
先日のレーシングカートシートの加工ですが、一段落しました。
一応、完成なのかな・・・?
前回のブログで書いた、FRPの複製品の周囲のバリをカットして
真ん中でぶった切って幅をツメてつなぎました。
最初からまとめると、
1. 中古のシートをGET
2. 1.のシートの幅を10センチくらい広げる
3. 2.の型をとる
4. 3.から複製を作る→2.と同じ形状
5. 4.を加工し、幅をちょびっと縮める
ということですね。
なんだか、とっても遠回りなことをやってると思われそうですね。
ボクもそう思います。
全部で1年くらいかかったかな・・・
で、いったん幅を広げて縮めてるわけですが、
なんでこんなことしたのかといいますと、
・・・
あれ?
何でだっけ?
・・・忘れちゃった。
なんてね。
ちゃんと覚えてますよ。
えぇ、覚えてますとも。
えっとですね、もともとカートのシートってキツめの
サイズですよね。
ガバガバだとヨコGとかに耐えれなくて危険、
とか、いろいろ理由があるとは思いますが、
それでもサイズが選べないのはちょっとツライ場合が
ありますよね。
人のお尻のサイズはバラバラですから。
まぁ、男の場合、自分のお尻のサイズを
意識する機会は少ないとは思いますが。
でも、カートのシートだけではなく、
例えばレカロのSP-Gとかでも、もうちょっと幅が・・・
と思うことってあると思うんですよ。
ボクの場合、以前にMR2に乗ってた頃に、SP-Gを
買ったときは良かったんですが、年月とともに自分の
お尻とSP-Gがとっても仲良くなってしまい、
別れ際に引き離すのに苦労するようになったと記憶しています。
(平たく言うと、デブになったためシートがきつくてクルマから降りにくくなった、ということですね)
そんなレカロ・・・ではなくて、ここではカート用にシートなんですが、
幅の加工をするとすれば、縮めるのではなく、広げることになりますよね。
問題はその幅です。
あまり広くしすぎると問題があるので、
できればジャストフィットなサイズになるように加工したいですよね。
でも、一発でジャストミートできないかもしれませんので、
何回かリトライできるといいと思いませんか?
で。
FRPパーツって延長するより短縮するほうが加工がラクちんじゃないですか?
少なくともボクはそう思います。
なので、おっきめの型を作って、その複製を作り、必要に応じてサイズを小さくする、
という方法でジャストなところを狙うという作戦です。
型を作るので、失敗しても何回でもチャレンジできますね。
3.と4.を必要に応じて繰り返すわけです。
で、一応、4.までを1回やってみたので、このネタ的には
完結というカタチになります。
今日のブログでは3.の後半と4.の作業内容を
紹介してみようと思います。
(ここからが本題なんですね~)
まずは前回の続き。
型にFRPを貼ったとこですね。
硬化したので、引っこ抜きます。

青っぽいのが型で、黒っぽいのが複製品です。
周囲の不要な部分(モサモサのところなど)を切断します。
これはマスターと同じく、10センチくらい広げた形状ですね。
当然、これってガバガバなので、幅を縮めます。
今回は6センチくらい縮めてみました。
ということは、10-6=4ってことで、最初のからみると4センチ広がっている計算ですね。
カットする位置を決めます。
真ん中付近の6センチを取り除くことにします。
マスキングテープで、カットするラインに目印をつけておきます。
んで、カット。
真ん中を取り除いて、つなぎます。
つなぐときは、マスキングテープで仮留めします。
裏からFRPを貼ります。
固まるまでまって、終了ですね。
表面につないだラインの後が残りますが、
強度的には問題ありません。
色を塗ればラインは気にならなくなりますが、
あまり意味がないので塗りません。
塗装すんのがメンドくさいからではないですよ。決して。
以上です。
あと、せっかく型を作ったので、ヒマがあればカーボン製のも
つくってみようかと思います。
ヒマがあれば、ね・・・
おしまい。
Posted at 2011/08/29 00:00:33 | |
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