全国制覇プロジェクト。
アテンザにて全国各地を回りたい。
ただし、ありきたりなスポットだけでなく、
マイナースポット、そして'端っこ'を制することに価値を見出す。
アテンザ購入当初から、
まるで「彼女をいろんな場所に連れていってあげたいんだ」
と言わんばかりに、このプロジェクトは進んでいた。
「俺のパートナーになったからには覚悟しとけよw」
しかし、もともと大柄+ドレスアップの都合上、
私のほうが「ソコは勘弁してくれ」と立場は逆転、
振り回されている状況である…。
まずは近場からということで、西を中心に
九州地方、中国地方、北陸地方、そして佐渡島なんて
離島エリアにも突撃してきたワケであるが、
あることに気づいた。
四国に住んでおきながら、
まだアテンザにて踏み入れてない県があるぅ!?
灯台下暗しとはまさにこのこと。
というわけで今回、高知制覇の旅を敢行したのである。
もう1ヶ月強前のことなんだけどね…。
長い前フリはこれぐらいにして本題。
KEY WORDは、ヨサク、カルスト、マイナー花火大会、足摺岬。
1日目の走行ルートはタイトルの写真を参照いただきたい。
まずは”ヨサク”、国道439号線である。
R439は、かのマニアからは聖道として崇められている。
そんなホットなスポットを見逃すわけにはいかないだろう。
何がすごいって?
そりゃ路面の悪い道、そう酷道としてだよ。
国道とお国の看板を背負っているにも関わらず、
こんなまともに整備されていない道が国道だと!?(゚Д゚≡゚Д゚)ハァ?
っていうギャップだらけの道がいわゆる酷道らしい。
しかしそのツンデレとスリルを味わいたいと挑戦する、
刺激に飢えた肉獣たちが後を絶たないトカ。
そんな熱きファン達の間では日本三大酷道の1つに
挙がっているのがこの
不名誉な誇らしきR439なのである。
最もヤバいのが京柱峠周辺なのであるが、
うちのアテンザではリスクが高すぎるのでそこは回避。
R32以西の比較的舗装状態がよくオイシイとこを
走行させていただきました…、R439を通ったことに意味がある!
国道でも数字が大きくなるほど酷道である傾向にあるらしい。
皆様、特に
国道400番台はナビで案内されても警戒するように
しておくと良いですよ。
また前置きが長くなってしまったのだが、
観光スポット(?)R439はただ通っただけ。
辛うじて撮影した赤い橋の写真だけ(どこらへんだったっけ)
残念なことに当日は湿気のせいで空気が濁ってて、
風景撮影には残念な条件になってしまったんですけどね…。
さて、R439経由で密かに憧れていた四国カルストへ。
着いてまず腹ごしらえに定食屋で名物(?)の焼肉丼を食す。
炭火の風味と独特の味付けで美味~でした。
後で裏をチラッとみたら軒下でBBQのごとく肉焼いてましたがw
高山地帯のためか、7月下旬にもかかわらずアジサイが。
おなかが満たされたところで観光します。
四国カルストとアテンザ。
遠目に牛さんが放牧されているのを確認できました。
しかしあいにくの天候で霧に包まれておりクリアに見えず…。
もちろん、その後ソフトクリームは欠かさず食べました^^
その後、ヤギさんに逢えるとのことで有名な牧場へ。
他にもウサギや馬など動物に癒しをいただきました。
名前は分からないけど、高山植物!?
っぽい花に興味を示してみたり。
不思議とアテンザがカッコよく見えたり。
(気のせい?)
満足したので次のスポットへ向かいます。
高知県宿毛市にて開催される”やいとがわ納涼祭”
を見に行きに。
四国カルスト高原を出てすぐ西からの道を選択したのですが、
この道がなかなか良かった!
道自体は鬱蒼とした山の中を進む感じなのですが、
ほとんどが対向二車線で路面状況もそこまで悪くない。
それなのに幹線に突き当たるまで約2,30分、1台も対向せず…。
多少もやで視界は悪めでしたがところどころ、
もや予備軍とばかり道から蒸気が湧き立っているのが、
なんとも神秘的なような気がしました。
幹線に出てからは世界に誇る清流、
四万十川沿いの道をグングン南下します。
川は有名だからといって油断は禁物。
道はあんまり良くなく、落石であろう
大きい石が
道路のど真ん中に落っこちてたり…。
徐行で跨いでみましたが嫌~な音が下から聞こえました。
目的地に着いてお祭りの雰囲気を楽しみました。
びっくりしたのは意外と小さい子供が多かったこと!!
駐車場の警備員のおっちゃんから「**やき~」と
コテコテの高知弁を聞けてテンション上がったり、
デジイチにて憧れの花火大会撮影に取り組んだり。
初めての撮影は難しかった…。
四国南西の都、宿毛市の活気をもらってもう頑張り、
足摺岬手前の土佐清水市を目指します。
どこか適当にホテルで宿泊しようと思ってたんですが、
足摺岬は観光地としても有名だしいろいろ選べる
と思ってたらところがどっこい、期待を裏切られました(笑)
さて日が変わって翌日はさっそく足摺岬へ。
足摺スカイラインという気持ちいい道約10km強。
その先に四国の最南端はありました。
目的の'端っこ'を制覇できたことに満足しつつ足摺岬を後へ。
帰路へとつきます。
帰りは素直に高速も使ってナビ推奨ルートです。
でも高知といえば土佐、土佐と言えば坂本龍馬。
銅像の置いてある桂浜に寄り道。
龍馬とともに太平洋を見つめながら、ふと思いを馳せた。
龍馬、彼が生きていた時代に今のクルマ社会が想像できたであろうか?
その文明の進歩にあやかることで、わずか2日にして
四国の最南端まで旅行もできてしまう。
それも自分で買って、自分好みにカスタマイズした車で。
こんなにも贅沢なことはあるまい。
しかしその反面、人の手に負えない大きな力、エネルギーを
利用しているということを忘れて傲慢になってはならない。
そのエネルギーを制御しきれなくなれば大きな事故となりうるし、
依存しすぎれば車なしでは何処へも行動できない脆弱な存在となる。
だからこそR439は見習うべきものがある。
実際に訪れてはないが京柱峠からは幾つもの集落が
山間部にまばらに存在しているのが見えるという。
そこで暮らす人々は2時間3時間歩いて買い物したりが
日常であり特に苦ではないだとか。
そんな人々の生き方が一見自然と調和して素敵な暮らしのように思う。
しかし、同じような生活をしろと言われたら”無理”だ。
今のライフスタイル、そして仕事があって生活できている。
だから今の環境に感謝しなければならないというと何か浅はかだ。
ただ、今はこういうことを頭の片隅に置いておくだけ。
そんなとりとめのないことを考えつつ、
夕日に染まるアテンザを見て、
何かほっとしながら
帰路へと着いたのでした。
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Posted at 2012/09/09 21:04:12 | |
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