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2024年02月11日

レースシム構築について

レースシム構築について
今回はレースシムについて。

実は1年ほど前にレースシムを構築しています。

実車で峠を走らなくなったので、その代替としてデジタルで思い切り走れる環境を作ろうというのが発端です。



ガレージハウスで大物を置くスペースが十分にあるという点もありましたね。
※ガレージ空間ではなく部屋の空きスペースに置きましたが。

しかし、レースシムってものに対する知識もなかったので色々調べて機材を揃えて、最終的に組み上げたのが2023年2月になります。

ソフトはアセットコルサ(PC版Assetto Corsa)をメインに想定してます。

※MODが豊富で峠道や市販車の選択肢が多い事、よくレースシムで使用されている実績がある事から。



↓最初にざっと機材とスペックを↓

<コックピット(フレーム)関係>
・TRAK RACER TR80-LITE レーシングコックピット
・TRAK RACER TR8020ハンドブレーキマウント
・TRAK RACER スイングアームデスクスタンド
・TRAK RACER TR80-INVPED3 ユニバーサル吊り下げ

<シート>
・RECARO SP-G

<モニタースタンド>
・TRAK RACER アルミ フロア トリプルモニタースタンド

<ステアリング/ペダル>
・FANATEC GRAN TURISMO DD PRO PREMIUM BUNDLE
・FANATEC PODIUM HUB
・D1SPEC ステアリング フラットR 35パイ

<シフター>
・FANATEC ClubSport Shifter
・ディーアールジェイ【ジュラコン® シフトノブ-黒】
・JET INOUE 同径延長アダプター 80L 12x1.25 ブラック
・FANATEC ClubSport Magnetic Paddle Module

<ハンドブレーキ>
・FANATEC ClubSport Handbrake V1.5

<PC>
・GALLERIA XA7C-R38T i7(12) /RTX3080Ti 16GB 1TSSD

<モニター>
・Pixio PXC327 Advanced 湾曲 ゲーミングモニター 32インチ WQHD Fast VA 165Hz 1ms ×3

<スピーカー>
・サンワサプライ マルチメディアスピーカーMM-SPL6BKN

<他>
・エクササイズフロアマット EXP-150
・Dayton Audio TT25-8 ミニ・バスシェーカー 8Ω ×2
・Lepy ステレオアンプ LP-V3S 【BOSE社パワーIC使用】V3S シルバー



…細かいケーブル類とかは省いてますが、こんな感じです。

大体80万円くらい掛かってます。\(^o^)/

市販車(箱車)を走らせるシムとして構築してますので、実車に準拠した機器配置にしています。





2Kモニターを3枚動かす事もあり、PCマシンスペックは盛ってます(笑)

もっとマシンスペック低くても十分動くとは思いますが、余裕あった方がストレスフリーになりますし、画質やリフレッシュレートを高く設定できます。




シフトはHパターン/シーケンシャル切り替え式のもの。

実車用のシフトブーツを被せて雰囲気UP(&埃対策)している事と、シフトノブも実車用に変更。

標準ではメタルノブが付属しますが、実車で軽いジュラコンシフトノブを使用しているので実車に合わせた変更をしてます。
※実車用ジュラコンノブ&短い棒でショートストローク化

サイドブレーキはインプレッサや86(穹)と近い位置に来るように配置してます。

サイドブレーキは標準だとかなり前の方にしか付けられないので、ロングサイドサポートも一緒に購入して標準の部品とロングサイドサポートを組み合わせてサイドブレーキを後方へ配置できるようにしてます。

標準だとWRCみたいな縦引きサイドブレーキには丁度いいのですが、箱車のサイドブレーキ位置には使えませんでしたね。





ステアリングも実車用を使用し、パドルシフトも付けてあります。

FANATECのハンコンはダイレクトドライブ8Nmのモデル。市販車モデルで使用するには余裕のFFBパワーがあります。F1とかするなら足りないんでしょうね。







ペダルはブレーキがロードセルのもの。

通常はオルガンタイプですがTRAK RACERの吊り下げキットで吊り下げペダルとしてセッティング。

ブレーキのスプリングも変更してフィーリングの調整も。





画面は1500Rの曲面モニターを3枚。32インチ2Kモニターで大画面と広い視野を確保。
※解像度2560×1440を3枚→7680×1440

画面上部には背景が見えないように黒いスチレンボードでシェードを作成してます。

シェードはなくても走っていればあまり画面外は気になりませんがあった方が没入感は上がります。





モニタースタンドは別体式にしてモニター距離を自由に調整できるようにしてます。

レースシムは目からモニターまでの距離は大事。フレームとモニタースタンド一体型のやつは距離が調整できず、遠いように見えましたので別体型で好きに調整できる事を重視しました。




シートはインプレッサで使用していたレカロSP-Gをそのまま流用。

コックピットはシート付属なしで注文。TR80-LITEは実車用のフルバケがそのまま取付けられます。

シートは実車のように前後へスライド調整できるので、乗り降りも楽だしドラポジもしっかり調整できます。




あとはオマケ要素としてバスシェーカーを2つ、シートブラケット左右に設置しました。(丸いのがバスシェーカー本体。画面右側の四角いのがアンプです)

