• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

こーづきのブログ一覧

2025年02月09日 イイね!

リアバネアジャスターの排除は出来るのか

リアバネアジャスターの排除は出来るのか1月は人様のアクセラの作業が連続しましたが、2月は久々?のBLアクセラ足周り研究会(一人だけどw)
3月4月とまた人様の分の作業が連続しますので2月の内に。

はい今回のお題!!


リアにセットできるバネの自由長を長く出来るか!

BLアクセラだけではないけど、昨今の車のリアで割とあるバネとダンパーが別個になっているパターン。
ここに車高調整機構を設けるとその調整代の分、バネの自由長が奪われます。
つまりは許容荷重の余力まで圧迫されて必然バネは短くした分レートは高く…
アクセラはFFですからリアは確かに軽いしある程度そこの融通は機械的には利きますが、それにしたって良いとも言い難い。
車高がこれくらい、と決まっているならば調整機構なんて無い方がいい!とも言えるわけです。
細かい車高は無視で、自由長とレートで決め込んじゃうわけです。
んでフロントをリアに合わせて上げ下げすればいいだけ。
見た目(フェンダーとタイヤの間がどれくらい~とか)の話は言いっこなしになりますが。



今現在は右が自分のアクセラで使用しているのバネの組み合わせ。
これを左のバネの組み合わせに換えたい。

大体先々考えてバネを買ってますが、この7k/203mmのバネは元々フロントで使っていたバネで、計算上このセット値で現状よりリア車高が1mmだけ下がる状態に出来ています。
元々車高がダウンサス仕様よりも高くしているのでこれでちょうどいい塩梅に出来そうです。


メンバー側はこう。

RSR車高調付属のアジャスターはこんな感じで繊維入りのゴムリングをメンバー側に当てメンバーの溶接部分を回避させ、メンバーを固定するボルトでアジャスターを共締めします。
それに対してアルファリジット製のアルミ製スプリングマウントシート(元々はBK3Pマツダスピードアクセラ向けで開発されたもの。以後スプリングマウントシートをバネ皿と記述)はメンバー側に直当て。
ほぼほぼ全てのアクセラ用車高調のバネ皿はゴムを当てますが、中にはアルミ直で当てるものも極少数ながら存在しますね。
そういう作りに最初からなっているものならともかく、本来あるはずなのに中古購入の為に欠品、アジャスターの金属部分をメンバー側のバネ当て部に直当て使用はアジャスター破損の可能性もある(当てる部分が平らではないのでゴムで形を合わせてる)ので注意です。



これがその当てるメンバーの部分。
一度だけこの仮組みテスト走行を他のアクセラで使った事がありますが、なんせ仮だったのでどう取り付くのかとかちゃんと確認していませんでした。


バネ皿の取付面側を見て…
あーーーなるほどこの平らな面と球面の部分がそれとなく合う感じってところ?と思い当ててみる。


がったがたww
こう…2カ所くらい球面部で干渉しててバネ皿がカタカタと首振っちゃう感じ。
そういえば説明書に合うまで削ってみたいな文言があったなぁ…って思い出して、しゃーなし削る準備をしてぎゅいいーーんと削る合わせる、削る合わせる…ええー?ってなりながら繰り返し作業を2時間くらいやって、


もうここまで削ったんですけど!?全ッ然合わないね!?
繰り返しメンバーにバネ皿を当ててどこが干渉してこうなってるってわけ?ってやった結果、


ハゲた部分がバネ皿に当たってるんだけど…
ここが正円ではないのは分かってる、分かってるんだけど…
これは恐らくの範疇は出ませんが、BKアクセラのリアメンバーのこことBLアクセラのリアメンバーのここのサイズが違っているかもしれません。
そもそものリアメンバー側の突起球面部外径が大きく、ナンボ削ってもバネ皿を球面部分だけで受けてる状態になっていてその先のボルト周囲の平面部に当てるまでまだ2mmとか先があります。
そうなるとこのバネ皿の球面部形状に合わせた彫りがそもそも合っていない(バネ皿側の球面形状自体を奥深く彫り込む必要がある)という話になる。

このフィッティング作業の片側だけでかなり時間使ってましたし、これを更に削って仮に付けられたとしてもう片方も更に現物合わせ削りをするのは途方もないと判断。
このバネ皿の使用を諦めました…
悔しいですが、廃アジャスター化できませんでした。


