昨日のブログでちょっと触れた高速道路上でのトラブル。
幸いなことに何事もなかったからこそ、今こうしてお話できますが…やはりこんなことにならないためにも、もうちょっと慎重にすべきだったと反省することしきりです(汗)
…という反省の意を込めて、長文になりますことご容赦願います。。。
その割には、“内容は無いよ~う!?”です(笑)
さて、思い返せば…東名集中工事で渋滞にはまり、名古屋高速経由で周ってやっとこさ小牧から名神に合流したところから始まったんでしょうか、悪いことは。
名神ではさすがに皆さん飛ばしてましたので、こちらも前の車にあわせて、ずっと追い越し車線を追いかけます。
しかも季節外れのポカポカ陽気に気温も心もアゲアゲ~っ…とばかりに、左右の窓を全開。
ステレオから流れるミュージックにあわせ、ガンガンアクセル踏んじゃってたんです。
窓開けてるから愛車の様子がダイレクトに伝わってくる(感じがする)んですよね、音と振動、そして臭い。加えて最近は油圧計や電圧計等の計器類も走りながら確認するクセがついたますから時々チラ見してはますます調子に乗ります。。。
うるさいけど、なんたって風が最高に心地よいんですよねっ。
ついでに、右腕も窓から外に出して、ドアミラーの上に乗っけながら走るのが、私にとっては最高にリラックスできて走れるんです。
こんな状態で走ってると、意外に愛車のいろんなことに神経が敏感になってるようでして…この時はまずアクセル踏んでる右足の裏側に異変を感じました。
「あれっ、かすかな振動が出てないかいっ??」って。
アクセルを通して、エンジンの回転がおかしいような。。。そんな感じがしたんですよ。
場所はちょうど羽島パーキングエリアを通過したところのことでした。
でもまだこの時は、それほど心配はしてませんでした。
路面の荒れが伝わったんだと思ったんです。
だからもちろん、次の岐阜羽島インターチェンジも通過。
でも、それはやっぱり気のせいじゃなかったんです。
そのうちに、明らかにちょっと違う振動がはっきりとわかるまでになってきました。
さすがに…ちょっと焦るっ。
こりゃきっと、アクセルを一定に踏んでたことでプラグがかぶったのかなぁ…って思い、カーボンを飛ばすつもりでちょっとアクセルを強く踏むと…ありゃりゃ、回転が上がらないじゃありませんかっ!?
燃料はたくさん入ってるから…やっぱり火花だよなぁ???
それじゃアクセルをゆっくり踏んだらどうだろう?と思い試すと…とりあえず少しずつだけど回転も付いてきます。
とりあえず走れそうだ!!
と言うことで、まずはスピードを落として走行車線に戻り、アクセルの急激なオンオフは極力避け、無理せずアクセル一定で前のトラックについていきます。つまり…我慢の時速80キロ定常走行。
そういえばこの80キロって、最近まで「経済速度」って言われてた“燃費が最も伸びる速度”なんですよね。
あはは、でもこれ…ストレス溜まるわ(汗)
幸いなことに、このスピードならそれほど振動も気にならない。麻痺しちゃったのかもしれませんけどね。。。
そこに、大垣インターチェンジの文字が見えてきます。
「どうしよう、さすがにこれじゃずっとは走れないよね。」
「いっそのことここで降りて“普通じゃない自動車屋さん”の門でも叩いてみようかな?」
…と、心の中で葛藤します。
というのも走りながら思い出したこの症状は…何となく“あれ”っぽかったんですよ!?
もしそれが正解だったら、わざわざ高速を降りなくても、なんとか次のサービスエリアまで行けば大丈夫のはず!…とも考えたりする。
でも同時に、路肩に止まっちゃってJAFの救援を待つ自分の姿も想像したりして…思わずアクセル緩めそうになります。
結局は「え~いっ、なるようになるわいっ!」っとばかりに、そのままの勢い(笑)で、大垣IC を通り越す。
すると、それを察知してか…急に振動が今まで以上に感じられるようになってきちゃいました(汗)
「しまったぁ、痛恨の選択ミスったかぁ?素直に白旗あげて…素人ですがお願いいたします。。。って“普通じゃなさそうな品ぞろえの自動車販売店”に駆け込んだほうが良かったかも?!」っていう気持ちが頭の中を駆け巡る。。。
ついには「ここから助けて!って言っても…どんどん遠ざかってるから相手にされないよねぇ(泣)」なんて考えちゃう始末。
つまりが…めちゃ不安になってきちゃたんですよ(滝汗)
しかも悪いことに…何となくガソリン臭いまでしてきたような気がするっ!?
こうなると、もう不安しかありません。
とにかく次の出口で白旗あげよう…って。
前のトラックにへばりついて、なんとかだましだましスピードを維持して…やっとの思いで、次の出口…じゃなく、幸いなことに養老サービスエリアが見えてきました!!!
