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初めてアテンザを認識したのは今年の初め。
コンビニに停まっていた、あれはおそらくアテンザスポーツ25Sのペトロシティレッド。

その当時はどこのメーカーかすら分かってなかった状態だったけど、自分の胸の中で何かが疼くのを感じた。
「こんなにも美しくてカッコいい車があるものなのか…」と。

その後、街中でアテンザを見かけるたびに、アテンザに対する想いは募っていった。
それでもまだまだ高嶺の花のような存在。

ネックになったのは、値段と車体の大きさ。
見た目からすれば、アテンザは安めの値段で設定された車だと思う。
それでも今までマイカーを所有したことのない自分にとっては高く感じた。

それに車体が大きく、いきなりのマイカーで大きな車となると、
やはりスリキズなどで車体を傷つけてしまう可能性が高いことも懸念された。

とりあえず割切りの中古でも買って、運転に慣れた頃にいつかアテンザを手に入れることができたらいいのではないかとすら思っていた。


それでも敢えて初のマイカーにアテンザを選択するに至った理由。
ほかの車も検討したけど、アテンザより魅力的だと思える車は無かったこと。
どんな車を買うにしても、大きな買い物であることは変わらない。
だとしたら、一番大切にできる車こそ、ある意味で一番安い車だと思ったから。

ふんぎりがついてからは、とことん自分の希望にこだわる。
最終的な自分のこれだけは欲しいという装備。

それは
ボディカラー：ライラックシルバーメタリック
ホイール：純正17インチホイール
ライト：ディスチャージヘッドライト
リアランプ：クリアタイプ
リアスポイラー：あり
イルミネーション：ブラックアウトメーター
オーディオ：オーディオレス＋4スピーカー

これらの条件を満たす最低のグレードは、アテンザスポーツ25Sだった。
しかし、新車となると予算的に厳しい…。
そんな時光臨した救済策、それは試乗車落ちの中古車。

少ない走行距離、新車登録よりあまり月日が経っておらずほぼ新車に近い中古車。
それでいて、値段がとてもリーズナブルであるという魅力的な物件。

ただ、中古という性質上、自分の希望にストライクなものが現れる可能性が低い。
それでも検討に検討を重ね、根気よく中古車を検索する日々。
いつしか検索区域は全国に広がっていた。

そうしているうちに、その日は訪れる。
まさに自分の希望そのままのアテンザ。
しかも、比較的走行距離が少なく、新車登録からの月日も若め。
そして、何よりリーズナブルな値段、車両価格は200万を切っていた。

そのアテンザを扱っている店舗は愛知県だったが、
ここまでくると愛知なんて近場だとすら思えた。

すぐに愛知へと足を運び、商談を進め、その日のうちに契約した。
その店舗は中古にしては値引きにも難なく応じてくれて、
さらにフロントグリルをセダンのメッシュタイプに変えてほしいというわがままを無償で聴いてくれただけに終わらず、
夜のアテンザをさらに引き立たせるスカッフブレードまでサービスしてくれた。


自分の希望が明確になってからというもの、とんとん拍子で事がうまく進んでいった。
まるで、このアテンザに出会うべくして出会ったかのように。

納車してからは、すぐさまオーディオを装備させ、良い音で音楽を楽しんでいる。
1ヶ月経った今も、この買い物に対して1点の妥協も後悔も無い。
おそらく、今後もそうだろう。

それだけこだわりにこだわった末に選んだ、このアテンザなのだから。