突如再開、FCの拘りシリーズ!
第1回
シフトレバー編
第2回
補強編
第3回
ブッシュ編
第4回
吸気編
去年の夏以来のこのシリーズ。
第5回です。
FC熱が出たから、書くか!ってなる単純なや~つw
なので、またいつまで続くか分かりません。
今回はパーツ…というか、ブーストアップについてです。
例によって、だらだら書きます。
いきなり余談だけど、個人的には所謂フルタービン仕様にした事はありません。
フルタービンは縁がなかったなぁ。
純正タービンで踏み切ってクラッチ蹴る方が楽しかった。
周りの車は300ps~はあってアクセルワークばっかりだったけど、
見ててもそれ、面白いの?だったし。
でもその後、縁があって格安でハイフロータービンが手元に来ちゃったもんだから、
じゃあ組みますか、ってことでハイフロー組んだけど、
それでもやっぱり楽しかったのは純正タービンのブーストアップの頃だったと思う。
むしろハイフローになってからトラブルが増えて、ホント楽しくなかった時期もあった。
純正ってのはやっぱり、パッケージングがいいよね。
さて、本題に戻り。
FCのブースト制御は、純正コンピュータとソレノイドバルブで制御されてて、
純正でも(オリフィスが入っていれば)0.6k掛かる。
それ以上は純正コンピュータだとリミッターがあるので、きっちり0.6kで停まってしまいます。
当時の定番、ナイトスポーツのFBCDは圧力センサーに挟んで擬似信号を送り、
まだ0.6kになってないよ、まだブースト上げていいよとコンピュータに誤判断させるパーツ。
ナイトスポーツ側としても、純正プラグコードにハイオクガソリン使用なら、
純正コンピュータ+FBCDでも十分使えるという話だった。
この仕様は、最初から選びませんでした。
ちゃんとコンピュータ自体が書き換えられてるものに変更して、ブーストアップ。
(※たまに居るんだけど、リミッターの切られた社外コンピュータ+FBCDは無駄であり、
場合によってはエンジンにとって危険なのでやめましょうね)
一番最初に使ったブーストコントローラは、友人が売ってくれたHKSの初代EVC。
ただこれが…ゲインを上げてもあんまり変わらない?
ダイヤルを回しても、あんまりブーストも上がらない?代物でした。
古くてステッピングモータがボケてたのか分からないけどw
それでも純正ソレノイドキャンセルして、これで駆動させてた時は結構速かった。
同じブースト圧でも、結果ブーストの立ち上がりが速くなるってのは、
そもそもがここまで加速が速くなるんだって身を持って知った。
その後、トラストのプロフェックBに変更。
これがもうバランスの良さと、コントローラ部のデザインがFCにピッタリの激シブ品。
ゲインマックスにすると、今までに無いくらい立ち上がりが良く、オーバーシュートするくらい。
上げる数値も思いのまま。
ああ、やっとまともにブーコンらしくなった!と喜んだものです。
FCのブーストアップは、最終的にタービンの風量的に中回転以降でタレるので、
個人的には最初からちょっとくらいオーバーシュートの設定でも良かったと思います。
中間のパンチ力がとにかくあって、めちゃ楽しかった。
エンジンブローを機に、純正タービンコンプレッサのインデュース部を、
ショップさんが小加工して口径をちょこっと広げてくれました。
純正のは無駄に肉厚なんだよね。
それプラス、こちらの希望でHKSの強化アクチュエータを組んだ。
新しくなったエンジンとこのタービンの組み合わせがまた超~レスポンスが良くて。
ただ、これもデメリットはあって、アクチュエータのせいで機械的に最低ブースト圧が0.8kとかだった。
取扱説明書には0.6kから~ってなってるんだけど、
これって要するにアクチュエータがスイングバルブを開かせ始める圧力が最低で0.6k~であって、
組み付けた状態だと実際には0.6kから開いて、
それでブーストが安定するところが最低で0.8kという随分FCには高めなものだった。
