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昨日のETC試運転ルートは米子道+岡山道。

山陰と山陽を結ぶルートなので，山道が多くEVには厳しいルートです。
岡山には時々行きますが，下調べをしてない道路をEVで行くにはリスクが伴うので，普段はブルーバードでした。

ETCもセットアップしてもらったし，ちょうどお休みだしということで，特に目的を持たない，まさに試運転にでかけました。

岡山道と米子道は山道とはいえ，岡山方面に向かって下りが多くなります。
途中の高梁SA(90km地点)には急速充電器があるので，とりあえずそこまで行ってみることに。
自宅はもちろん100%で出発です。



湯原ICから米子道に乗りますが，そこまでに県境を越す必要があります。

峠のてっぺん，県境でのワンショット。
21ポイント使って23km。予想通りかなり厳しいです。出発時には176km表示だった航続可能距離は一気に102kmへ。目的地まではまだ60km以上。普通に考えたらマジかよ！？って思っちゃいます。

ところがここから湯原ICまでは概ね下り。


湯原IC入口交差点。約20km走って電池消費は4ポイント。航続可能距離は125kmまで復活（笑）
125+41=166kmなので最初に示してる表示はまんざら当てずっぽうでもないです。ずっと上りっぱなしの道路なんてないですから，あとは運転の仕方と上り下りの割合次第ですね。

高梁SA到着時の記録を取りそこねましたが，到着時は88.5km走って43%。季節もいいせいか，予想より残った感じです。ここから岡山市内まではほぼ下り坂なので，その気になれば無充電で行くだけは行けそうです。

初めて見る黄色い充電器。50kWタイプです。
いつもの充電器とスタート・ストップのボタンの配置が逆で最初充電できなくて戸惑いました。

14分充電したら81%まで入ってちょっとびっくり。
食事したりするにはちょっと時間が足りないくらい。途中で移動しに戻ってこないといけません。トイレ行ってコーヒー飲んでちょっと休憩くらいがちょうどいいみたいです。


ちなみにここ，200Vコンセントが併設されてます。急速に先客がいた場合に普通充電しながら待てるのかと思いきや「非常用」らしいです。

どうせなら急速待ちの間に使えるようにしておいてほしいものです。



昨日は岡山に行く用事はないので，次の賀陽ICで降りて，比較的充電設備の多いルートで帰ります。岡山県北は主要な国道(R179やR53)のEVインフラがあまり良くない（申請式だったり利用できる時間帯が決まっていたり）のでいくらか保険をかけたルートを予め調べておく必要があります。

1箇所目は道の駅かよう

高梁SAから10kmほどのところ。電池は全然余裕なので，ここは見てみるだけ。
30kWの有料充電器があります。先約はいませんでした。

R484，R429などでさらに20km走って道の駅かもがわ円城

ここにも30kWの有料充電器。
途中狭い田舎道の結構な上り坂がありましたが，電池残量が多かったので心配はありませんでした。
ここでもまだ64%残ってるので，休憩だけで充電は見送り。


更に走って津山市の院庄の交差点。


高梁で充電してから60km走って，81%だった電池は52%へ。勾配が思ったほどきつくないのと，速度域が低いので思ったほど電池は消費しません。

ここからR179で鳥取県に向かうわけですが，ここからは緩やかながら上り。
奥津の道の駅で32%なのでここで充電。

人形峠は上りきれれば，下りは倉吉までほとんどエネルギーを消費しないのでおそらく帰れますが，とりあえず保険で充電。

ここの充電器は申請式。

とはいっても，ロックされてるわけでもなく，先客がいなければ先に充電開始してから申込書を書きに行けばOK。その時間も勿体無いしね。
申請書は，充電待ちになったりしたときに呼び出しをかけたりするために使うそうです。イオンみたいな感じですね。

ここの充電器も50kWの超特急。15分ほどしたら32%→70%へ。ゆっくりバイキング食べてる場合でないです（笑）

あとは残った電池で家まで帰りますが，人形峠のてっぺんでの電池は61%。
家まで帰って56％。
ということはやっぱり充電しなくても帰れたわけです。

100%スタートでトータル210km走って急速充電2回。残り電池は50%
充電時間は15分×2回ですが，実質1回の充電で帰れる工程。休憩がてらの15分は割とすぐでした。充電箇所がルート上のいい地点にあれば，250kmくらいのコースでもガソリン車と遜色ないくらいの使い勝手かもしれません。

ただ，EVの遠出は休日より平日をおすすめするかなぁ。休日だとどうしても行楽が多くなって，田舎道でも急速充電器がふさがってる可能性もあります。
そのへんがポイントになるんだと思います。

いずれにせよ，岡山の往復くらいなら思っていたよりハードルは低いことが分かりました。