最後に加工品と未加工品を並べての比較。

左側は未加工品。
右側が今回BLリアメンバー球面部の形状に合わせようと削り込んでいったもの。
段付きになっている部分がもう丸ごとなく、全部球面になってるところまでいきました。
でも他にも問題はあって、


この写真の通りに内径も厳しくて、ワッシャに干渉してしまいます。
なんせちゃんと座らずバネ皿が首をカタカタ振ってしまうので必ずワッシャに当たる。
これはボルトを緩めてワッシャを干渉しない側に寄せて締め付けても同じでした。
どちらにしてもここが絶対に動かない様に平らな部分に面で当たっていてカタカタしない、という状態に持って行けない限り使用するのは異音や割れのトラブルも懸念されるので良くはないでしょう…
あくまでメーカーさんはBK3Pマツダスピードアクセラ用として発売してますし、無理だったのは致し方ありません。

同パーツシリーズのリアバネ皿のロアアーム側は、BLアクセラでも流用される事が多くリアバネ直巻き化のマストアイテムですが、メンバー側は多少削れば~のレベルではありませんでした。残念。


この時の作業は、ただダメだったから元に戻しました…
ではなく他にも作業やってますが、今回も大分長くなってしまったのでまた次の機会にまとめようと思います!
Posted at 2025/02/09 12:46:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | BLアクセラ足周り | クルマ
2024年10月23日 イイね!

直巻きスプリングと、バレルスプリング

直巻きスプリングと、バレルスプリング今回もBLアクセラの車高調いじりの話!

今回はフロントバネの交換になりますが、
フロントのバネ履歴としてはXコイル黄のストレート6k 178mm→ストレート7k 203mm。
そして今回、Xコイル バレル形状6k 178mmになりました。


これは当初リアで使ってたバネです。
リアの交換履歴は、これもXコイル黄のバレル6k 178mm→ストレート6k 178mmで


今のリアも元はフロントから引っ越してきた分。

一般的な直巻きバネのストレート形状とバレル形状の純粋な比較もしたかったので同時に同サイズ形状違いを買ったのと、前後6kで使いたいというのが車高調を組んだ当初の狙いでした。
机上の計算での必要な範囲に入れながら自分の狙いに向けて~で当初フロントに直巻き、リアにバレルを組んだものの割と早くに違うこうじゃない。
ていうか思ってたよりも簡単にフロント線間密着する見積もり違いの発生。
リアは許容荷重は十分だったもののバネ鳴りがうざい等(バネのせいではなく組み合わせの問題)出てきてストレート形状へ入れ替えしました。
で、それで使わなくなってたバレル形状のバネが倉庫で寝ていたのでそれを使おうと、今回の作業に至るわけです。


フロントのバネ換えの理由は1回目も2回目も、3回目の今回も基本的に同じ。
線間密着してしまうという単純な理由。
Xコイルシリーズはその製品特性上、許容ストロークが極端にない…
故にショートストロークダンパーとの組み合わせがもはやセットになってくるわけですが、使ってるやつはショートストロークなんですよ十分。
それでも密着するもんでパッカー入れて早め規制しかもうないか?とか考えてた時に、あれ待てよ…持ってるXコイル バレルの仕様って…
許容荷重、許容ストローク量、満たしてる!
必要レートも当然満たしてる。
何ならフロントはストラットなわけで、しかも車高調はゴムアッパーでバネ直座型。
要はストラットの横力に対して一番組み合わせ的には弱い、ダンパー本体とアッパーマウントブッシュに横力 ガンガンパターンのやつで、これがバレル化でバネ外径が大きくなれば…違いありそうで面白くね!?
って思いたったものの、ストラットでそれなりにスペースがあるとはいえXコイルのバレルは社外バレルバネと比較しても直径が明らかにでかい。
純正ダンパーに純正形状のバネと、車高調にバレル形状のバネを収めるのでは話が違う。
分解しておいて結局干渉しました戻すしかないですーは相当ダルいんで尚更に慎重になっていて。
そんなわけでここ数カ月は、どうせ決まらなかったーってなるんだし先に10kのXコイル買ってしまえ!って自分と、
いやいや10kは過去に似た様なケースでやって車高が全然下がらなかった(車高調によっては全下げで下がらないパターンもあるにはある。使ってる車高調がまさにそう)し減衰調整機構ないんだからどうせズレてそれはそれで文句言うだろ!というせめぎ合いw


