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凌志のブログ一覧

2024年07月20日 イイね!

堤清二 罪と業

堤清二 罪と業昭和の実業家、堤康次郎(やすじろう)の異母兄弟で、兄の清二氏が西武百貨店、パルコ等のセゾングループを率いたのに対し、弟の義明氏が西武鉄道、プリンスホテル、ライオンズのオーナーだったことは知っていました。
両氏が仲が悪かったということも何となくは承知していました。

この本は堤清二氏の生涯と堤家の確執、愛憎について語られています。
堤清二氏が事実上一代で築き上げたセゾングループは、西武百貨店、西友、ファミリーマート、無印良品、ロフト、クレディセゾン、そして西武自動車販売などなど200社に亘ったといいます。

西武百貨店を代表するキャッチフレーズは、糸井重里氏による「おいしい生活」だと思いますが、西武自動車販売のスローガンは、「知性あるモーターライフ」でした。単にモノを販売するのではなく、感性とか知性を刺激するものを提供していくという面では、何か似ているように思うのです。
メルセデスやBMW、フォルクスワーゲンが売れ筋の当時の輸入車業界において、シトロエン、サーブ、プジョーという個性的な車を扱っていたのも異色でした。

私が住む東西の隣町に西武百貨店はありましたので、子ども心に馴染みが深い存在でした。

緑と青の円をモチーフにした買い物袋や、西武ライオンズが優勝すると松崎しげる氏の歌が流れていたのも思い出です。
上階にオートライフ事業部があり、輸入車のカタログが取り放題となっていたので好きな場所でもありました。

先日も無印良品で妻の買い物に付き合ったのですが、「もともとは堤清二氏がこれを創ったのだなあ」と思うと感慨深いものがありました。
30年前の無印はアイテムも少なかったですが、西武百貨店や西友の一等地にショップがありました。

時代の荒波に呑まれ、セゾングループは解体されてしまいましたが、清二氏の実業家としての一面と、作家辻井喬(つじいたかし)の素顔について、もっと深く知りたいと思うようになりました。
Posted at 2024/07/20 06:41:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2024年07月07日 イイね!

トヨタSORA試乗~THS風味の新感覚バス~

トヨタSORA試乗~THS風味の新感覚バス~まとめ
燃料電池バストヨタSORAが丸の内北口~竹芝~日の出~東京タワーを循環していることを知り(しかも無料)、乗り物好きの親子は見過ごすことができずに1周乗ってみようという事になった。
乗用車のMIRAIは初代、2代目と試乗し、どことなく掴みどころがない印象を持っていたが、SORAは静かな室内、フラットなフロア等合理的な設計で、好印象だった。
未だ試乗したことがない、クラウンのFCHVはどんな仕上がりだろうと期待を持って乗ることができた。
Posted at 2024/07/07 07:07:32 | コメント(2) | クルマレビュー
2024年07月06日 イイね!

ID.4試乗~悪くはないのだが、感動レベルには至らず。~

ID.4試乗~悪くはないのだが、感動レベルには至らず。~日本では、日産アリアのセグメントに対抗馬として乗り込んだように思えるID.4だが、目下の販売はかなり苦戦しているようだ。
6ヶ月点検の予約にディーラーに行ったら、店頭には5台のID.4があった。新車がショールームに3台、中古車が1台、そしてもう1台はこの試乗車だった。
ID.4は、乗ってみてここが不満というのは無いのだ。しかしながら、EVで得られる生活のメリットや、夢のカーライフというものが浮かんで来なかった。

フォルクスワーゲンはつい先日、T-クロスとゴルフのフェイスリフト、パサートとティグアンのフルモデルチェンジの予告を行った。
日本市場では当面、ICE車で糊口を凌いでいく方策らしい。これらはきっといい車だと思うし、フォルクスワーゲンの販売テコ入れに寄与することだろう。

一方で、ID.4の不振を受けID.Buzzのリリースが延期を繰り返して、国内発売未定とのこと。
本国では、up!クラスのEVカーの開発を急いでいるとも聞く。
ICEとEVを車の両輪にして発展しているメーカーは意外と少ない。
ICE車並みの長距離走行、充電時間短縮、交換可能なバッテリーの開発、低価格化など、EVはブレイクスルーすべき課題が数多い。

ID.4に乗ったわが子も、感想は「まあまあ」とのことだった。
ああやっぱり、思うところは似ているのかもね。
Posted at 2024/07/06 21:39:14 | コメント(3) | クルマレビュー
2024年06月30日 イイね!

