最近、FRPのリップスポイラーを補修する機会がありました。
正直、補修作業というのは地味なので、あんましやらないんですが
たまにはやってみると新鮮かも。
で、せっかくですのでその様子をアップしてみます。
ボクとしては珍しく実のある内容ではないかと
自負しちゃいそうです。
内容そのものは、FRPの補修としては一般的なものですが、
この手の作業を紹介しているホームページを
最近あまり見かけませんので、何かの参考になるかも、ですね。
(以前はもっと見つけやすかったような)
もちろん、やり方はひとそれぞれ、といった部分がありますので
あくまでも参考程度に見てください。
ということで、まずは補修前の(破損した)状態です。
完全に真っ二つにわれてますね。
FRPでできているものは、FRPをつかって接着できるので、
割れてしまっても、 破片が残っていれば補修することは比較的容易です。
つなげばイイだけですので。
とりあえずくっつけてマスキングテープとかガムテープで
固定します。
裏面にFRPを貼るための準備その1。
ベルトサンダーでガーっと削ります。
表面を整えるという役割もありますが、
これから貼りこむFRPが密着しやすいように
わざとキズを入れるというのも重要な目的です。
(足付けといいます)
準備その2。
樹脂に硬化剤入れたりする前に、ガラスマットを
適当な大きさにカットしておきます。
ボクは手でチギってます。
で、樹脂を浸してペタペタやります。
可能であれば、脱泡ローラーなるものを使って、
アワを抜きます。
なければハケで、えいえいってやっとけば十分です。(たぶん)
ちなみに樹脂はたっぷりつけるとダメなんですよ。
樹脂が多いと色々問題があります。(詳しくは省略)
なんせ、樹脂は必要最小限に抑えるのが良いです。
画像では一部にしかFRPを貼っていませんが、今回は盛大に割れてますので
このあと全体的にFRPを貼っていきました。
説明のための画像を何回もとるのがメンドイので、画像はありません。
各自で想像してください。
ちなみに表面がごっそり欠けてなくなっちゃってるところは
基本的にパテを盛って成型したいところですが、範囲が広い場合は
FRPを貼ります。
この部分とかがそれですね。
表面にFRPを貼るとロクなことがないので、ボクはやりたくないんですが
場合によってはしょうがありません。
今回のケースも表からも貼りました。(ちぇって感じっす)
そのあとはもう、パテとサフでがんばっちゃいましょう。
要するに画像がないんですが、まぁ、表面にアラがあるんで
パテを使って何回か修正を繰り返したと思ってください。
で、最後のサフを吹いたのがコチラ。
このあと、ボディ同色にぬったり色々作業があったんですが、
今回のテーマはあくまで補修ですので、ここまでです。
一見、ムズかしそーな部分もありますが、基本的に
単純な作業のみですので、がんばればDIYでも十分可能なレベルだと
思います。
われたリップにお困りの方、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
おしまい。(オチがないので おちない、なんちて。)
Posted at 2011/07/29 23:52:37 | |
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