諸々これならいけるんじゃね?って裏取りと、やりますか!ってやる気が高まるまで待っての作業となりましたw
最近本当に腰が重い。
だから逆に、ストップウォッチで作業時間測る様にしてます。
この作業だったら大体このスケールで何時間~とか見通しも現実的に見られるし、場合によってはタイムアタック作業したり。
この程度で終わった実績あるんだからやろうぜ!って自分に言い聞かせたりw
人様の車を作業する事もあるわけで、時間も作業も正確に出来なきゃなので意識付けもありますね。
まあまあ、そんなわけでやり始めればきっちりカッチリやります。


外した7k 203mmのストレートと、6k 178mmのバレルを並べて。
車高を下げるつもりがないので、スペースの許す限りバネを長く取りたいという事で試したバネでした。


随分勉強になりましたね。


交換するだけでなく、清掃、防錆はきっちりやります。
フロントは交換してから数か月経ちますが当然錆びも固着もなく、ついこの間組み直したかの様な状態でした。


装着して、左脇からの視点。
大丈夫、避けられてますね!


右脇からの視点。


正面。
リアに装着していた時にも付けていたBESTEX製バッファーチューブは、リアの時はストローク時にロアアームの皿部に干渉しそうなバネを保護する意味で付けていましたが、フロントでは特に干渉要素はないので単なるバネ色隠しとして向かって正面に配しました。
自分のアクセラは狙って車高を高くしているので、派手な黄色いバネが見えてしまうんです。
今までもガッツリ見えていましたが、


前よりはステルス性マシになったかな?w


とりあえず経験上での暫定セットでいきましたが、初手で良い印象。
レートは確かに1k分は柔らかくなってるのに何と表現したものか…柔らかいのに安定感がある?感じ。
リアで使っていた時は突っ跳ね感が強くて同じレート同じ自由長でもストレートの方が余程落ち着いた印象でしたが、やはりストロークのさせ方が斜めだとバレルの場合は跳ねが強い様です。
この間、リアバネ皿を交換した時にも実はバレルを引っ張り出して、またセットしてみたんですがまぁ座りの悪い事…だったので今回の経験でほぼ確信になりましたね。


この車高調に換えてからセッティングメモをナンバリングしてますが、最近とうとう50回に到達しました!
闇雲にやるんじゃなくて、今回この数値にした、こうだった。
でも前回の方が良かった、戻そうとかやってる事に具体性を持たせないと成果に繋がらないと思うので、真剣に遊んでいますw
引き出しなんてナンボでもあった方がいいですからね。
落ち着いてきても出来たパターンを壊してまた遊び直す、そんなのをやってます。
足遊びは無限に楽しいですね…
Posted at 2024/10/23 22:01:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | BLアクセラ足周り | クルマ
2024年10月13日 イイね!

BLFFW、リアバネ直巻きアダプダ変更

BLFFW、リアバネ直巻きアダプダ変更気が付いたら10月に入っていました。
えっ、今年あと2ヶ月ちょいで終わり…?
そもそも前のブログから1ヵ月経ってるじゃん!!って事でこの1ヵ月であった事をまずは1つ!


エンドレスジール製のアクセラ(BK3Pマツダスピードアクセラ)用の車高調…のリアの、直巻きバネアダプダ!
自分のアクセラのバネもエンドレスのXコイルだし、狙ってる事が実現可能なのか試すぞ!
って事で今現在付いている車高調のリアバネ周りの部品を一度取り外しましてー








組んだものの…
分かります…?このかなりのダメっぷりが。
そう、バネの湾曲具合です。
1G状態でもハッキリ分かる弓なり形状。

BLアクセラ(BKもそう)のリアバネを直巻き化した時にバネの自由長が、あるところからこういう湾曲の仕方をしてしまう事がある…というか、これの改善を期待してXコイルで設計されてるリアバネアジャスターを期待して組んだのにやっぱダメでした!
というか元より悪い。
ちなみにこのバネアダプダ吊るしのリアバネ自由長は125mm。
そう、短ければ問題ないんだけど…やっぱXコイル使用がベースで作られていても自由長に対しての縛りは変わらないかー!