今再び、BMW5シリーズ(E28)のカタログを眺める

今再び、BMW5シリーズ(E28)のカタログを眺める
私は、第2世代5シリーズ(E28)のサイズ感やオーソドックスなスタイリングを昔から気に入っていまして、この度また古カタログ(日本語版)を1冊購入してしまいました。

逆スラントノーズのフロント、ボンネット・キャビン・トランクが明確に分けられた3ボックススタイル。
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全長4620㎜×全幅1690㎜×全高1415㎜、ホイールべース2625㎜、車両重量は518iでは1240㎏しかありませんでした。2世代目までは5ナンバーサイズに収まっていました。
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小さなボディに大きなエンジンと言うのが、当時ドイツ車のひとつの売りでした。
大排気量6気筒は、当時シルキーシックスと呼ばれていました。533iや535iのドライブフィールはどうだったのでしょう。BMW Japan発行のカタログには、「超高級中型車」という言葉がありました。トヨタプログレのもう一人の先生なのかも?

カタログを読み解いていくと、518iのリアウィンドウレギュレータは手動式だったり、初期型は3速ATだったり(のちに全車4速AT化)と時代を感じさせる面もあります。
またWIKI先生によれば、同世代のアウディ100やW124に比べると、E28はエアロダイナミクスで見劣りがしたとの記述もありました。
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それでも、今視点でも端正で見飽きない、バランスの取れたいいスタイリングだと思うのは私だけでしょうか。
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気付いたら、こんなに種類を持っていました。(おわり)
Posted at 2024/06/30 19:20:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | カタログ・グッズ | 日記
2024年06月22日 イイね!

トヨタ中国の怪物(児玉博著)を読んで

トヨタ中国の怪物(児玉博著)を読んで豊田章男を社長にした男というサブタイトルにつられて読みました。

服部悦雄氏-初めて聞いた名前です。
トヨタ首脳陣の悲願と言えた中国進出、現在の一汽トヨタと広州トヨタを設立に導いた人。

満州出身。敗戦後も父の判断で中国に残り、猛勉強し現地の大学を卒業。

大躍進政策から文革までの中国近現代を乗り切り、20代後半に家族で日本へ帰国。
日本で働き先を探し、トヨタ自動車販売に入社。

語学が堪能だけでなく地頭の良さを豊田英二氏や奥田碩氏に見出され、トヨタ中国事務所のトップに就任。

感想は、やはり読書はインターネットを徘徊しているよりも濃くて深い情報が得られるということです。
中国近現代の生きづらさ、過酷さはリアルに想像できましたし、トヨタ内部の争いや出世にまつわる人間ドラマも深く心に残るものがありました。

他の「トヨタ本」と違うところは、割と創業家に忖度なく書かれている事かと思います。

豊田英二氏と章一郎氏の偲ぶ会のしおりが、前者がA4判ホチキス止めで、英二氏の車遍歴まで載っていたのに対し、後者は小ぶりの簡素な冊子だった理由が、この本を読んで少しわかったような気がしました。

作者の別の著作も読んでみたくなりました。
Posted at 2024/06/22 11:28:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「地元のJLR店の前を通ったら、JAGUARの看板が外され、代わりにJAGUAR Serviceという文字がペンキで書かれていた。遂にランドローバー専門店になったのか。」
何シテル?   08/24 19:32
ミニチュアカーや車のカタログ収集と国内・海外旅行、読書が好きな50代です。 マイペースで更新していきますので、お付き合いくださいませ。よろしくお願いします。 ...
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