振動するスピーカーでエンジンや路面等の振動をなんとなく再現してくれます。

そこまで精度(再現度)がある訳ではないですが、これがあるだけで結構臨場感が変わりました。




はい。という事で、私の構築したレースシムはざっくりこんな感じ。

基本的にTRAK RACERFANATECで固めた構成ですね。

コックピットはTRAK RACERのアルミフレームで小型のモデルであるTR80-LITEですが、強度(剛性)はまったく問題なく軋んだり歪んだりはありません。

各部の調整はアルミフレームなのでレールのある所で無段階調整できるので自分の調整したい所に自由に各部持ってこれます。

アルミフレームはアフターパーツ(キーボード台など)も多く、拡張性が高いのも利点。他社製品も使えたりと幅広いです。



さて、肝心の走行について。

レースシムは今回初めてで、過去にハンコンを触った事があるのはプレステでグランツーリスモやるのに安物をちょっと使ったくらい。(そのハンコンのFFBはチープでリアル感もまったくなくなんだこれ、無い方がマシ!って思ったくらいでしたね…)

なので所詮実車ではないと正直そこまで期待を高くはもっていなかったのですが……。

なんというか。あれですね。


高いものは良い!!


設定項目も色々あって満足の行く設定を探すのも大変ですが、細かい路面の凹凸感だったり、ステアリングを切ったときのタイヤのゴム感だったり…とにかく思ってたのと全然レベルが違いました。

すごくリアルです。

ペダルもブレーキをロードセルにしたので、踏み込む力加減でブレーキ力が変わる。

べダルの踏み角度でブレーキ力が変わる意味不明な安物とは違います。

もちろん実車のブレーキペダルとまったく同じ感覚か?と言われると結構違うんですけど…(笑)

Hパターンシフターもシフトを入れる/抜く時の感触がよく、走っているとホントのシフト操作してるときと錯覚しますね。

ただ、実車と違いあくまでスイッチでしかないので、エンジンとミッションの回転差がいくらあろうとそのままギア入れられたりと、実車の機械感というかシンクロメッシュの動きというか…そういうのを感じる事は流石にできませんね(笑)


しかしまぁ、とにかく操作系が段違いでクオリティが違います。

レースゲームではなくてレーシングシミュレーターという表現の違いに納得ができますね。



大画面3モニターも正解でした。(ものが届いたときはやり過ぎたか…とちょっと思いましたが)

モニターの選択は好みではありますが、走り始めると視界がホントに車に乗っているように見えてきます。コーナーに合わせて左右に視点を動かすとしっかり左右の見たい所+α以上が映っている。

モニターが小さいと画面端の終わりが視界に入って画面感を感じてしまうかも。

32インチWQHD(2560×1440)の3枚だと普通に走っていると画面の左右両端が気になる事はまずないです。端まで見る事はないですから。

モニターの選択は色々あって、ウルトラワイドモニター(UWQHD or UWFHD)という選択もあります。1枚ものなので3画面よりも継ぎ目がないのが利点ですが、WQHD×3枚だと実質7680×1440の解像度ですので、現状ではウルトラワイドモニター1枚で匹敵するサイズはありませんね。


基本はアセットコルサで峠道をメインで走ってますが、GDBインプレッサや後期86で実車の感覚と照らし合わせて各部調整して実車感が上がるようにセッティングしてます。

同じソフトでも機材は人それぞれなのでその機材/環境用に細かく調整をしないとリアルな感覚には近づかないという点はちょっとマニアックな部分なのかも?

デフォルトの設定そのままでリアルな感触という訳でもないので、実車を知らないとどこに向かって何を調整すればいいのか目安というか指針がないんですね。

しかもただ街乗りとかで乗った経験程度じゃレースシムで走るような速度域の動きを経験できてないので結局何がリアルなのかよくわからないという。。。

私は散々インプレッサで走り込んだ経験があるのでそれを目安に調整してますが、実車で攻めた事がないって人は調整の方向で迷うかも。

まぁレースシムを組む人は実車の経験ある人が多いようですから、あまり気になる点ではないのかもですが。




私はサーキットで他車と競争をしたいとかではなく、単独で思い切り走りたいというタイプ(サーキット走行自体がそんなに好きじゃない)なので、アセットコルサの峠やEA SPORT WRCなんかが合っています。




レースシムも市販車(箱車)の再現用としてポジション組んでますし、もうちょい極端に言うとかつてのインプレッサの再現を目指しているだけのような気もします(笑)

アセットコルサ(PC版)は車両の各パラメータが自由に弄れるので、乗っていたインプレッサのチューニングに近いようにパラメータを調整しようとしてますが、項目が多すぎて把握しきれてません(笑)

いずれは外観なんかも合わせられると面白いですが、まぁそこまではしないかな面倒そうだし(爆)



さて、自宅にレースシムがあると走りたいときにいつでも走れるし、攻めてぶつけてもノーダメージ(笑)

車検もないしタイヤ代もガソリン代もかからない。かかるのは電気代くらい。

導入コストは求める機材によってピンキリではありますが、車を買うよりは断然リーズナブルでいろんな車種にも乗れる。

人生初めてレースシムを構築し1年ほど気の向くままに触れてきましたが、組んだ甲斐はありましたね。

という事でレースシム構築についてでした。

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Posted at 2024/02/11 21:20:38

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