もう、何も言いません。
下手したら、新聞沙汰もんですわ…これ。
いやぁ、昨日実家に行き、半日ほどセリカを放置して所用を済ませ、そして夕方にセリカに乗って走り始めて、500mほど走ったころに
ちょっとした「カコン」っていう音が床下から聞こえたんです。
不思議なもので、大音量で音楽聴いてたんですが…なぜかそれが妙にはっきりと聞こえたわけで、「何か変だぞ!?」と直感した私はすぐにステレオをOFF。
気のせいかなと思ったものの、ちょっと慎重に耳を澄ませながら走行してると、たまに同じような音が聞こえる?!
片側2車線の道路でしたが、夕方でちょうど混んでたからそれほどスピードも出せないまま信号が赤に変わり…そのまま右折レーンに入った状態で停車。
そして青信号になり、少しずつ進んで…やっと右折矢印がでたところで交差点に進入し、右折が終わろとしたその瞬間にいきなり
ガコガコガコッ
って言う大きな音と共に、クルマが止まっちゃったんです(滝汗)
自宅からここまで順調に走り始めて1キロちょっと…というところでのまさかの路上ストップには驚きましたが…頭の中では何が起きたのかが冷静に理解できちゃってたわけで。。。
やっぱりこんなことになってました。
リヤ左タイヤの脱落です!?
見ると、4本のホイールナットが完全に無くなっちゃっており、交差点で右に曲がった拍子にリヤタイヤが外れちゃったようです。
とはいえ幸いにも、ハブボルトから完全にホイールが「さようなら」しちゃう手前で停車したので、タイヤが暴れてリヤフェンダーが変形したり、完全にタイヤが外れてマフラーや車体が路面に着地しちゃったということが無かったんで、とりあえずはホッとしたんです。
でも、当然ホイールのハブ当たり面が傷だらけになっちゃったわけですが…。
これがもし、信号が青のまま速いスピードで右折してたら…間違いなくタイヤが外れて勢いよくどこかに飛んで行ってたかもしれません(滝汗)そしてその先に歩行者でもいようものなら…。
が、今回はスピードも遅く、歩行する人もおらず、そしてタイヤが外れて飛んでいかなかったということは…ほんと不幸中の幸いでした。
さて、こうなるととっとと復旧しなきゃいけません。
なんたって停車してる場所は、交差点曲がってすぐの地点であり、片側2車線のうちの半分を塞いでいるんです、ちょっとだけ斜めにふさぐ形で。
まったくいい迷惑ですよね、これは。
(写真の右下に見える斜線は…横断歩道ですし)
しかし、復旧しようにも…本来あるべき4つのナットは、すべて紛失してる状況ですし、もちろん予備なんて積んでるわけもありません。
で、冷静なとっさの判断が、『残り3本のホイールからナットを一つずつ取り外してきて、それでこの外れちゃったホイールを締め付ける』ということ。
セリカは4穴ホイールですので、こうすることで4輪ともにナットが「ひとつずつ不足した状態」になるわけですが…低速で車両を動かすにはこれでも十分できますからね。
なので周囲の冷たい目を気にしながらも、そそくさとジャッキアップして、とっととナットを外しては付け替えて復旧させ…そしてすぐ近くのコンビニ駐車場に車両を移動させました。
まずはこれで第一段階は終了です。
続いて、車両をそこに置いたまま…徒歩で今来た道を戻りながら、ホイールナットが落ちていないか目を皿のようにして探します。4つとも見つかれば御の字ですけど…結局見つけられたのはひとつだけ。あと3つはどこにも落ちてませんでした。
なので頭をフル回転させて、近くのホムセンや自動車用品店がどこにあるのかを思い出します。そこでホイールナットを調達するしかありませんからね。
幸いなことに、実家に比較的近い場所だったという事もあり地理はよくわかってますので、そういったお店はすぐに思い浮かんだんですが…しかしちょっと距離がある。。。
なので、そこまで無事にたどり着くには…普通の走り方すら自粛気味にしなきゃいけません。つまり、まずは残された3輪のホイールナット3つずつを十分に増し締めしたうえで、当然アクセルもあまり踏まずブレーキも極力使わない…つまり急なトルク変動を車輪に伝える事の無いように最新の注意を払いつつ、窓を全開にして(もちろん音楽は無し!)残りのナットが緩んじゃうようなちょっとした異音すら聞き漏らすまいと耳を澄ましながら…走ったんです。
ちょうど道が混んでたおかげで、スピードがそれほど出ない状況だったことも幸いでした。
で、そのまま無事にイエローハットに飛び込んで、迷わずこいつを購入。

もちろん4つあれば十分ですので…これを使ってギュッと締めてやっと安心して普通に走ることが出来るようになりました。
やっぱりナットが不足した状態を知りながら走るってのは…ヒヤヒヤしますね。
これにて一件落着したわけですが、でも疑問が残るわけなんです。
実家までは朝のうち、結構なスピードで走って到着し、車庫入れの際もまったく異常も感じることなかっのに…夕方走り始めてすぐにナットが全部飛んじゃうものなのか?! しかも4つが揃って短時間で無くなっちゃうことなんてあるのか?? 加えてそこまでスピードもそれほど上がってないのに…あまりに急におこるのかいな?ってこと。
実は数年前に一度だけ、高速道路を走行中にカタカタという似たような音を聞いたことがあるのを思い出しましたが、その時は結局そのまましばらく走って次のインターチェンジを降りて一般道をかなり走った後になって、ナットが『2つだけ』緩んでることに気が付いたんです。それほどに、一気に4つが飛んじゃうなんてことが信じられないんです。
自動車雑誌でも、いじわる実験という名目でホイールナットを緩めた状態で急発進やスラロームをやってる記事を見たことがありますが…一気に外れちゃうという結果にはなって無かったこと覚えてます。
で、ふと思ったのが…
まさか、いたずらされたわけじゃないよね…ってこと。
実家の駐車場は車道から斜めに突っ込む形になってますので、歩道からは左後輪だけが露出しちゃってるんです。
だからナットを緩めちゃっておくことは…やれないことはない。
ちなみに1本だけは盗難防止用のナットですので、アダプタが無いと緩められない。だからそれ以外の3つは緩めておいた、あるいは外しちゃってた…とすれば、どうなのか?
そういえば、後戻りして路上に落ちてたナットは…このロックナットのみ。つまり最後までこいつだけが頑張ってホイールを付けていてくれたとすれば…ほかの3つはもしかして実家の駐車場に転がってる?!
なんて疑っちゃいけませんね。
なので、今回は、しっかりとトルクチェックをしてなかった私の落ち度として、肝に銘じておくことにします。
皆さんもお気を付けくださいませ。
トルク管理忘れ、あるいは…いたずらも?!
Posted at 2025/02/02 05:27:51 | |
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