やったぁ~っ!!…と、気を緩めたとたんにエンジンが止まりそうになる。
ついでに心臓も(滝汗)
この間、長いこと長いこと…それでもやっと養老サービスエリア導入路にステアリングを切り、滑り込むと同時に
あはは、見事にエンジンストール。。。
幸い惰性でそのまま走行し、隅っこに滑り込んでホッとひと息。
あぁ、なんとか無事に(?)到着。
で、あわててエンジンルームをのぞき込むと…
目に飛び込んできたものは…ガソリンがキャブの下にダラダラと流れ出てる光景(滝汗)
感覚では、ダラダラというよりもジャバジャバかな?!
とにかくしばらくは流れ出てましたもん(汗)
半端ないガソリン臭でしたが、幸い風も強かったんで…周りに拡散しちゃったみたい。
でもエンジンルームのフレームに液体は溜まるし、もちろん床面にも垂れてましたから…かなり焦ります。
あわてて車に積んであったタオルで受けましたもん。。。
幸いエンジンは(意図せず)止まってましたし、イグニッションもOFFにしてましたから…火が付くこともなかったんですが、この時ほど、“18R-Gエンジンがクロスフロー構造でよかった”と思ったことはありませんでしたね。
これがL型だったら…間違いなく車両火災ですから(滝汗)
で落ち着いたところで、まずはガソリンの流れ出てた付近を調べます。
真っ先に思ったのは、燃料ホースに亀裂が入ったんではってことなんです。
その亀裂の程度が大きけりゃ、もちろん走行中にエンジンストップなんでしょうけど、今回はずっとうごいてましたからね、その漏れ量がわずかだったんじゃないかって思ったんです。
でもこれじゃ、エンジンの異常な振動にはつながらない。
(結局あとでホースを調べましたが、やっぱり全くの異常はありませんでした。)
でもそれよりも、真っ先に頭に浮かんで消えないもっとも不審な個所といえば
そうです、すでに何度もここで公開してる持病ともいえる…「キャブのジェット緩み」。。。
早速ジェットカバーを開けてみると…
あはは、またやっちまったい(汗)
今回も見事に緩んじゃってましたよ、ひとつだけ。
しかも派手に。
そうですね、これ…もうほとんど抜けちゃってるので、燃料を霧化するどころか、そのまま垂れ流し状態にしかならない。。。
だからシリンダーに流れ込んで失火気味になるわ(これが振動の原因、逆流してエアクリーナー側から流れ出るわ(これが先ほど見かけた驚愕光景の原因)…ってことだったんでしょうね。
でもまさかここまで緩んじゃうとは…高速走行ならではなんでしょうか!?
この1番だけが今回抜けちゃってて、他は全く緩んでないことから…どうやら前回は(名古屋の街中で注目されながらの作業ゆえ)こいつだけ閉め忘れたんだと判断。
今回はしっかり締め込んで、念には念を入れて燃料ホースも確認して異常のないのを確信してから…イグニッションONっ!!!
はいっ、何事もなかったかのように…普通にアイドリングしました。
しかももちろん、滝のように流れ出るガソリンの流れも見られませんっ。
あぁ、よかったぁ。。。
しかし、SAの片隅でボンネット開けてエンジンルームをのぞき込んでる姿って…やはりなんか哀愁漂わせてたようで、遠くからではありますがこちらをずっと見てる人が数人(汗)
視線がずっと刺さり続けましたもん、早くこの場を逃げ去りたいっ(笑)
こうして今回は“おおごと”にならなくてホント良かったんですが、これが本当に炎上しちゃってたら…もう私もその場で首吊ってたかも知れません。
素人整備の怖さというものを今回あらためて痛感した次第です。。。
深く反省。。。
このセリカに乗り続けて30年近く、実にいろんな経験をしてますので…それが変な自信にもなってるような。
素人が半端に自分で原因を考え、都合よく解釈しちゃうんですよね…しかも根拠もないままに。
で、その思い込みばかりが先に立っちゃって、「白旗」をなかなかあげられなくなってる・・・。
でもそろそろそれも通用しなくなる時期が来てるのかもしれません。
早めの白旗こそが、自分の命と愛車の寿命、そして周囲の方々の人命すらもしかしたら短くする可能性も大だってことを肝に銘じる必要があるのかなぁって思いました。
これが一番難しいんですけど…ね。。。
とにかく過信は禁物、これをまずは常に頭に入れておかなきゃいけませんね。
ちなみに、SAにはこんな車が停まってましたが…

「これなんだぁ?」ってじっくり観察する余裕は…ありませんでしたね。
落ち着いたころには…消えてましたもん。
以上、自己反省を含めて、ブログアップいたしました。