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2025年03月29日

スピティライフ助走開始

スピティライフ助走開始 スピットファイアMk3は、まだまだ納車までにはしばらく時間がかかります。その間に納車前の事前準備として、ガレージ内でエンジンを掛けておくための排気ガス排出ノズルアタッチメントを作っておくことにしました。

何と言っても60年代の車です。温間時のことしか考慮されていない時代の設計だと思うので、走り出す前にそこそこの暖機をした方がいいでしょう。納車は初夏頃になりそうなのですが、冬場には特に時間が必要だと思われます。どれほど真冬に乗るかはまだわかりませんけどね。

そして、ドイツから送ってもらった動画でアイドリングの音を聞いたことがあるのですが、まあまあうるさいのではないかと思います。正しく言うと、動画では絶対的な音量まではわからないのですが、うるさそうな雰囲気がするのです。そもそも、静粛性が求められていた時代でも車でもないですし、さらには定番っぽい2本出しスポーツマフラーに交換してありますので、静かなはずはないと思うわけです。

したがって、近所迷惑を避けるため、防音のためにガレージのシャッターを締め切った状態で暖機をすることになることは、車が来る前から決定です。そのため、有毒ガスをガレージ内で吸わずに済むように、新しく排気ガス排出ノズルを用意しておこうということです。マフラーエンドから吸い出すノズル部分以外は、ガレージハウスの新築に合わせて作った355用のものを繋ぎ換えて使うつもりです。2台同時に暖気することはありませんからね。


なお音と言えば、マフラー後半部だけではなく、エキマニも4-2-1集合の等長のものに変えてあるようなので、回したときの音が今から楽しみだったりします。


高回転まで回るエンジンではないですが、直4のパンチのある古典的で気持ちいい良い音がするんじゃないかと想像しています。4-2の集合部までの距離も、2-1の集合部までの距離もやたらと長いエキマニなので、排気干渉のない抜けのいい音がするんじゃないかと思います。

さらに、吸気音も結構するのかな?


ちょっと脇道に逸れました。話を戻します。

さて材料は、100mmのダクトパイプの継手2種です。


一つは、いわゆるチーズと言うやつで、T字型に二股に配管を分けるときに使うやつです。もう一つは、配管を45°曲げるときに使うものです。これらを切ってくっつけて、二本だしのマフラーエンドに合わせたノズルにしようという作戦です。

なお、車のマフラーエンドは、こんな感じのセンター出しです。

60年代の車なのに、こんなところもカッコいいのです。この2本をさらにそれぞれ2本に分けるマフラーカッターを付けて、センター4本出しにする改造も昔からあるようなのですが、さすがにそれはやりすぎな気がします。

前オーナーさんとは8時間の時差のあるメル友(死語)になれたので、事前にいろいろと質問をしていて、この2本出しマフラーの寸法もすでに聞いてあります。出口の中心間距離は27cm、地面からの距離も27cmだそうです。

ということで、まずは、切る場所の墨付けからですね。

出口中心が27cmの幅になるように45°曲げダクトを並べ、チーズのT字とくっつけたいので、

両方ともに22.5°でカットすればいいことになります。

ダクトパイプの直径は98mmなので、40.6mmの差を付けて斜めに切れば22.5°になりますね。

そうそう、大人になったら三角関数なんて役に立たないとおっしゃる方がいらっしゃいますが、三角関数はかなり役に立ちます。

ということで、マスキングテープとマジックを両方使って切る場所を決めました。


このダクトホースの継手は、結構頑丈な鉄板(亜鉛メッキ鋼板)なので、カットはグラインダーで行いました。

カット後はこんな感じ。



仮に合わせてみるとこんな感じです。


できるだけ平らに切ったつもりなのですが、結構ガタガタになってしまったので、平らな面にサンドペーパーを置いて、断面を少し平らにしておきました。



ほどほどまで仕上げて、カットはこれで完了です。


次は、これらの接合ですね。

接合方法はいろいろ考えたのですが、アルミ板に切り込みを入れた専用の固定部材を作って、内側にそれを当ててリベット留めで繋ぐことにしました。

まずは試しに、厚紙で固定部材を作ってみます。こういう感じに線を描いて、


切り出して切り込みを入れます。


真ん中の線で、半分は山折り、半分は谷折りにして、丸く丸めます。


これをダクトホースの切り口の内側に固定してみます。


反対側のパーツを合わせてみると、これでうまく接合できそうですね。


ということで、アルミ板からこれと同じ固定部材を切り出すことにしました。

強度と扱いやすさを考えて、0.5mm厚のアルミ板を使うことにしました。


墨付けはこんな感じです。

谷折りになる側は、クサビ状の切り込みにします。

金切り鋏でサクサク切って、


切り込みも切り終えました。


半分を山折り、半分を谷折りにして、


ダクトホースに入れてみると、



これでうまくいきそうですね。

‥‥‥っと、今日はここで時間切れです。後日時間があるときに、続きをやることにします。結構面倒くさそうなリベット留めからですね。
なお、溶接ができる人ならば、溶接の方が簡単かもしれませんが、私には道具も腕もありません。まあリベットもアクセントになって良いんじゃないかな。


ということで、スピティライフの助走が始まったのでした。
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Posted at 2025/03/29 21:27:19

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meitanteiさん

この記事へのコメント

2025年3月29日 23:47
溶接が出来る人を尊敬します(^^)
コメントへの返答
2025年3月30日 6:10
薄板でも見事に綺麗につけちゃう人とかスゴイですよね。

溶接ができるとやれることが拡がるのでしょうが、そもそも金属加工自体あんまりやらない(というかできない)ので、縁遠いです。
2025年3月30日 7:18
私には「三角関係」くらいしかワカリマセン(^^;;
コメントへの返答
2025年3月30日 7:35
良い返しが思い付かず、AIに丸投げしてみました。

【問いかけ】
「三角関係と三角関数という二つの言葉を使って、何かウィットに富んだ気の利いた文章、ジョークを考えてください。」

【AIの答え】
「恋の三角関係は、三角関数ほど明確な公式がない。なのに、サイン(sign)を見逃すと大問題!恋も数学も、間違うと修羅場か再計算だ!」 😆

う〜ん、つまらん。

もはや三角関係はなることはないと思うので、三角関数を使うくらいにしときます。

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「@プリマヴェーラさん、 あ゛あぁぁ、遅れたのが災いしてもうすでにダメかも」
何シテル?   08/08 13:25
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