
通常経路の中身が抜けたキャタライザー(
こちらにその様子、
こちらにも関連ブログあり)

の修理と、
キャタライザーのない直管に変えられていたバイパス経路のY字管↓

を純正のキャタライザーのあるもの(
海外通販で中古購入して準備していた)↓

に交換しました。
Y字管の中身は、メタル触媒です。
通常経路のキャタライザーについては、
1999年に変更された壊れない純正メタルキャタライザー(
例えばこちら)

は、そもそも中古を含めて探してもほとんど見つかりません。
eBayで探すと、一応新品が見つかるのですが、
一つ95万円で左右で190万円にもなります。ちょっとありえませんね。(今探すと、左側だけならフランスに中古があるようですね。)
一方、純正セラミックキャタライザーは、やはり
中身が良く壊れるようです(エンジンの振動と結合関係から特定条件での共振が疑われる)ので、触手は伸びないのですが、そこそこ流通はしています。以下はざっと出てきたものですが、新品・中古ともにもうちょっと安いものもあります。

ただし、新品は右側ばかりで、左側は中古しか見つかりませんね。やはりちょっとイマイチです。
そこで、経験者のhide-ssさん他、皆さんにもお勧めされましたが、
今の純正キャタライザーケースにメタル触媒を詰め直す修理をすることにしました。
修理は、有名な
アルバエンジニアリングさんにお願いしようかとも思いましたが、少しでも安い方がいいと思い、フェラーリ、ランボ系の整備工場でもある
Apertoさんがやられているリビルドサービス(https://aperto.shop-pro.jp/?pid=88686698)で修理することにしました。
私の車に付いていたキャタライザーは、乱暴に切って開けられ溶接されていたイマイチな状態だったのですが、通常は必要ない内部の追加加工もしていただいて修理していただけました。
胴体を輪切りにして溶接した後が、以前にセラミック触媒を抜いたときにやったと思われる乱暴な修理痕で、今回は元々の溶接に沿って切り開かれて丁寧に修理されています。
中身は、こんな感じです。渦巻きメタルになっています。

中を照明していない&ピントが中に合っていないので、イマイチよくわかりませんね。写真はお願いして撮ってもらったのですが、撮り直したい‥‥‥。仕方がないので、コントラストを上げた画像だとこんな感じです。
さて、修理・交換後、乗ってみてどうでしょうか?
まず、メタル触媒で抜けは良いでしょうからそんなものかも知れませんが、
アイドリング時の音量はちょっとだけ静かになったかなという程度で大きくは変わりません。今ついているキダスペのマフラーは、そもそも通常経路側もタイコが細くてうるさいものでしょうし、キャタライザーで音を積極的に抑えているわけではないのでそんなもんでしょう。通常経路側でちょっと回したときの音色もあまり変わりませんね。そもそも通常側に回したときのドラマは元々そんなにはないですけどね。
バイパス側のバルブを開けると‥‥、ん⁉︎
ちょっと音色と音量の変化(ボタンを押したときの差分)が明らかに大人しくなりました。抵抗が少ないとはいえ、Y字管にメタル触媒が入ったので、バイパス側への排気流量が減ったのでしょうかね。逆に言えば、Y字管を直管にするとバルブを開けたときのドラマチックさが増すということですね(それを求めて皆さん変えると‥‥でも生ガスそのまま出ます)。でもちょっと変わりはしましたが、
本質的な音質そのものはそんなには変わらないかな。音量はちょっとだけ下がったかなぁという感じです。サイレンサーもエンジン周りも何も変わっていませんからそんなもんでしょう。
それよりも、
3500rpmあたりからアクセルを踏み込んだときに、元々ちょっとこもるような音がしていたのですが、そのこもり音が小さくなりました。サイレンサーと排気脈動との兼ね合いで、特定の条件(周波数)で
(狙ってはいない)共鳴が起こっていたんだと思いますが、触媒で整流されたせいか、流量が減ったせいかはわかりませんが、明らかに小さくなりました。ボタン押したときの迫力は減りましたが、こっちの方がむしろ良い。
大局的には、そんなに大きくは変わらないと言うことですが、
マフラー製作のプロが見ても抵抗は小さいと思うものだと思いますし、
エキマニでの排気脈動の合成とサイレンサーで音は決まると思うので、こんなものかなと思います。
これで
車検を通しました。
実効的にも、浄化されていない排気ガスを出さなくなったと思います。
さて、話は変わってエアコンコンプレッサーからのガス漏れ修理についてです。
他社向けの新品流用、中国製互換製品利用を考えましたが、たまたま
リビルド純正品を見つけてしまったので、それで修理しました。
無難すぎる対応で、ネタ的には面白くもなんともないことになりましたとさ。
Posted at 2022/11/13 10:35:36 | |
トラックバック(0) | クルマ