更に問題もあって、バネアジャスターの調整幅が以前のよりも狭まり、ほぼ全下げの状態にしても車高が純正よりちょっと高いくらいが最低の状態になってしまいました。
あくまでもバネの自由長が吊るしの短い物基準になっているのでもう全然合いません。
とりあえずで走ってみたけど、やっぱダメだこれー!って事で


下バネ皿だけエンドレスに換えて、上アジャスターは元のRSRに戻しました。
ここで採寸したけど、やっぱ調整代全然違いましたね…
同じ上アジャスター式ですがRSRは珍しいメンバーボルト共締めタイプで、エンドレスは良くあるただ挟み込むだけのタイプ。
ただ、ゴムアダプダを挟んでではなくてアルミの塊そのものをゴンと直当てです。
吊るしの様な専用形状バネではなく、レートが吊るしより硬い直巻きバネを使う為にロアアーム側には今までリジットのアルミ製バネ皿を使っていました。
アクセラ定番のやつですね。


こんな感じ。
ここに直巻きバネが座って、上のメンバー側にアジャスターが来る。

で、こっちがエンドレス製。


でかい!!!
並べて比較してみましょう。







これらはロアアームに座らせる位置がそもそも違うんです。


これが何も置いてない状態のリアロアアーム。
純正バネ仕様のまま17万キロ乗ったので相応にバネの擦れ痕がついています。
このバネが収まる部分にバネ皿が入るのがエンドレス。

改めて先程の写真。


中央の凸部の穴にハマるのがリジット。


エンドレスはバネ座に乗っかる形。
この様にマウント位置が違う+そもそもの形状の違いでバネ座の基準位置変わるじゃん!
アジャスター調整しないとって気づいたので…リジットの測定してエンドレスに入れ替えて測定して…


んんん…(製品設計情報的なアレの為ボカしています)分かった!!
って事で今回の入れ替えで変更になった分の補正をアジャスター側に反映させます。
プリロードも当然変わるので、リアダンパーの全長を再調整しました。

今回の事で分かったのは、
・リジット製は手軽にリアバネを直巻き化できるし、小型で薄いのでセットできるバネの長さを長く取れる方だった。
ロアアームの穴にはめ込むので掛かりは浅くとも横ズレがしにくい。

・バネ座がでかく重いと、思っていたより同じバネ同じセットでも乗ったフィーリングが違う。
ロアアームがスイングするので錘的な要素が出ての変化なのか分からないが、
リア足の蹴り感が随分良くなったので困惑したが実質接触面積でいえば下手したらリジットの方が上。
バネ座面はバネ故に曲面であり、平滑形状のバネアダプダは密着なぞしていないから。
ただ、直径が大きい土台になったわけでその辺の部分で体感違いがあるのかも。


一旦の完成を見たんですが…
組むだけ組んだもののそもそもで何でこれをわざわざ組んだのかって目的が

『ちょっと長めの直巻きバネをリアでもなるべく良い塩梅で真っ直ぐ目にストロークさせたい』

ってのがあるので、調べ回って購入しました。


エンドレス標準のスプリング座とほぼ近いサイズでゴムになっているシートです。
そう、ゴムってのがポイント!!
ゴムって縮みきってからやっとバネレートが立ち上がる~になるのでダイレクト感は確かに減になるのですが、ことBLアクセラのリアバネに関しては、ストロークが斜め且つカスタネット状の軌跡でロアアームがスイングするのでゴムでその歪みを帳尻合わせしたいんです。

エンドレスのリアバネアダプダは構成が上アジャスターもアルミリジット。
下バネ皿もアルミリジット。
それに組み合わされるシートはデルリン材。
そもそもでバネレートもソフト仕様でも10k、ハード仕様で12kのガチっぷり。
でも自分の場合は違います。
今の組み合わせとしては上アジャスターRSRで、


これがメンバーとの間に繊維入りのゴムワッシャが入ります。
それをメンバーに当ててメンバー本体の干渉個所を避けつつボルトで締結。
だけど、バネがぎゅーーっと押し潰されていくとこのゴムワッシャ部分でグッとアジャスターが動くんです!
アジャスターのブッシュとして機能する事を確認しています。
上側だけでなく下側にもそれを持たせたい…って事でゴムシートを探し出して他社車高調より流用しました。
結果、


狙い通りに1G状態でもこの様にバネが好きな様に傾いてゴムが変形しています。

サイズもそのまま入れ替えるだけで問題ない感じだったので、設定値も完全にそのまま。
硬質樹脂から硬質ゴムに変わってそのまま角が取れた感じになりました。
大分乗りやすい。
今回の仕様変更前からすると希望する感じのバネの動き方に大分変わった。

しかし正直、それ以外に何か乗った感じであるかというと…
ありません!!
ただの、趣味!!!

楽しいですねぇ…
こんな、採寸したり入れ替えたり調整したり。
いくつになってもこんなのが楽しくて飽きないんだなw


リアがまたいい感じに作り替えられたもんだから今度はまたフロントを再構成考えてます。
足周りに終わりはない!
Posted at 2024/10/13 22:45:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | BLアクセラ足周り | クルマ
2024年09月09日 イイね!

