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先程の73carreraのライバルはフランスのリジェでした〜創設者のギ・リジェ（昔はガイ・リジェなんて読んでいましたが…）は、自らもレーシングドライバーとして活躍して、その後レースカーのコンストラクターとなり、ル・マンやF-1でも活躍した事は有名ですね…今でもメーカーとして小型車を生産しているらしいです〜

ネットで見つけたちょっと古い写真です〜73carreraを追っているこの車〜何だか判りますか？（判ったら相当なマニアです）

大雨の中を超高速で走ったり、溝の無いタイヤで走ると発生すると言われているハイドロプレーニング現象ですが〜皆さんはご自分で運転している最中に体験した事はありますか？

私は富士スピードウェイで体験した事があります〜どうして判るのか？と言うと〜大雨の中ストレートを5速全開で走っていると〜タコメーターの針が勝手に上下して踊り出すんですよ〜！（笑）

タコメーターが踊っている内はまだましな方で〜その内に車がブルブルと左右へ飛ぶ様に動き出します（1メートル位は簡単にズレます）〜それでも怯まずにアクセルを踏んでいる（レースなので）と〜たまにコンクリートウォールが視界の正面に入ってきたり？して（ストレートを走行中でも相当なヨーアングルが付きます）スリル満点の体験ができます〜そんな時の対処法は〜下手なカウンターステアなんて当てようものならオツリをもらって大クラッシュ（全損になった人が沢山）しますので〜ステアリングは軽く直進を保持（この加減が難しい）して、後は慣性（運命）に任せていると、車はフラフラしますが何とか立て直せるものです〜時には下手に修正をしない事が最善の方策だったりするから車の運転は奥が深いですね〜

私が富士フレッシュマンレースに参戦していた当時の〜スポーツオプションパーツカタログ〜が出て来たので写真を載せてみました〜



当時は大森の宣伝3課（現在のNISMO）でレース用のオプションパーツを取り扱っていて〜カタログには”日産自動車スポーツ相談室”と書かれています〜





中でもTS仕様のエンジンパーツは大変高価で〜プライベーターが参加できる最高峰（資金的にも限界？）でしたね〜


当時のカタログ価格を転記すると〜
エンジンパーツが1,140,000円
キャブが119,000円
タコ足が43,000円
フルトラ他電気系が402,860円
エンジンオイルクーラーが98,600円
デフオイルクーラーが93,900円
オイルキャッチタンク他が28,500円
クラッチが20,500円
ミッションが110,000円
プロペラシャフトが25,000円
デフが166,240円
フロントブレーキが146,700円
リアブレーキが198,700円
フロントサスペンションが401,240円
リアサスペンションが105.960円
その他パーツが452,220円
レース用のスポーツオプションパーツだけで合計3,552,420円になりました。

これに車両代金とパーツの取付けやチューニングの費用〜更にレースに参戦する為にはタイヤ＆ホイールも必要で〜25年以上前でもトップクラスの車は500万円以上掛かっていたんですよ〜

ここ数日ブログで取り上げてきたシャパラルですが〜今回で一旦終了とします〜若き日のジム・ホールさんと愛機〜自らオーナー、エンジニア、そしてレーシングドライバーと一人三役をこなして〜いつも革新的な技術をレースフィールドに持ち込んだ凄い方ですね〜





そしてこちらが〜今年のラグナセカでの写真です〜2C（左側）をドライブしているのは〜かつてCARTシリーズでジム・ホール・レーシングに所属していたジル・ド・フェランさんで〜2E（右側）をドライブするのは御大！ジム・ホールさんです〜





アメリカのル・マンシリーズに参戦していたジル・ド・フェランさんが今年で引退する（一度引退された後、耐久レースに現役復帰されていたので2度目の引退？）と聞いて、ジム・ホールさんが自らのレースカーをラグナセカに持ち込んで〜二人で記念に走った時の写真なんですよ〜粋な人ですよね〜ホントにカッコいい





Jim Hall (L) and Gil de Ferran pose in front of de Ferran’s Acura at Laguna Seca. Note the number graphic, taken straight from Jim Hall’s Chaparral of the 1960s.