そこは、マフラーの効率が良かったからってのもあるだろうけど。
ちなみに当時、周りに他にもHKS強化アクチュエータのブーストアップ仕様の他車が居たけど、
それの方がブースト圧が低いところから使えて、なんだよ~!ってなったなぁ…
だからアクチュエータ本体だけ交換しようかと思ってた頃もあったけど、
(本体は結局セット荷重が違うだけで、ブラケットとロッドが専用なだけだから使い回せる)
ま、高いところで安定するならどうせ0.9kセットだからいいやってなったんですが。
電気的にソレノイドバルブ制御で0.9k仕様にするのと、
機械的にベースを0.8kにした上で、電気的に0.9kで安定させるのでは速さが違った。
結果的に似たようなものになるんだけど(0.9kの過給圧で得られるパワーは同じだから)過渡特性が違う。
でもコスパで言うと、合わないとは思うけど…
制御に使ってるのが懐かしいVVCならともかく、EVCならねぇ。
ただ、FCでも、FCでなくともHKSの強化アクチュエータを組んだタービンの立ち上がり方は、
負圧領域から正圧入ってちょっとくらいところの速さが全然違った。
機械的に逃がさないから、立ち上がりが速い。
純正タービンは、ブーストの制御が絶妙なバランスでできてる。
0.4kでアクチュエータのロッドが伸び始めるのが合う。
それで設計されてるんだからそりゃ、そうなんだけど…
強化アクチュエータにして溜める様にして、いざ解放!ってなっても、
狙い通りに解放してくれなくてブーストが高くなりやすい。
なるべく逃がさない様にするのが強化なんだから…そりゃあねぇ。
グッ!と溜めて、バッ!と適度に出してくれるならそれが一番なんだけど。
これでも、この時点で既にExハウジング裏面を削ってスイングバルブが
完全全開になる純正加工品にしていて、それでもダメ。下がらない。
じゃあ、そこが更に抜けるウエストゲーターで排圧下げよう!ってゲーター付けたら、
今度は抜けすぎて逆にブーストがまた上がるw
ゲーターじゃなくて、ゲートなら違うかもだけど、純正タービンにそれは…
あ、でも当時よく交流のあったFC乗りが純正タービンのゲート仕様でしたね。
彼は何とかまとめてた様ですが、残念ながら当時の自分のFCで試してた、
強化アクチュエータとウエストゲーターのコンビはダメでした。
最低ブーストは1.0kで、ブーコンで調整もへったくれもなかったw
なのでゲーターを止めて、それで最低0.8kに下がって。
ハイフロータービンに変えるまで、その仕様で使ってました。
結局、純正アクチュエータの方が、FCのタービンには総合的に向いてると思った。
純正タービンに社外コンピュータ、ブーコン。
これが単純明快で一番良し!って思います。
お金が掛かりすぎると、結果、走れなくなってしまいます。
本末転倒。
いじった状態にする為にいじる…って人もいるだろうけど。
望んだ結果を求めていじるのが基本の自分には勉強にはなったけど、
今だったら小難しくはしないなーと思います。
知ってるからやらない、ってだけなので、
結果、やってなければそういう仕様をやってみたいってなったのかもしれませんw
ふと思ったけど、トラブルの相談こそされることはあるけど、
パワーを出すのにどうしたら?って相談はされたことがないような。
FCにパワーを求めてない時代、なのかもですね…
パワー云々よりも壊れないで欲しい、の方か!w
※追記(1)
ニコチンさんのコメントで、そういえば確かに外観純正(というか日立コンプレッサ)のまま、
中身の羽を交換したタイプもあった。確かにあった。
何だっけ!?って資料を探してみたものの、
どっかにあるだろうに見つからない…
なんだっけ!?オリジナルボックス、ターボショップM、何かそういう…
ロータリー系のではなくパーツ系のそういうショップだったような。
あ、って思って佐藤商会も見てみたけど、
インデュースの加工ってなってたからそれだけのパターンではなくて。
ていうか今現在もそのメニューがサイトに載ってて、おおーってなったw
どこだっけなぁ~~