リアバンプラバー交換

人様のアクセラの足作業レポはあれど、自分のは全然書いていませんでしたね。
大体わざわざブログに起こす程でもない事が多いので書いてないだけで、相変わらずしょっちゅういじってます。

今回は調整でなく久々の部品入れ替え作業なので記事にする事にしました。
リアダンパーのバンプラバーを換えたくてーーー


って、1度目の挑戦では外せませんでした…
工具の組み合わせがちょっと微妙だったのもあり、全然力が掛けられません。
RSR車高調のリアダンパー(BLアクセラ用Basic iモデル)アッパーのナットは19mm。
ダンパーのピストンロッドの六角は5mm。
六角レンチにバイス噛ませて19mmソケットにメガネでー…ってこれではぜんっぜん回りませんでした…


しょうがないのでここ用に物を揃えて再挑戦。


流石にこの組み合わせではいけましたね!

六角5mmのビット1/2ソケットは全然売ってなくてネットで買うも納期が掛かって作業するまで随分と日数が開いてしまいましたが無事クリアできてほっとしました。
でもマジで硬くて、KTCの六角ビットでありながらダンパーロッド側の六角穴がナメ掛けてたぞ。
次やる時はビニール挟み込むとかで食い込ませないとかもしれない。


吊るしのバンプラバーはあるあるなタイプですが、これはバンプラバーというかバンプストッパーの役割ですね。
ストロークはあるのでもっと手前から滑らかに効かせたい。


新しいバンプラバーは先端は柔らかく素材そのものはそこそこ硬質。
今時素材な感じ。


ってこれ、実は以前KYBリアダンパーのアッパーマウントに組み込んだモンロー製のバンプラバーのカットした先っちょの残りなんですw
そう、取っておいたもので新規に買ったものではない。
ちなみにRSRはロッド直径が14φですがシリコングリス塗ってやれば多少きつくても装着は問題なく出来ました。
ではバンプラバー単品を並べて比較してみましょう。


全体的に大きくなりましたが、ブーツの中にはちゃんと納まる程度のサイズ。


吊るしのバンプラバーは先端こそ細いものの硬さはどの部分を押しても硬い。
新しいバンプラバーの方は先端の中は空洞部分があり潰れやすい。
自分のアクセラに入れてるバネの組み合わせとならこっちの方がいいはず。


戻して同じ工具で締め付け。


バンプタッチしない様に…ってセッティングもあるとは思いますが、個人的にはBLアクセラのリアは純正でも長く硬めのバンプラバーを使っているという通りにバンプタッチを有効活用した方が上手い事動かしやすい気もします。

問題点は、車高調の分解方法が各社で違うし、ストローク量やロッド直径に見合ったバンプラバーを選定するまでが大変というところでしょうか。
バネはいくらでも分かりやすく売ってるけど、バンプラバーとか車高調の吊るし物が補修部品程度で流通してるとか、後は純正品。
社外でイイ感じのなんて本当に少ないですからね…

バネはバネの仕事
ダンパーはダンパーの仕事
バンプラバーはそれらと違うところで仕事してくれます。
ダンパーの底突き破損防止ストッパーだけでなく、上手く使えばストロークの何割くらいのところから干渉し始めてーとこれが結構バネの足りない部分を補佐してくれる感じで良いんです。
読み通りな感じで仕上がってくれて、楽しくてその後昼間も夜中も随分走り回ってしまいましたw
吊るしのバンプラバーってホント、どこのも破損防止品みたいな感じの容量と硬度のが多いよなぁ。
何か、もっと詰める事ができるのに勿体ないって感じてしまいます。

フロントも交換したくなってくるけどフロントこそストロークとバンプラバーの選定が難しいですね。
ま、自分のなんで、ぼちぼち楽しんでいきます。
Posted at 2024/09/09 12:17:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | BLアクセラ足周り | クルマ
2024年04月25日 イイね!

