• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2024年03月16日

BLEFW、足フルセットアップ

BLEFW、足フルセットアップ 今回のセッティング変更作業は、BLEFWアクセラ!
リピートさんです…というか、前回の作業後に出た今後やっていくとしたら…と話をしたその作業になります。
メインとしてはフロントのバネ交換作業。
それに伴うセッティングの変更、また他にトラブルを抱えている物がないか?の確認も並行してやっていきます!

もうよもや取り外すなぞ、ちゃっちゃーっとです。
一番大変なのって錆びたりで固着して緩まないボルトナット類。
錆びてるものをある程度正常にする類の清掃、砂泥油汚れを落とす洗浄。
かと言ってそれをおざなりにして作業はできないししたくもない。
ちまちま手間を掛けてちゃんと綺麗にしていきます…
吊るしから




ラルグスRSのバネに交換しました。
ラルグスの車高調なので正統アップデート的になりますが、別にそうでなくともID62のバネで安くて良いオススメある?ってなったらラルグスRS薦めますね。
特性が自分好みなのでセッティングしやすいのもあるからw


新旧バネを並べて。

吊るしは車高の下げ幅を大きく確保する為か自由長が160mmと最初から短め。
しかも吊るしにしてはバネレートが9kと高いんですがどうもバンプタッチしやすいんですよね。短足だし。
車高って今より下げたりしないんだったら、バネレート10kにして自由長も1サイズ上にするといいですよ!
って話をして、今回導入したバネは10k/180mmとしました。

バネレートが上がった分の車高を加味しつつ前後の車高バランス、バネの特性とダンパーの特性を考えてプリロード決定。
基本的にはこの辺の作業って1発で決めたい。
経験が物を言うところです。


完成!

バネの自由長が増した事で車高の調整代は減りましたが、使わないなら有効活用した方がいいと思うクチなのでこの方が良いです。
短いバネはそれはそれで特性的にレスポンス感が良いですが今回は少し角が丸い方が都合がね…
一応調整代は少しあるのでタイヤショルダーがフェンダー近くなるくらいまでは下げられますよ。


続けて反対側やっていきましょう。
ん…?


ブラケットが入りきってないがなw
まぁ裏側のトサカがちゃんと入っててボルト貫通してれば問題ごとにはならないけどさ…
気持ちとしてやっぱ引っ掛かるよこういう作業は。
こっち側も車高調をバラして全部綺麗にしてバネ交換、組み上げ、設定。


ちゃんとブラケット入りきりましたw
当然だけども。
ただ、ブラケットに癖がついちゃってたのか分かりませんが普通には入らなかったので割とスプレッダーでナックル広げてやってスコンとちゃんと入った感じ。
事も無げに書いてるけど、スタビリンクのナットの固着が激しくて結構時間食われました。


スタビリンクもそれぞれちゃんとボールジョイントの状態、ブーツの具合も見てますが残念ながら亀裂1箇所発見。
スタビリンクは左も右も新車から一度も換えてないならしょうがないところなのでいずれリフレッシュを…


フロント車高の具合、バネだけ換えてまずどういうフィーリングかを確認するべく、お昼休憩がてらぶらぶらドライブ。
狙い通りの感覚なので後はこれに合わせてリアを設定し直しすれば良さそう!
設定した車高は元の車高よりも5mmダウンというところになりましたが、リアも調整するのでこれでフロントは良しにします。

ではリアへ移ります。
バネの方は別にいじらなくてもいいかなと思ったんですが触ってほしそうにロックシートが何か最初からゆるゆるになっていたので調整しますw
1mm。
1mmでもリアバネはレバー比掛かってるからフロントの下がった分に対してこれくらいでもちょうどいいだろうという判断。
で、それプラスでプリロード調整です。
現状の設定で足付きは大分良いと感じたんですが現状の設定値だとフロントの10kに対して吊るしリアバネの4kはやはり物足りなさがある。
違和感を無くし、曲がりが気持ちいい状態にしたい。
リアバネのプリロードも結構やりましたからね…
これもなるべく1発で調整決めたいところ。

やり方は人それぞれかもしれませんが、今自分がやってるプリロードの調整確認方法は、
ジャッキアップしてリアアームが0Gになっている状態でダンパーのロックシートを緩め、ダンパーアイブッシュのボルトを緩めた状態にする。
ロアアームを傷つけない様に当てゴムをセットしたジャッキを当てて、少しだけアームを持ち上げてからダンパーを固定しているアッパーのナット2つがボルトから取れない程度に緩める。
ここはロアアームにテンション掛けないとプリロード掛かってるので外しづらいし、ボルトナットに負担掛けるので注意。
これでダンパーを回して伸び縮みさせてプリロード調整します。

0Gになっているアーム、ナックル、ダンパーと経由して…
そのダンパーの長い短いを調整しているので、アッパーマウントとボディにどれくらい隙間があるか?


