エンジンの再搭載の完結編、ブログアップ忘れてました(汗)
寄って、いまさらですが書き残します…今後のために。
さて、結局先週の日曜は終日雨になりましたね。
朝いちのほんの短い間に嫁に「やらないと雨降るよ」って脅されて、いそいそと再開し奇跡的にエンジンとミッションンがスコンってハマった嬉しさを…そのまま翌日に持ち越して、翌日の月曜は朝から作業開始です。
もうヤマは越えてるわけですもん、ものの数時間で終わるだろうと…その時は感じていたんですが、やっぱりそうは問屋が卸すわけもなく。。。
結局今回も1日掛かりの作業となりました。
どうも身体じゅうが痛いんで、思ったよりも動けないんですよ(爆)
で、最初に手こずったのが…エキマニとフロントパイプの結合。
フロントパイプ以降、触媒からマフラーまで車体に付けたまま、今回はエンジンにエキマニを付けた状態で降ろしてますもん…ミッションとのドッキングも必要ですが、フロントパイプとのドッキングも不可欠なんですよね(汗)
まぁゴムで吊っているから、自由度はありますが…でも大変。
ついでに困ったのが、その間に挟むガスケットが…無かったこと。
実は18R-Gは48年、50年、51年、53年と排ガス規制を受けているんですが、なぜか私の50年対策済みの18R-GUだけは…ガスケットが特殊。
それ以外は4→2→1スタイルの排気なんですが、50年だけは4→1。よってこのガスケットは普通よりちょっと大きなサイズで…汎用性が無かったような?!
で今回は…発注ミスで入手できてないんです。
となると、再利用しかありませんので、マフラーパテを旧いガスケットに塗りたくってやろうと思い、以前使った残りの古いのを探し出したら…ガッチガチに固まってて使えず(泣)
ついでに出てきた液体ガスケットも、もちろん硬化しちゃってて…共にゴミとなりました。
で、次に思い立ったようにラジエターの掃除をやっておきます。

あは、やっぱり水垢が出てきましたね。
で、その様子を見ちゃったら、どうしてもついでにやっておきたくなるのが…エンジン内部の水路お掃除&ヒーターコアのお掃除。
共に、ホースの水圧を上げてブシュ~っと勢いよく水を注入します。
もちろんエンジン内部へはサーモスタットを外して、そこから…

ヒーターコアへは、エンジンから通ずるホースに向けて…

ブシュ~っ!!!
いやぁ、これは実に楽しい。
汚く変色したLLCが流れ出る光景は。ホント気持ち良いもんです。
これで昨冬に感じたヒーター能力の低下が復活するんじゃないかと思うと、チカラ入りますね。
こうした作業の後、いよいよスターターを取り付け、キャブを組み付け、デスビを付けて…新たな冷却水を注入。もちろんエンジンオイルも新調して。。。
そうそう、デスビの取り付けはちょっと気を使います。
ちょっとした位置のズレが点火時期に大きく影響しますから…それが正解かどうかは、とにかくバッテリーを繋いでキーをONにしなきゃわからない。
で、ばてりーを搭載し、ガソリンがキャブのフロート室を満たすまでかなりのクランキングしてから…しばらくすると、意外にもあっさりと始動!!
やったねっってホッとしたのも束の間…
チャージランプが煌々と光ってるのに気が付いた。
「あっ、そういえばオルタネーターの結線し忘れてるわ」
で、慌てて繋ぐべきコードを探して、手に持ち変えた瞬間…バチバチッと派手に火花を飛ばしちゃった(汗)
おぉ、バッテリー繋いだままでした(爆)
幸い、ヒューズの断線はしてなかったので、気を取り直して配線を接続し、エンジン始動。
あれまっ、アイドリングが不安定だし、そのまましばらくすると…ストンとエンスト。
ちょいとアイドルスクリューを開いて様子見。
…とその時、えらい光景を見つけちゃいました(汗)
床一面にLLCが流れ出してるんです。しかもそれは赤い色してるから、ますます焦るわけでして(爆)
で、あわててその漏れ箇所を探すと…
ヘッドからヒーターコアに温水を引き込むパイプの付け根にLLCがポタポタとかなりの勢いで垂れてます。

そしてそれがエンジンを伝って床に流れてるわけで…。
(この写真は、ちょっと落ち着いてから写したものなので、ヒーターホースも外れてますし、漏れたLLCも写ってませんが…当初は止まることなくずっと流れ出ておりました。。。)
この漏れ箇所と思われるパイプは、アルミ製のヘッドに捻じ込まれてる鉄部品でして、コイツがもしかしてエンジン換装作業中にどこかに強くヒットしてたら…刺さってるヘッド側にクラックが入ってることも考えられます?!
その可能性が無いとも言えないわけで…実は今回作業中に、何度もそこらじゅうにぶつけてたことを思い出しました(爆)
となると…もうお手上げです。クラックが入っていれば、その上から漏れ止めなんて聞きませんし、金属パテで塞ぐなんてのも絶対にムリ…。
スペアのヘッドが有ることは有るんですが…バルブ組んでカム載せて、タイミングを取らなきゃって考えると、もうやってるだけの余力も無く…気分が凹みます。
最悪、今回の車検はちょっと先延ばしもアリかな?!っていう選択肢も頭に浮かんだのは事実でして…。
そこで、あらためて漏れる箇所が「ヘッド本体」なのか、この「パイプ部品」なのか、それとも「別のどこか」なのか…を再確認すべく、いったんLLCを半分ほど抜いてヘッド内の冷却水を空っぽにして、漏れが収まってるのを確認してから、周辺をきれいに拭き、そこに真っ白なウェスタオルを敷いておきます。
これなら再度LLCを満たしてからエンジンを掛け、内圧が高まってLLCが漏れ出てきた時に、漏れた場所が特定できるんじゃないかと思ったわけでして…
で、ウェスを敷くときに邪魔になったヒーターホースを外して気が付いたんです。
あれっ、この鉄パイプの中にLLCが溜まったままだわ…ってことに。
つまり、パイプの根元部分にクラックが入っていれば、このパイプ内のLLCもすべてが流れ出すはずだってことに気が付いたんです。
つまり、これを見る限り…ヘッドにクラックも無ければパイプも正常ってことなんです。
で、内心ほっとしながら外したヒーターホースを見て納得しました。
ホースバンドで固定してる個所にパックリと亀裂が有ることを発見したんです。
まぁこれで犯人が特定出来たも同然ですからね、その亀裂部分を切り取って、(ちょっと短くなっちゃったけど)そのままホースを再びセットして、それからLLCを満たしてエンジン再始動。
大丈夫、漏れは止まりました!!!!
その後、ボンネットを取り付け、バンパーやグリルを付けて…試運転。やっぱりいろいろとおかしなところに気が付きます。
例えば、走り出してすぐに気が付いた「ウィンカー不点灯」は…結線忘れが原因。
またアイドリングの不安定さは、バキューム計が動いてないことから推測した結果、やはりバキュームホースのツナギ忘れとインマニへの2次エア吸い込みが原因だということがわかり、どれぞれを直すことで見事に回復。
こうして走りも異常無さそうなことが分かり…こうして、無事に2日に渡る作業も終わることになりました。
で、最後に使った工具を片付けて…
やっぱり初日に無くなっちゃった工具は…どこにも見つかりませんでした(泣)
こうして車検の準備はほぼOK。
あぁ、疲れたなぁ。。。