BLアクセラのリアバネ直巻き化手法

BLアクセラのリアバネ直巻き化手法新年1月になってからアクセラの車高調を新しくしました。

1月から4月の今にかけて走りに走りメモ取りながらセッティングやってますが、その回数も30回に迫る今日この頃。
思う事も増えたのでここで一つ、BLアクセラのリアバネを直巻き化する話について掘り下げてみようかなと思います。
意外と細かく書いてるサイトって少ない気がしますしね。


BLアクセラのリアは今時の車では割とある、ダンパーとバネがそれぞれ別位置に配置されているタイプです。


ロアアームにバネ
ナックルにダンパー
って感じですね。

車高調でも勿論バネにアジャスターの組み合わせで車高調整を可能にした構造になり、更にダンパーもフルタップになっていてプリロード調整を可能にしたモデルもあります。
この場合、ダンパーの長さを調整する事でナックルを上下動させて、ロアアームと連動させてバネをメンバー側へ押し付けたり離したりとプリロードを間接的に調整する具合です。

が!

このレイアウトの足周りのネックは、純正バネの形状都合上、車高調で多くに採用される直巻き形状のバネが使えないという事。
ロアアーム側は純正バネと同形状、そこから上にバネが伸びてアジャスターに合わせたバネ内径になるパターンが多く採用されています。
(かなり少数ですがロアアーム側にアジャスターでメンバー側にバネ内径を合わせた逆パターンも存在します。XYZ製とか)
BLアクセラ用の市販車高調キットでも極僅かに最初から直巻き化されているものも中にはありますが、大多数がこの専用バネになっているパターンであり汎用として市販されていて使える直巻きバネの選択肢は基本ありません。
少し踏み入った話になりますが、大径な純正形状に近いバネに対して小径で短い直巻きバネでは許容荷重も違うのでいくらリアが比較的軽いFFと言えど…
ってバネの話になるとますます長くなるのでまず今回は、そんなリアバネを直巻き化するにあたって手段が2つあるので、そこにフォーカスを当ててみます。


その1. アルファリジット製のアルミ製の『スプリングマウントシート』を使用する

こちらの品番SS-314はメンバー側とロアアーム側のマウントがセットになっているものですが、使用している車高調がメンバー側にアジャスターがあるタイプ(ブリッツ等)であれば下側のマウントだけを使用します。
ここで注意なのが、このアルファリジット製のマウントはID65バネ対応のものとなっているのでブリッツ等ID62のアジャスターと組み合わせる場合、ID65の直巻きバネを準備する必要があります。
ID62やID63のバネは基本入りません。
そこでID65のバネに換えたとして、アジャスター側はID62なので2,3mmの隙間がシートとバネの間には出来るわけになります。
そういった時の為に内径変換する62-65スペーサーも発売されていますが、個人的にはそれは不要と考えます。
アクセラの場合メンバー側は直立不動ですが、バネの受け皿であるロアアームが動く上にそのバネ座面角度が水平ではなく、車両進行方向斜め前になっている…偏角しているからです。


リア左ロアアーム、0G状態作業中の1コマ。
バネの下に隙間があるがこれでもバネは遊んでいない…

メンバー側から真下へ行く直巻きバネは真っ直ぐなのに、メンバー側とロアアーム側ではバネ座角度が違ってしまってこういう事が起きます。
プリロードを多く掛ければバネ側が変形しこの隙間は埋まりますがその隙間を埋める為にプリロードを掛ける様では足の動きを置き去りにした状態になるのは言うまでもなく、不要な程の突き上げをする状態になってしまいます。
プリロードが適切で求める挙動に出来る且つバネが遊ぶ事がない設定という何気にシビアなものが要求されます…

他に、直巻き化でデメリットとも言える面はこんなところがあります。

・バネを真っ直ぐストロークさせられないので縮むにつれて抵抗が変に強まる
・横方向の力も多く加わるので車高調のスプリングガイドにバネの内側が強く当て擦られ、異音が発生する
・組み合わせが悪いと構成部品のどこかが横力に負けて破損する

こういう問題が浮上してきます。
ID62のアジャスターだとしても個人的にはID65そのままでいいと思うのは横逃げ箇所が欲しいからという事から。
物理的に真っ直ぐストロークし得ない構造なので、もうこれはそういう悪癖を持っているという事を理解して付き合う他ありません。
しょうがない、ロアアームがカスタネット状にスイングする設計なので…

しかし最初から直巻きバネがキットになっているアクセラの車高調の場合、実はある決まった条件があります。
それは、リアバネの自由長が大分短いという事。
通常のリア専用形状バネの自由長は180~210mm辺りですが、バネレートも自由長もそれと大幅に違います。