こう測れば何mmプリロードを掛ける状態、というのがとても分かりやすく目視出来ます。

リアバネを直接測っても測定箇所で数字が変わっちゃうんです。
フロントみたいに真っすぐバネは座らないから。
自由長が160mmだから今155mmなんで…プリ5mmか!ってバネ左側面から測定とバネ右側面から測定して本当に同じ数字になるか?ってのが、意外とならない。
構造上ロアアームを引っ張り上げるからそうなってしまうんですが、安定して数字が見られるのはアッパーマウント。
0Gアームに対してこの隙間分をボディ側へ引っ張り上げる=プリロードを掛ける、ですから。
で、ダンパー下側のボルトを緩めてと先に書いたのは、緩めていないとそこのブッシュのテンションが効いてしまうから。
つまり測定値に差が出てしまうわけですが、正直どちらの条件で測定するか決めてやっていれば別にボルトは締めたままの状態でもいいです。
毎回測定条件変えてたらダメだけど、揃えていれば問題なし。
必ずアッパー真正面中央で測定とか決めていれば。

ここの調整はリア足の追従性が本当に変わるんで色々やってみるべきですね。
何となくそのままにしてて…ってのは勿体ない。
大体にしてこのプリロードだけでなくダンパーのバンプ/リバウンドまでもここの調整に絡みついて面倒且つ奥深い、厄介で面白いやつですw


フロントのスタビリンクのナットに続き、結構難儀だったのかアッパーマウントのナット。
錆びまみれでさ…やたらきつくって途中で気づいたんだけど、


前にもあったけどリアアッパーに何でロックナットを使うんだってこの話、実は今なら分かるんです。
実はマツダの現パーツリスト(EPC2)でここのナットを指定して買うと、ロックナットになって出てくる。
何故かは分かりません。
リアスタビリンクも同じでロックナットが出てきます。
新車時はフランジナットだけど、注文するとロックナットが出てくる。
リアスタビリンクにフランジナットの設定がないから同じナットが欲しい場合はタイロッドエンドのところのフランジナットを頼んでます。
これが新車時にも使われてるナット。
個人的にはここにロックナットって何の利点も感じずです。
錆びるところでもあるから錆びてるのを外そうとするにもロックナットなだけに緩まなくて性質悪くなるだけなので、そっちのフランジナットマツダ純正新品で取って使ってますね。

さて、設定してそれぞれ締め付け。
調整前にレンチ掛けたらゆるんゆるんだったのでこっちからしたら初手から楽だったのでいいんですが、そもそもは緩んでちゃダメですねw
ちゃんと締めます。
ダンパーのアイブッシュは捻じれが出るのでちゃんと1G締め。
ついでなので緩みがないか、全アームその流れで締め付けチェック。
問題なしなので、反対側も同じ様に進めます。


プリロードですが、こっちは微妙にズレが出ました。
バネの設定値は同じ、でもダンパー長をそのまま同じにしようとするとプリロードがズレる。
んー…でもほんの少しだからそれならダンパー原寸を合わせるよりプリロードを合わせた方がいいねって判断。

さぁ最後のチェック項目、リアスタビリンク。
とりあえず外して現状をチェックしたくて。
どうも走っててコツコツした音がしてたんですよ。
これって前からしてました?ってオーナーさんに聞いたところ、音がする時としない時があると。
うーん、フロントのアッパーマウントのナットも一応一度締め確認して、それでなければリアスタビリンク。
何かそんな系統の響いて伝わってくるコツコツ系の音なんだよな。
って事で先にフロントダンパーのナットは確認したんですが緩み無し。
さては…って事で取り外しましたが、当たりでしたね!
リアスタビリンクのボールジョイントにガタが出ていました。


