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2022年04月20日 イイね!

電動化非推進派!

今年に入ってやたらとクルマの電動化の話題が多いです。耳にしない日はないくらい。一方でYouTubeなどの動画では,EV推進派と非推進派どちらの動画でもコメント欄はアンチなコメントが多いです。EVオーナーや推進派のコメントには「強がっているだけ」とか,「メリットばかりでデメリットを隠している」と言わんばかり。

私は基本的に俯瞰的で中立的な見方をするように心がけています。メリットもデメリットもできるだけ書くようにしているつもりです。ただ,アンチなコメントを見ていると,気分がよくないのは確かです。



私ははっきり言って今の世間の電動化推進の動きには反対です。
いつも書くように適材適所なので,EVが向く人もいればそうでない人もいます。


でも実は自分勝手な思いをあげるとそれ以外にもあります・・・。今回は視点を変えて中立的な意見ではなくちょっと自己中心的な意見で(笑)

一つは税金。
ガソリン税は従来は道路特定財源。道路の維持補修に充てられてきました。今でこそ一般財源化されていますが,遡れば道路はガソリン税でできているとも言えます。
「ガソリン税を払わないEVは道路を走るな」というコメントを見かけますが,その言い分は分かります。電気にはガソリンのような税金はありません。今の税制ならEVは極端に優遇されていると考えることができます。
電動車が増え,ガソリンの消費が減るとガソリン税の税収は減ってきます。そうすれば反対に増えてきたEVに対して課税をしようとするのは目に見えています。税金は取れる頭数が多いところに矛先が向きますからね。走行税なんてものが現実味を帯びてきます。
自動車税だって1000cc未満と同じ。0ccなんだから当たり前でしょ?と言ってしまえばそれまでですが,「1台のクルマ」という視点で見れば3ナンバーの車格のクルマがコンパクトカーと一緒なら格安です。

もう一つは電気代。
電動化で電気の需要形態が変化すると,当然電気の料金体系が見直されます。EVのランニングコストが安いという現状は,今の電気料金体系で成り立っているので,深夜電力の料金が大幅に見直されたりすれば,ランニングコストが安いというメリットが小さくなってしまいます。
私は電力関係者なのである程度の電力需給の仕組みは分かっていますが,太陽光の大量導入等で昔のように夜の原価(単価ではなく)が大幅に安いという常識は覆ってしまいました。ただ,深夜電力を使う温水器を推進してきた手前,深夜電力が廃止されることはおそらくないです。ただ,EVの充電需要が深夜に集中するようになると,単価が見直される可能性は大いにあります。
電力需給ひっ迫などの需給バランスの問題もありますが,それはひとまず置いときます。

会社から支給されるガソリン代にしてもそう。
現在はガソリン車だろうとディーゼルだろうとEVだろうとガソリン代ベースで支払われています。ガソリン車なら実費相当ですが,EVからすればかなり得をしています。これが「EVも多くなってきたからEVの人は電気代相当で」なんてなったらたまったものではありません。

少数派だからこそ優遇されている(というか目をつけられていない)部分は実は大きいです。ZESP2や無料急速充電器もその仲間でした。メーカーや自治体が肩代わりしてくれてるんですからね。現にZESP2は廃止されましたし,無料QCも絶滅危惧種です。あくまで普及対策の一環で,普通に考えたらあんな出血大サービスはありえません。

というわけで,自分勝手な意見を言えば「せっかく気づかれていないメリットで得をしてるんだからそっとしておいてほしい。食い扶持は少ない方がいい」です。
使い勝手やイニシャルコストも含めたトータルでEVが得かどうかというのはやはり人によりますが,今しかないメリットを受けるには早い方がよいというのが私の考えです。普及するころには今あるメリットはなくなって,普通のクルマになってしまっているかもしれません。
Posted at 2022/04/20 22:00:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「ディアスエアコン修理。定番の高圧ホースからのガス漏れ。夏前に気づいてよかったです。」
何シテル?   06/05 22:12
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