ロアアームが大きくスイングする事でバネが弓なりにたわみフリクションロス発生するなら、そもそもそのたわみ軌道がないくらい短くしてしまえという発想なのでしょうか。
そういうアクセラ用の車高調キットのリアバネ自由長は知る限りで、125mm、140mm、152mmと随分短くバネレートが高めです。
事実アクセラのリアロアアームは水平気味になる位置も確かに存在するのでアジャスターと組み合わせてそこ狙いにしているのでしょう。
しかし当然そんな短いバネでもバネは遊ばせないという大前提があるので、ダンパーもそれ相応に短足化するわけですね。
自分が過去セッティングした事あるのは自由長140mmのものですが、それよりも更に15mmも短いリア足はどうセッティングしたらいいんだろうと相当悩みそうです…
当たり前ですが、物凄く短足なので簡単にインリフトしてしまうんです。
ただ、高いバネレートにするなら自由長は短くしないと簡単に車高は高くなってしまうし、プリロードもそれでいて掛けるなりヘルパー使うなりしないとダンパーのバンプリバウンドストロークバランスも偏ってしまいます。
こうして沼に陥るわけですね…w

他の実例として、テインの車高調の場合はID65なのでアジャスターとバネがそのままID65通しになります。
しかし先述した通り弓なり軌道の問題もあるのであまり長いバネは使えませんし、テインのBLアクセラ用車高調にフルタップダンパーは設定がありません。
つまりプリロードの調整が一切できないので自由長は選択肢が少ない、あるいはバネレート、自由長を考慮したメインバネにヘルパーを追加する手段になります。
セッティングという点では大分難しくなる事も想定されます。
テインのバネアジャスターは純正バネのゴムマウントを活用して装着するので、ある程度のゴム滑りは期待できるかと思うのでもしかしたらID65でもバネの座り偏角は多少なり…マシ?かも?しれません。
アクセラでテイン車高調装着のバネ換え装着車で1G締め作業はやった事がありますが、車高調のセッティングまでは行っていないのでその辺は何とも分かりません。

ここまで書いておいてなんですが、そもそも発売元のアルファリジットとしてはそういうアジャスターとの組み合わせを推奨してこれを出しているわけでは、ありません!
上側のメンバーの球面部に直でアルミマウントを当てて使う上側のマウントと組み合わせて直巻きバネのみで使う事を基本としていて、この場合車高調整機能はないから調整する場合は同社製デルリン製スプリングスペーサーを使って下さいとしています。
金属同士接触になりますが、この球面部に当てるからこそバネを当てても多少なり動きが作れるので良しとしているのか…は定かではありませんが。

ちなみに自分が使っているRSRの車高調は上アジャスターID65でアジャスター本体はボルト固定になります。
なのでバネはそのままID65が選択肢になって、そして弓なり、横力の影響でバネの異音が…削れて錆が…という具合です。
繰り返しの分解と調整でなるべく音が鳴らないバネの巻き始めの位置とプリロード、プリロード設定と乗り味の両立。
2日に一度はリア足いじりしてるくらいの苦行?っぷりでしたがその辺は少しずつまとまってきました…

そんな感じで相性の問題もやや起きますが、直巻きバネを導入しやすいとてもありがたいパーツだと個人的には思っています。
既存のアジャスターをそのまま使えるのがまず良い。
車高が調整しやすいので。
ストロークの問題については決してアルファリジットのシートが悪いのではなく、直巻き化する事で出てくるアクセラの悪癖なのでしょうがないです。
RSRの車高調を使ってる間は少なくとも自分もこれを愛用していきますよ!
導入コストも割と高すぎずな事もあり、アクセラ乗りには昔から定番パーツの1つですね!



その2. オーデュラ製の『リア直巻きスプリングアダプター』を使用する

元々は同社オーデュラ(厳密にはオーデュラはブランド名であって、オーバードライブの方が正しいんだけど界隈ではオーデュラが愛称)のサーキット向け車高調、蹴脚IIのキット品なのですが、需要がある故に単品製品化したという経緯があるパーツです。
メンバー側に専用の大型ゴムマウント、ロアアーム側にボルト締結のアジャスターのキット。
これは下アジャスターになるのでその構造上、車上で車高調整ができません。
アジャスターの皿がロアアームのくぼみの中に潜ってしまうので車高調レンチが掛けられないからというのが理由。
つまり、車高調整の度にロアアームを切り離し、アジャスター固定のボルトを緩め、アジャスター本体を取り出して単品で調整して、また装着し直して…自分の都合に合う車高になっていなければまたロアアームから外して…
大分面倒!なんですが、それ以外は非常に良く考えられた造りをしています。