延命…に今回はならないけどボールジョイントぐりんぐりん回してグリス馴染ませ直して、左右取り付け入れ替えて戻しましたw
ここも全部ロックナットでフランジナットじゃないしやたらきつかったし。
フロントに続きリアも錆落として適正トルクで締め付けてるから次の人、作業楽ですよw


最後に、もう1つ交換するものがあるのでそれの作業をやっていきます。




フロアの補強です。
前期型のBL5FW、BLEFW前後期には二本橋型のフロアトンネル補強が入っています。
2.3Lターボのマツダスピードアクセラ専用(一部BKアクセラのNAでも採用された)パーツとして2枚張り合わせになった強烈な強度の補強板がありまして、EFWにも流用可能なんです。
今回これを久々に入手することが出来たので、良ければバネと一緒にこれ組んでセッティングまとめますよ!って持ちかけていたのでした。


並べてみると物凄い違いw

実はこれ、自分のでも昔使った事があるし、他の方のFFWへもそれを譲って装着した事があったりと使った事はそれなりにあるんですがどうにもまとめるのが気難しい、硬すぎるという印象になりやすい物だったんです。

EFW純正の二本橋バーのメリットは
・凄く軽い
・しなるから乗り心地は良い

マツダスピードモデルのブレイスバーのメリットは
・フロアトンネルの捻じれを強力に抑制するので、フロントとリアの直結感が強まる
・良くも悪くも曲げられる(決して曲がりやすくなるではない)様になる

EFWにこれを合わせた場合どうなるのか。
これが入るというのをイメージして最初から車高調の諸々の数値を決め込んできたが果たしてーー

減衰調整セッティングの旅に出て、次リアだけ1段下げ。
次このままフロント1段上げ。
次リア1段また戻し…いやフロント更に1段上げリアやっぱ変えない!
こういうのをしっくりくるまで続けるんですが、決まるまでは悩んだけど決まったらもうヤバかった。
街乗りからミニサーキットまでって元々視野を決め込んでいたけどまさにその幅でそのままちょうどいいところが出せて。
悪路もなんのそのなのに振り回しやすい。
安定感もベタっとして良い感じだけど軽快でもある。
EFWアクセラで詰めたセッティングをしたのは今回初でしたが、なかなか面白い!
FFWアクセラともまた違いますねー!
イメージして設定したものが全部噛み合った瞬間が最高に気持ちいいw
これだからやめらんねぇ……

オーナーさんにもめっちゃ喜んでもらえたので良かったし、自分もまた見聞が今回の事で広がり、深まりました。
こうしてできたノウハウがまた次のBLアクセラへフィードバック。
そしてまた…の繰り返し。
でも、これでここしばらく連続した足セットオフもひと段落です。
しばしの休みを挟み、自分のをやって次のイベントは東北アクセラオーナーズクラブ・サーキットミーティング2024!
去年より更にシャコ高な純正風味アクセラで参りますw

…で、結局まーた自分のアクセラの足いじりするんだよな。
移動で長距離走るからってw
ブログ一覧 | 人様のBLアクセラいじり | クルマ
Posted at 2024/03/17 01:00:02

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

関連記事

BLEFW、初めてのビルシュタイン足
こーづきさん

BLFFW、足やらの改修
こーづきさん

BL5FW、車高調入れ替え
こーづきさん

初のマツダ3、車高調調整
こーづきさん

86(白)のサスペンション交換お手 ...
葵 由埜さん

BL5FW、車高調セッティング2回目
こーづきさん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「第11回北関東セブンデー当日です!やります!よろしくお願いします!」
何シテル?   07/22 00:13
こーづき と申します。 RX-7持ち (FC3S 後期 / GT-X) アクセラ乗り (BLFFW / アドバンスドスタイル) もっぱらB...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/4 >>

 12 3456
78910111213
14151617181920
21222324 252627
282930    

リンク・クリップ

一番乗り・・・何番乗り・・・ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/07/27 23:52:17
影武者からのお願い(*ノωノ) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/10/17 11:46:49
裏メニューのお知らせとお礼・・・ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/09/16 11:30:07

愛車一覧

マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック) マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック)
令和産純正ヘッドライトになりました。 続、純正テイスト。
マツダ RX-7 マツダ RX-7
FC馬鹿を体現した1台。 いつか再びの時を夢見て…今は眠っています。
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation