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約１年リーフに乗ってきて同じ道を３万キロ以上走りました。
最初の頃は毎日違ってた電費（航続距離）も，クルマの癖がわかって大体いつも同じような記録が出るようになりましたが，それでも同じ週の中で日によって１割位違うとこがあります。同じ道を走っているので，季節による要因（暖房・冷房）以外だと，それほど関係なさそうな気もしますが，もう一つの要因は天気。厳密には風と雨です。

トップ画像は今日の帰りです。128km走って充電警告が点灯。
普段だと25%以上は残っている地点なのでいつもよりかなり早く充電警告が点きました。ちなみにこれ，無充電じゃなくて途中で少し充電してこの距離です。

その理由はこの風。

帰りは強い東風で，東に向かって帰る自分にとってはかなり強い向かい風。

風速6m/sってそんなに強くないように見えますし，実際ピンとこない方もいると思います。これ，時速に置き換えると21.6km/h。ということは止まっていても21.6km/hで走っているのと同じ風を受けているわけです。
21.6km/h分の向かい風を受けて70km/hで走行すると，受ける空気の抵抗は91.6km/hで走行しているのと同じ。EV乗りの方は身を持って体感しておられると思いますが，60km/hくらいから電費は急激に悪化します。空気の抵抗は速度に単純に比例せず，速度の2乗に比例するので相対速度が上がると必然的に大きく電費が落ちます。向かい風が10m/sになると，70km/hで走っても実際は100km/h以上の風を受けて走ることになるので，電費が極端に悪くなるのは何となく想像がつくと思います。

この風の影響はある意味空調の負荷より大きいです。

通勤ルートはこんな感じで，日本海沿いを東西に走ります。冬の山陰は北西の季節風が強いので，朝は向かい風の日が多いです。
この時期ヒーターはいつも入っていますが，寒くて風が弱い日より，少し暖かくても風が強い日の方が米子に着いたとき残っている電池の容量が少ないことがあります。電費は寒ければ寒いほど悪化するという気がしますが，それよりも走行中に受ける抵抗の方が電費に大きく影響するようです。とっても寒くて風も強いと当然最悪ですが(^_^;)逆に追い風だとラッキー（笑）

あと，強い雨で轍に溜まった水の抵抗も結構大きいです。可能ならまたいで走ったほうが懸命ですね。