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以前の記事で書いた充電中の空調。
どうやらちょっと勘違いがあったようです。

先週の急な寒波。たまたま雪が水曜日は会社のクルマで帰ったのでリーフは契約駐車場で一晩を明かしました。木曜日の日中は吹雪で気温もほぼ上がらず。木曜日の夕方リーフに乗り込むと，バッテリー温度は０度でした。

一応，水曜日の朝出勤してきたときに50%までQCしておいたのですが，雪のちらつく中，帰るにはもう少しチャージしたいので，会社近くの充電器に寄って充電したときのこと。

リーフの急速充電の速度は，電池温度に対してクルマと充電器が話をして充電量を決めていますが，空調が使用するエネルギーは充電器が持て余している余力を使っているのではなく，リーフが受け入れているエネルギーの中から横取りしている感じになっています。
青は充電器からの入力。緑がバッテリーへの充電電力。充電される電力がエアコンのオンオフに左右される形になってます。私は充電電力(緑)は一定で，エアコンを入れると入力(青)がエアコンの負荷分だけ増えるのかと思ってました。というか，ここまで極端な日がなかったので，気づきませんでした。
夏場やそれほど寒くない時期で30kWくらいの入力があるときなら，空調に2～3kW程度横取りされる電力は相対的に僅かですが，バッテリー温度の低い極寒の中だと入力そのものが10kWを切ってしまいます。7kWしか入力がないのにエアコンに4kWも取られては充電時間が倍になってしまいます。

一部のミーブシリーズやアウトランダーでは充電中に空調できないので，それを思えばリーフはマシですが，こんな仕組みだったのは大きな勘違い。充電初期は比較的多めに入るので，まずはエアコンオフの状態でできるだけ多く充電。ついでに電池温度が上がるので，しばらくしてからエアコンで室温を上げるほうが得策なのかもしれません。近くにコンビニなんかがあれば先に寄ってくるのが良いのかもしれません。