先日のコンロッドの重量差『31g』を削り倒すには、さすがにちょっとハードルが高いと思い、結局気分がすっかり萎えちゃった…んですよ。だからまだ“実作業”には取り掛かってません。
でももしかしたら、ピストンの重さが違ってて、それと合わせて重量バランスを取ってるかも…!?と思い、ピストン単品の重量計測をしてみました。

その結果は予想に反して…ほとんど差がありませんでした。。。
ってことで、やっぱりコンロッド単体での重量合わせをしなきゃいけませんね。。。
でもそれをちょっと躊躇してるわけは…そもそも、いろんなサイトを覗いていると、闇雲に削り倒せば良いというものではないことが“なんとなく”判ってきたんですよ。
ほとんどのサイトで書かれているのが…ロッドの全体重量で判断するのではなく、大端部(クランクに結合する大きな穴の方)と小端部(ピストンピン用の小さな穴)の双方の重量バランスを量ったうえで、そのどちらもが他のロッドと同じようなバランスになるように調整して削る…とあります。
なるほど…確かに、小端部はシリンダー内を上下運動してるだけですが、大端部はクランクとともに円運動しているので、しかるべきところを見極めて削らなきゃいけないようですね!!!納得。
結構難しそうでしょ…これだけでも。
だから躊躇ってるんです(笑)
でももっと気になったのが、そもそも31gも違うことって普通に有るのかなぁ?ってこと。
そこで、他のがどうなのか?…手持ちの(?)コンロッドを引っ張り出して調べてみました。
まずは、18R-GUの部品取りから抜き出したセット。
最大が

の819g(子メタル含む)
最少は

812gですから…その差は7gに収まってます。
次に、18R-GEU用って聞いてたモノ。
こいつ、形状は18R-GUとまったく同じなんですが、唯一違って見えたのがこの部分。

ロッドとキャップの位置合わせの刻印が、それまでの「テーキン打刻」から「印刷?」っぽく変わってるんですよ!?おもしろいですねぇ。。。
で、重量の最大は

770g(これは子メタルはついてません。)
最少は

766gなので…4gの差に収まってるじゃありませんかっ!!
スゴイスゴイっ。
続いて、得体のよく判らないコンロッド(笑)
これ…よく見ると両端の形状が全く違うんですよ。

ねっ、スパッと切られてるでしょ!?
拡大すると…

う~ん…穴径も長さも、18R-G系とまったく変わらないんですけどね。。。
何なんでしょ、このコンロッドは???
で測定すると、この最大値は

878g(子メタル含む)
最少は

855gですからね。その差は23g。。。
さすがに31gまで大きくは無かったんですが…やっぱりちょっと大きいか(汗)
…ということで、今回は計4セットのコンロッドを比較してみました。
「あはは、十分に変態でしょ!?」
ってことで、今回はこの差が一番小さかった「18R-GEU用」を使うことにしましょう!!!
これなら削らなくてもイイですから(爆)
でも…すでにコンロッドメタル(子メタル)は製廃だそうですからね、組付けは…どうしましょ????
以上、さすがに今回は…面白くないブログになっちゃいました。。。
ごめんなさい(汗)
Posted at 2016/08/30 20:38:04 | |
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