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2022年02月10日 イイね!

電気とガソリン その3

EVオーナーになるずいぶん前,EVとガソリン車のコスト比較をしたことがありました。当時は電気料金も見直し前。再エネ賦課金もまだ2.5円くらいでした。

ガソリンが高騰する中,今の単価だとどんな感じになるのか再計算。

電気料金単価には賦課金を含みます。EVの電費は7km/kWh,深夜電力で充電するものとします。ガソリン単価を160円としたとき,15km/lのクルマでは1万キロで約8万円のコスト差です。依然として差は大きいですね。

EVを語るうえで,2つの側面があります。
一つは私のような「EVは走ってナンボ」
もう一つは「近距離だからこそEV」

前者はランニングコストの安さ故,走れば走るほど元が取れるという考え方。
少々車が高くても,長距離を走ればその値段の差は回収できなくはありません。ガソリン車にはない電池の経年劣化という特性からも,短期間でどんどん走る使い方はEVにあっています。

一方後者。農業や子供の送り迎え,近所への買い物など航続距離に制約があっても普段の行動範囲なら十分という考え方。ガソリン車と違って暖機不要ですぐに走り出せて,暖房もすぐ効くEVはちょい乗り用途に向いています。ガソリンスタンド過疎地域でも家に帰ればいつでも充電できます。

この2つの考え方に影響してくるのは車体価格。
前者の場合,少々車体が高くても走れば元が取れるので許容できなくもないですが,後者の場合は車体が高いのはネックになります。例えばデイズルークスに180万円のガソリン車と240万円のEVタイプがあったとします。その差は60万円。ちょい乗り主体だと1万キロ/年くらいがいいところでしょうから,60万円の差をランニングコストで取り返すには約8年8万キロが必要です。油脂代も必要になりますが,近距離ユースだと占める割合がそれほど大きくないのでここではあえて挙げません。1万キロで1万円くらいの油脂代が必要となったとしても10年走っても10万円でしょ?となってしまいます。油脂代が不要というメリットは私のような長距離を走る人には大きいですが,走ってこそ得られるメリットはちょい乗りの人にはメリットとは呼べません。10万円程度は初EVの人なら電気工事に喰われて消滅してしまうような額です。
EVとガソリン車が同価格であれば,後者であってもEVを選択するメリットがありますが,8年たってやっと得が出始めるのであれば,もともと初期費用が安くて使い勝手に制約が少ない分ガソリン車の方に軍配が上がってしまいます。

航続距離の制約というリスクを冒すにはそれに見合うリターンが必要です。EVの場合リターンは主にコストなのですが,現状ではリターンを得られるまでに時間がかかりすぎるのが問題です。ちょい乗りではリターンを得られない可能性もあります。電池価格が下がってガソリン車と同価格帯になれば,多少の制約を負ってもEVを選択する人も出てくるんでしょうけどね。
Posted at 2022/02/10 23:18:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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