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こないだ買った除雪機。バッテリー，ベルトは交換されているとのことですがいかんせん機体の年数は結構経過しています。何となく大事に使われてきた感じは受けますが，実際どんな使い方されてきたかは分かりません。冬にはまだ間がありますが不安な要素は合間を見てメンテナンスしたいところ。
いきなり梅雨が明けてしまったので，暑くてたまらないですが今日は少し曇り模様で予定もないので決行します。

もともとメンテナンスとして冬までに計画していたのは
・オーガー，ブロアのシャーボルト交換
・シューター塗装
・オーガーベアリング点検
・HSTオイル交換
・オーガーミッションオイル交換
・ブロアハウジング塗装
といったところ。

HSTオイルとシャーボルトはいつでもできるよう手配済みです。





全部一度にするのは面倒なのでとりあえずシューターから。

家に買ってあった塗料がマーキングスプレーだったので，膜厚が出ず何回も重ね塗りすることに。お約束で垂れてきました(^^;

全然ついでじゃないですが，オーガーを外してみることに。

外したついでにブロアをシャシブラックで塗装。


この辺から調子づいてきます。
ここまで外したんなら・・・と，オーガーミッションのオイルを交換。
このケースはドレンボルトがないので，機体に搭載状態だと注射器みたいなので吸い出すくらいしか手段がありません。この状態ならひっくり返して全部交換できます。

このオイルは結構汚れると聞きますが，出てきたオイルは想像以上に奇麗。あまり使われていないのか最近メンテナンスされたのか。いずれにしても大事にされていたようです。こないだトラクターのロータリーオイルを交換した余りの#90のギヤオイルを使います。気温が高いので楽々入ります。フィラーが狭いので油さしを買ってきました。

で，オーガーとブロアがないのでせっかくならブロアハウジングを塗装。

赤スプレーだと面倒なので１回で膜厚の稼げるシャシブラックで。ついでにスクレーパーも塗装。

オーガーベアリングの点検と，備忘のためにベアリング型式を撮影。

ガタや異音もないのでここは再使用。オーガーシャフト側もケース側も手で簡単に外れるくらいでした。

シャーボルトは新品に交換します。

オーガー２本，ブロワ１本のセットでの部品設定になっています。

交換されているはずのベルト（走行・ブロワ）も確認。

ちゃんと新品のようです。疑ってすみませんでした。ついでに型番も控えておきます。

すべて組みなおして１７時。HSTオイルの交換をどうしようかな～
オーガーミッションのオイルも奇麗だったし，HSTも心配することはないかなと思いながらも，買ってしまっているし結局交換することに。

結構汚れてました。

ドレンプラグにも鉄粉がいっぱい。

さすがにHSTオイルまでは交換されていなかったみたいです。

全部抜いてリザーブタンクも掃除してオイルを入れます。

除雪機はリザーブタンクからしかオイルが入れられなくて，エアが抜けにくいそうです。機体を前に傾けたりオイルをゆっくり入れたりして，できるだけオイルが入りやすくしてやります。それでも時間がかかりました。プロの方は45度くらい傾けろと言っておられます。

ずっとこんなの無理だし！

一旦エアが出なくなったらエンジン始動してゆっくり前後進。エアが抜けてくるのでオイルを補充してまた前後進。これを何度か繰り返して，エアが上がってこないことが確認出来たら，リザーブタンクの油面を調整して終了です。
エンジンオイルは奇麗だったし定番なので交換してあるだろうということで見送り。簡単だしね。これでいつ雪が降ってもOK。真夏ですけど（笑）


農機などのシーズンモノってあまりオフシーズンにメンテナンスすることってないんですよね。大体直前か使用後。ひどい人は点検や試運転せずに当日焦ります。
夏に除雪機引っ張り出してるとすごく季節外れですが，ミッションオイルなど固いオイルは暖かい時期の方が入れやすいしエアーも抜けやすいです。手がかじかんだり腰が痛くなったりしにくいし，部品が必要になっても余裕をもって発注できます。
HSTオイルを注文しに行ったとき，除雪機が1台工場に入っていました。この時期に修理や点検に入れてる人って素晴らしいですね。工場の方からしてもこういう人はありがたいと思いますよ。

使わないときにこそメンテナンスしましょうね