円相場 37年半ぶりの円安ドル高水準 市場介入への警戒感高まる
2024年6月27日 12時02分
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27日の東京外国為替市場は、26日のニューヨーク市場でおよそ37年半ぶりの円安ドル高水準を更新した流れを受けて、1ドル=160円台半ばで取り引きされています。
円が売られやすい状況が続いていて、市場では政府・日銀による市場介入への警戒感が高まっています。
26日のニューヨーク外国為替市場では、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会の高官の発言などを受けて利下げを急がないとの見方が広がり、円相場は一時1ドル=160円台後半まで値下がりして、およそ37年半ぶりの円安ドル高水準を更新しました。
27日の東京市場でも日米の金利差などを背景に円が売られやすい状況が続いていて、市場では政府・日銀による市場介入への警戒感が高まっています。
午前中、鈴木財務大臣が「高い緊張感をもって動きの背景を分析し、必要な対応を取っていく」と述べて市場の動きをけん制したことを受けて、円を買い戻す動きも見られました。
市場関係者は「東京市場では午前中、急速に円安が進む動きはいったん落ち着きを見せたといえるが円が売られやすい状況は変わっていない。市場では政府・日銀による市場介入への警戒感が高まっている」と話しています。
Posted at 2024/06/27 12:49:49 | |
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