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2024年04月18日

【過去のmixi日記から】その53…このキャブは??

【過去のmixi日記から】その53…このキャブは?? 旧車バブルの今にして思うと、それ以前はかなりいろいろなパーツを安価に入手しては処分してたんだなって…残念に思う事が多々ありまして

それが今回のこのキャブで思い出しました。

今回の主役もやはりソレックスのキャブレターですが…今では欲しくても買えない憧れの44パイのお話。


2008年2月11日のブログです。

ここ数日の寒さで、ちょっと風邪ひいたかもしれません。。。
でもジッとしていることが嫌いですので、今日はこんなものいじり始めました…ソレックスです。ホコリだらけの泥だらけ、見た感じはボロです。

でもこのソレックス、よく見りゃちょっと変わってます。そう…イタリア製なんです!
ですから…おなじみの三国製とは構造が違うみたいです。
ここらへんに興味があったので、ヤフオクで思わず落札しちゃいました。
もちろん、このまま使えるとは思いませんので、観察がてら掃除してみようと思いバラしてみることにしました。
(運が良きゃ、使える…かな??)
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外見は、かなり汚いです。色が変わってるように見えましたので、ワイヤーブラシで擦ってみましたが…ほとんど変わりません。

ジェットカバーも独自の形してますね。中身が気になりますが、急いで開けちゃいたい衝動をグッと堪えます。だって、ガスケット破ったら、はたしてスペアが入手できるかどうか分かりませんからね。

で、慎重にガスケットを剥がしていき、いよいよジェットとご対面。もちろんガスケットは大丈夫です。
さて中身は…期待に反しておなじみの光景でした。
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ところが、このジェットを外してビックリ(汗)

…こんな形してました。見たことありませんね、こんなもの。
これじゃ、ジェットの交換できないよぉ…!

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あらためて写真を見ますと…刻印などがあるんですが、全く読めない(泣)
既に写真も無きゃ、この本体も無いわけで…調べられないんですけどね。
でもこの時の日記を見れば、しっかりイタリア製と言い切ってますもん…そうなんでしょうね。

で、続きです。

続いてフロート室を覗いてみましょう。これは4本のボルトを外せばOKですが、ここにもガスケットが入ってます。こいつは形が大きいうえに複雑な形状をしていますので、慎重に剥がしていきます。

今までにもジャンク品を分解した経験は2度ほどありますが、この部分はともにガスケットが本体にこびり付いてしまっており、キレイに剥がせたことはありません。今回もきっと難儀するんだろうなぁ…と思いつつ、カッターナイフの刃を慎重に当てながらコジリぎみに進めていくと、いとも簡単に“ぺきっ”という音とともに剥がれました。
…良かった。
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またもや、構造の大きな違いを発見。
フロートがカバーとは別体になってました。ってことは、フロートの高さ調整はどうすりゃ良いんだ??? なんてことは、この際考えません。

それより、このフロート室が汚い汚い。 アルミの粉が付着して、触るだけで粉が舞います。でもガソリンがキレイに抜かれた状態で保管してあったようで、何も付着していないのは助かりました。

この調子で加速ポンプも外しちゃいます。ダイヤフラムももちろん慎重に剥がします。
見た感じここら辺は、三国製と同じ構造です。
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いやぁ、しかしやっぱり汚い汚い。白い粉で一面覆われてますね。
でも、ダイヤフラムはまったく破れもなくキレイなままでした。良かった良かった。

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すっかり楽しんでますね(笑)これぞ『好奇心』。これ忘れちゃったら…なにも楽しくないですもん!?
しかしこの構造…ほんと面白いです…が、まだ何も知識の無かった私には、単なるおもちゃに過ぎません。
その証拠に…磨いてもきれいにならないから、仮組した状態でとっとと手放しましたもん、ほぼタダ同然で(泣)

ちなみにきれいにならないのは…アルミダイキャストではなく、それ以前の亜鉛ダイキャストなんです。
加えて、ネジ類がすべて『マイナス』ですもん…これまた古い時代を物語ってますね。
あぁ、取っておけばよかったぁ。。。