まずメンバー側の専用ゴムマウント。
バネIDは62~65の対応になっています。

こんな感じのゴムの塊なので車重でバネがゴムに食い込みますから正直フリクション発生はあります。
これを取り外すとゴムにバネの形がくっきり残っている程に捩れ逃がしがない。
このマウントに滑りを期待するスラストシートを併用したことがありますが、一緒にゴムごと変形するだけで期待するような滑り効果はありませんでした。
ゴムではない分多少なり滑りはマシかなという程度…


このでかいゴムマウントの固定方法はただメンバーのくぼみに押し込むだけ。

結構いい塩梅のきつさなのもありここで使える小技として、先に問題になったロアアームからのバネの角度とメンバーからのバネの角度が合わず…という問題。
そうです、組む時にちゃんと意識をしてやれば若干偏角させることが出来ます!
他社はもうメンバーのくぼみに入る様にしか入らないけど、これはそんな事は無い。
って、こういうのがどこまで考えられてるのかは分からないですが。
ゴム製なので基本異音も出ないしマウントの固定も挟み込むだけで特にないし、それでいて前述した様なバネの厄介な問題に対しある程度許容がある。
アジャスター側は先に書いた通りにまぁ調整が…どうしても繰り返しやるにはあまりにダルいのはあるんですが…


大手メーカーが大半ただ挟み込むだけのアジャスターであるのに対してロアアーム底側に当て板をしてボルトをアジャスターまで貫通しての固定式になっているのも特徴の1つ。
流石吊るしで10kのバネを組み込むサーキット向け車高調のパーツです。
ただ、取付の際は先にボルトを締めてしまうと斜めに引っ張る力が掛かってしまうので、バネをセットしてからボルトは締めましょう。

対応バネはID62が基本ではありますが、サイトの説明にちょっと分かりづらいながら
『内径は2.5インチ、65㎜のスプリングに対応』
とあります。
何故ここでインチとミリって思うんですが、要するにID62~65に対応という内容ですw
ちなみにごく最近24年4月にこの単品版取り寄せた方がいらっしゃるのですが同社製品でもBMアクセラ等で使われている方のパーツが使われていました。
アジャスター側、従来のゴムシートじゃなくて樹脂シートになっていたんですねー!
BLアクセラ用ではあれ、初めて見ました。
ロックシート類の形状が全然違うので見分けはすぐにつきますね。


オリジナルで紫シート+樹脂シート化は既にやっておりますが!w
これの場合、326パワーのシート(硬質ではないし滑るかというと滑る感じでもないが…)とヘルパーを組み合わせています。
シートが多用されているので余計な力は逃げやすい状態です。


割とデメリットを先に書いた内容になりましたが、そもそもバネを直巻きに換えたい!というイメージを持っている方は、
バネを硬くしてスポーツ走行しやすくしたい!
車高をより下げていい塩梅にするために硬くしたい!
等イメージを抱いているかと思います。
それが出来る事がまず何よりのメリット。
そして市販バネは多種多様で、自分のお気に入りブランドやユニークな特性を持つバネに交換したりすれば慣れた自分の車の挙動もまたフレッシュに。
要は、より楽しい!を叶えてくれるものだと自分は思っています。


という事で今回はそれぞれ2点、BLアクセラのリアバネを直巻き化するにあたってのパーツの話でした!

1万円台と2万円台とで値段も性格も違いますが、どちらにもメリットデメリットがあります。
アクセラはリアバネレートを上げると思った以上に走りが元気になるし、車高の面でも自由度が増します。
一度、バネ沼へ沈み込むのは如何でしょうか…!
責任も取らんし保証も勿論しませんがww
キットの吊るしでは味わえない世界がここにあります。
Posted at 2024/04/26 00:24:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | BLアクセラ足周り | クルマ

プロフィール

「第13回、北関東セブンデー御礼 http://cvw.jp/b/725832/48567280/
何シテル?   07/27 19:33
こーづき と申します。 RX-7持ち (FC3S 後期 / GT-X) アクセラ乗り (BLFFW / アドバンスドスタイル) もっぱらB...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

一番乗り・・・何番乗り・・・ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/07/27 23:52:17
影武者からのお願い(*ノωノ) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/10/17 11:46:49
裏メニューのお知らせとお礼・・・ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/09/16 11:30:07

愛車一覧

マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック) マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック)
フルノーマル(疑惑)
マツダ RX-7 マツダ RX-7
FC馬鹿を体現した1台。 いつか再びの時を夢見て…今は眠っています。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation