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2022年11月12日 イイね!

ステアリングヒーターおまけ

ステアリングヒーターおまけ忘備がてらいくつかメモ。





E12にステアリングヒーターをつけるのに
1.必ず必要なもの
ステアリング本体
スパイラルケーブル(AZE0またはZE1用)

T32エクストレイルとかC27セレナとかのD型ステアリングはシャフト径が違うようです。ZE1リーフ用だけが合うという情報があります。スパイラルケーブルはAZE0でもZE1でもよいようです。初期型のZE0用はステアリングヒーターが寒冷地仕様だけのオプションなので,全車標準になったAZE0(中期型以降)が間違いないでしょう。


2.あるとよいもの
ステアリングヒータースイッチ
フリップフロップリレー
汎用リレー

スイッチは見た目を気にしなければ,インパネのブランクスペースにトグルスイッチなどでもOKです。接点容量があればリレーも不要。
純正スイッチを使うならフリップフロップ回路が必要になります。
市販されているフリップフロップリレーは2Aくらいしか容量がないので,ヒーター自体を開閉するためにメインリレーが別に必要です。


あとは回路構成

今回の回路はこんな感じ。リレー回路の制御電源(IGN)は足元のオプションコネクターから取りました。OBD2コネクタのすぐ近くです。
この回路構成の場合,ヒーターが使えるのはIGNオンの時だけです。ACCでは使えません。タイマー回路はないので自動では切れませんがパワースイッチをオフにすると一緒にオフになります。次に起動したときは必ずオフなので,必要の都度オンにする必要があります。この辺はリーフと異なる部分。

ヒーターの断続はステアリング自体に持っているサーモスタットでやっているので,外部から通電しっぱなしでOKです。チンチンになったりしません(笑)

ステアリングのセンターナットは再使用不可部品に指定されていますので,外した時は交換しましょう。
Posted at 2022/11/13 00:06:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年11月12日 イイね!

E12ノートにステアリングヒーターを付ける

E12ノートにステアリングヒーターを付ける9月末に入れ替えたリーフのステアリング。妹のE12ノートで活躍していますが,せっかくのヒーター付きステアリング。冬を前に活用できるように細工をすることに。

これには先人がいて,大変参考になりました。
ステアリングヒーター補完計画




とりあえず準備したのは以下
AZE0リーフ用スパイラルケーブル
AZE0リーフ用ステアリングヒータースイッチ
フリップフロップリレー
汎用リレー

まずはヒーターの電流を確認します。

リーフではステアリングヒーターは独立した回路です。リーフのヒューズボックスに電流計を挟んで確認。約5Aです。

運転席足元にオプション電装品用のコネクタがあって,ここからIGN電源が取れるんですが,こいつは回路全体で10A。

しかもこのヒューズの系統にはADASやAVMなど運転支援に重要なECUの電源が含まれています。さすがに後付け電装品をこんなところに噛ませるのは怖いので,ヒューズボックスから別に電源を引くことに。ここのIGN電源からはリレーの制御電源だけを拝借することにします。

で,問題のリレー。
単純なON-OFFスイッチで制御するのなら簡単ですが,純正スイッチを使う関係で,そう簡単には行きません。純正スイッチは押したときだけONになるモーメンタリ。本来はこの接点情報をエアコンアンプに送って,エアコンアンプからステアリングヒーターリレーをコントロールしています。

当然ノートのエアコンアンプにはそんな機能はないので,外部で組んでやる必要があります。これに必要なのがフリップフロップ回路。

スイッチを押す度にONとOFFが切り替わるリレーです。

ヤフオクに何種類か出品されています。

届いたばかりのリレーを解剖してみると

半導体仕様でなく,オムロンのメカニカルリレー4個を組み合わせたハードウエアシーケンスでした。
リレーにR1とかRXとか書いてあるのは,役割を確認するために自分で貼りました。ただ,このリレーでは接点容量が足りずヒーターの負荷を開閉できないのでもう一つリレーが必要です。

ここで登場するのがエーモンのコンパクトリレー。

昔使ってたやつで,10Aの接点容量があります。こいつも本来は収縮チューブで覆われています。

この2つをくっつけて一つのリレーにしてしまいます。ついでに配線を整理します。一度組んだ後に少し仕様を変更したので,ホットボンドが汚くなってしまいました。

フリップフロップ回路はただの制御回路。電流がほとんど流れないので,細い線に変更して主回路を開閉するリレーだけを太い線に。
青:制御電源(IGN)
白:トリガー(マイナスコントロール)
黄(細):表示灯電源
黄・赤:リレー接点
黒:アース

出来上がったリレーを収縮チューブに収めてできあがり。フリップフロップとメインリレーの渡り線や共通のアースなど基板の上で配線できるものはすべて収めてしまえば,外に出てくる配線はシンプルになります。



動作試験の風景。

途中で仕様を一部変更したので,写真にはない青線も実際にはあります。
ちゃんとスイッチの動作表示も点くようにしてあります。


ここからは取り付け編。黙々と作業したので写真は少なめです。

ステアリングを外して,コラムカバーをばらしてスパイラルケーブルを交換します

こいつは純正。

取り替えたスパイラルケーブルの下側。

左の灰色コネクタがステアリングスイッチ系。真ん中の黄色いのがホーンとSRS,そしてイルミ。右の白いコネクタがヒーターハーネスです。本来のノート用にはこのコネクタがありません。そして,ここは本来2極コネクタですが,先人の情報で2極コネクタが調達しにくいとのことだったので,3極コネクタに交換してあります。
このコネクタは純正ハーネスのコードクランプに干渉するので,そこはちょっと細工が必要です。


続いてスイッチ。

さすが純正。何事もなくつきます。このインパネ,メーターベゼルとアンダートリムを外さないと外せないのでちょっと面倒です。


電源はヒューズボックスの空きスロットから。

このやり方,容量も用途もわからないところから安易に電源を取るべきではないということで,ネット上ではNGなやり方です。まあ,確かに一理あるので否定はしません。長くなるので詳しくは書きませんが電気屋さんなのでこの辺はちゃんと検討済みです。
ちなみにこのスロット,常時電源なので必ずリレーが必要になります。

これらをインパネ裏できれいにまとめて,ばらすときにもばらしやすいようにコネクタを噛ませたりしたので,結構時間を喰いました。昼から初めて16時半くらいまで。やっと動くように。


もちろんイルミも点いて,元からあったみたい。

後は外したステアリングの各スイッチの動作確認,バッテリーを外したのでPWの初期化,時計を修正して試運転してヒーターとステアリングセンターの確認。全ても問題なしでした。

妹はしもやけができやすい体質。冬は指ぬきのイボイボ付き手袋で運転していたそうです。一見なくてもよさそうな装備ですが,贅沢というより実用的な装備ということはリーフで体験済み。これから活躍してくれることでしょう。
Posted at 2022/11/12 22:51:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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「ディアスエアコン修理。定番の高圧ホースからのガス漏れ。夏前に気づいてよかったです。」
何シテル?   06/05 22:12
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