で、どうなったかというと
この続きです。



スターターカバーもはずしてみます。これも三国製と同じ構造ですね。もうお手の物です。
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ここまで外してあと残るは、バタフライとベンチュリー。
バタフライについては、以前ジャンク品をばらして元に戻らなくなり、大変苦労した覚えがあります。

たしかその後で知りましたが…外しちゃいけないそうです、素人は。
ですので今回はヤメ。

ベンチュリーは…インナーもアウターも、固くって抜けません!固定ネジはすべて外してますので、ちょっと強めにひっぱたけば抜けるとは思いますが、無理は禁物です。

さっさと諦めちゃいました。

で、全体をざっと洗い、汚れをワイヤーブラシでちょこちょこっと磨いて時間切れ。
あとは、穴という穴を“エアスプレー”でブシュ~っと吹いて、詰まりのないことを確認。とりあえず安心しました。
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で、組み付けて、とりあえず終了。
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あぁ、風邪が悪化してきたかも…。





こうして無事に2基(そうです、2つ揃ってました!!)がきれいになり、ガスケットさえ変えればいつでも使える状態に…なってたはずなんです。

でもこの時はまだ「ガスケット用紙」なるものの存在を知らず、「あぁ、これじゃ使えないわ」ってことであえなく放出しちゃったんですよね、置き場所も無かったんで。。。

あぁ、あこがれの44パイソレックス。
これだけでいまなら…2桁万円いけるんじゃないかな???
この時はそんなことも全く想像できず、あっさりとゴミ価格で手放しちゃったんですから…泣けるぅ。

で、今でも手元に残ってるのは…例の排出ガス被った「残念な」5型キャブ。。。
人生はこういうことの繰り返しなんですよね。

いつまでたっても「貧乏父さん」のままです。。。


ブログ一覧 | mixiネタ エンジン | 日記
Posted at 2024/04/18 05:22:50

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この記事へのコメント

2024年4月18日 9:37
キャブに拘るなら車より高性能なバイク用のキャブをシリンダーごとに付けなきゃ
昔のF1とかシリンダーごとにキャブ一個付いてましたよ

いっその事キャブやめてインジェクションにしましょうPCで燃費も思いのまま (笑)
コメントへの返答
2024年4月20日 7:45
そういう友人がいらっしゃいますよぉ。音が最高に気持ちいいんですが…ずぼらな私には、同調なんて技があるわけでもないので、そういう高度なメカは無理ですっ!!!!

インジェクション…魔法の飛び道具ですっ!ますますアナログな私には無理ですよぉ。。。
2024年4月18日 10:39
これはアルファロメオのキャブですね。使った事ありますがジェットなんかも高価だったしミクニの方が良かったですね。
コメントへの返答
2024年4月20日 7:47
そうなんです、よくご存じで。
この時は知りませんでしたが、どうやら私がヤフオクで出したものは、その手のショップさんが喜んで買ってくれたんじゃなかったかなぁ?!

