddoreが送風機の電源のON/OFFをするだけではなく、Moddoreのタイマートリガー操作もリモコン化する一番てんこ盛りにしたバージョンです。思いついちゃったので、この際、全部盛りにすることにしました。
問題は、部品点数がさらに増えるので、今の箱に入らなくなることです。
一方で、ベース部がコントローラボックスの大きさに合わせて作ってあるので、箱の大きさを変えたくない‥‥。さてどうしたものか‥。
‥‥‥箱への入れ方を思い切って考え直しました。

箱の底と蓋の裏の二層配置だとどうやっても入らないので、間にもう一層部品を配置する板を入れることにしました。
ただし、そのままでは箱の高さが足りません。
ではどうするのか? ‥‥‥箱を縦に伸ばしましょう。それしか思いつきません。
ということで、まずは板の切り出しです。
これを、こう組んで、木工用ボンドで貼り付けて、

蓋の嵌め込み部分の墨付けをします。
ここから、地道に彫刻刀で溝を彫っていきます。
こういう加工はトリマーを使うところなんでしょうが、ちょうどいい刃を持っていないのですよね。
彫刻刀の腕はないので頑張ってちょっとずつ、ちょっとずつ‥‥。

うまくできるか自信がありませんでしたが、時間かけてやってなんとかうまくいきました。ほぼやったことないようなこの手の作業は、時間のかかり方を無視するのが肝要です。とにかくちょっとずつやると。
コーナーを丸くして、だいたい削れました。
蓋を重ねてみると、

まあまあかな。
底側の箱と新しく作った木枠は接着するつもりですが、Moddoreに付いている底側を取り外して加工したいので後回しにし、先に蓋の加工をします。
タイマーの操作ボタンと表示の穴を墨付けして、
ボタンの穴を開け、表示の穴を糸ノコで切り取ります。
平ヤスリで穴を整えておきます。
透明アクリル板を小さく切り取って、

サイズを合わせていきます。
少しずつ削ってもうちょっとです。
ちょうどになったら、箱の内側をテーパー状に斜めに削って、嵌め込みました。

結構ギチギチ。
テーパー状に削ってできたこの溝に、溶剤を流し込みます。

うまく着いたようです。
‥‥‥と、今日はここまでですね。
コントローラボックスはまだまだ全然ですね。電気も確認することが多そうで、なかなか大変そうです。
《つづく》
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Posted at
2024/03/10 21:28:31