今ならいくらなんでしょ(滝汗)
2024年4月18日 12:14
うわー!
今考えるともったいないですよね。あのころは、いろんなものがまだまだ安くって、「また買えるから~」って思ってたところがありますよね。
 私も遠慮すればいいのに、無神経にいっぱい譲ってもらいましたが、(でかバンさんには、今もお世話になりっぱなしですが)、今考えると申し訳なくって仕方ありません。みんともさんの繋がりってありがたいですよね。
コメントへの返答
2024年4月20日 7:49
そうなんですよね、当時は邪魔になっちゃうものがゴロゴロあって、だから「欲しい時にいつでも買えるから」って思ってたものが…今じゃとんでもない価格になってる(滝汗)
いえいえ、やはり個人でつながってるお仲間さんとは、助け合わなきゃいけませんからね。遠慮なさらずにっ!!!
2024年4月18日 12:20
キャブやソレックスの仕組みはわかりませんが…
日頃見ても外観だけでしたが、分解すると新たな境地が見えてきますね👀。
エンジンも奥深いです😊
コメントへの返答
2024年4月20日 7:52
分解すると…ハマるんです。お子様なんですよね、おっさんなんですけど(笑)
こういう好奇心、若い人達もきっと多くの人たちが持ってるんでしょうけど…今の時代は分解する対象物がすべてエレクトロニクスの塊ですからね。分解しても結局は…つまらないんでしょう。。。
かわいそうです(泣)
2024年4月19日 18:41
ありゃーもったいない事をしてしまいましたね。まあパーツが貴重になるなんて当時は考えませんものね。
ソレックス、当時は1キャブしか知らず4気筒でなんでツインなの?4連にしないの?なんて思ってました。
双胴型だと教わりそういうことかと。
オートバイ乗ってたので1気筒1キャブが基本と思ってたので。
いっそインジェクションにして4連スロットル化してみてはいかが?
コメントへの返答
2024年4月20日 7:55
まさかこういう時代が来るなんて、誰も想像してませんでしたもん…いろいろなものをどんどん処分してたんですよね。
逆に私はバイクを知らないので…4連って言われちゃうとマジで頭がバグりそうです(笑)
FCRキャブ(だっけ?)を付けてる人いますが…なかなかいい感じですよ、メンテが大変そうですけど。

インジェクターの噴出量をPCのプログラムで変更して馬力を稼ぐ…もう、わけわかりませ~ん。
2024年4月19日 19:46
汚いクッタクタな外観🥴をこ汚い😅程度まで、苦労して磨き上げたのに、随分ともったいない結末でしてね。
 そもそも本国ソレックスよりミクニソレックスの方が品質は良いようですが、蕎麦屋とか老舗で、暖簾分けした店の方が本家より美味いってのが、時々ありますけどあれと同じ感じしますね。(笑)
 ただ、これ相当古そうで多分アルファかランチャ辺りからの出自かと思ったのですが、それでも44πってほぼ採用されて無いんですよ。そうなると、もしかしたら、マセラティとか、あるいはコスワースチューンのフォード・コルチナとか結構スゲー車についてたのかもしれませんね!って少し夢見てみました。(笑)😄
 ↑アタシは、ツインチョークっていう名前から、チョーク機構が二段階なのかと誤解してましたよ。(笑) でもトリプルチョークってのもあるって知って、それがバレルが三連なのを見て、バレルの数って解ったのは秘密です。(笑)😇
 でも、チョーク機構のチョークって窒息させる、ふさぐ、って意味なのは解りますが、なんでバレルのことをチョークって言うんですかね?(笑)(多分、狭窄したダクトってことなんでしょうけど、いい加減な想像(笑))😅
コメントへの返答
2024年4月20日 8:06
なんか、この時は…仏像様を磨き倒す爺の心境に達してたんじゃないかなぁ??そんな感じで、黙々とやっては諦めたんじゃなかったかと。。。
このタイプはアルファ系がずっと使ってたようなんです、詳しくは知りませんけど。でも今の時代にネットで検索すりゃ、出てくるわ出てくるわ…この色のキャブが(笑)きっとこの時に手放したこの個体も、今やどこかでしぶとく息づいているんじゃないかと思うと、リサイクルに貢献できたんだと嬉しくなりますよ…激安処分価格で放出したことを除いては(笑)ほんと、値が付かなかったんですからね、当時は。。。
「ばれる」なんて単語、久しぶりに聞きました。そんな単語、オイルマネーに浮く富豪方が相場に一喜一憂するときに反応するくらいか、あるいはいたずらっ子が親の目をびくびくしてるときに発するくらいでしょう(爆)

チョークって言葉も、プロレス技で納得しましたが、黒板とは何の関係も無いですしね…でもあの、キィ~ッていう甲高い音には、一瞬呼吸が止まります。
あっ、それかなぁ(笑)

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「@ヘルメス阿部さん、あはは、ナイスな突っ込み! これ、気がつかなきゃアホでしょう?!」
何シテル?   08/08 18:10
小学生の頃に憧れたセリカ。平成元年に入手し、はや34年目に突入。それからもちろん、悪天候なんてまったく躊躇せずずっと日常的に乗り続けてます。 だって乗りたくて...
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