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葵 由埜のブログ一覧

2020年10月19日 イイね!

着々と進めてます…

着々と進めてます…
もしかして結構納期掛かるかも?なんて思いながら86用リアハウジング(単品)[BHF061]を発注掛けたら直ぐに届きました。

はい、綺麗なプロμグリーンが眩しい新品でございます。




86用GDB用のベルハウジング。並べてみるとやはり高さが結構違いますね。

そして86用は予想通りにPCD100用の穴しか空いていないです。キット付属エンドレスのローターはマルチ(100/114.3)ですけどね。




ハウジング単体にして背比べ。

4.0mmの高さ違いでした。




ディスクを付けた状態で、エンドレスのヤツと背比べ。

当然ですが、同じ高さですね。




車両に仮組みしてキャリパーとの組合せも見ておきます。




ディスクもキャリパーの中央に来てますので問題ない所ですね。
※若干写真右側に寄ってる(?)ようにも見えますが…使用に問題は無い範囲です。




新品のベルハウジングを早速耐熱塗装して焼き付け。さらばプロμグリーン…。

とりあえず、リアのベルハウジングはここまで。





フロントディスク外周の段付き解消もやっていきます。




これですね。測ると0.2~0.3mmほどの段差です。

エンドレスキャリパ-だとブレーキパッドがディスクの外周ギリギリに来るので、この段差があるとちょっと嫌。




ダイナミックにグラインダーで削っていきます。
※と言いつつすっごく慎重に削ってます。スピードコントローラーがあるとすごくやりやすいです。




だいたい良いんじゃないでしょうか。




余計な所を削らないように慎重に均してます。フロント2枚分、裏表で4面同じ事をやります。




そして、なぜかやるつもりは無かった事を始めてしまいました(爆)

オイルストーンでディスク研磨を…。




本気でやると大変なので、ざっくりとだけ。
※手作業の砥石で完全に面を出すのは時間が掛かるし、反って平行度が崩れる可能性があるので

研磨すると良く分かりますが、結構波打ってますね。

まぁ、この程度なら使用に問題はないでしょう。というか使用していけばどの道こうなっていくので。

ローターを外して単品で整備していると完璧に綺麗にしたくなります・・・新品のキャリパーで新品のブレーキパッドなのだからローターも新品(同様)でないと…って思いがち。

でも冷静に考えたら、普段のブレーキパッド交換の時だってローター研磨なんてしないじゃないですか。整備していないローターに新品のブレーキパッドを取り付けます。今回だって結果としては一緒です。

車両に組み付けて慣らせば、削れて当たりが出てくれます。



って思っているのに、磨いてるわけですよ。(前後4枚、裏表で8面やりました)

どちらかというと大事なのは回転方向の平行度なのです、GDBインプレッサで使用していた時に特に問題はなかったので大丈夫だとは思ってますが。86(穹)に取り付けたら一度測っておきましょうかね。


という事で、今回の「GDBインプレッサのSCR-PROを86(穹)に取り付ける」というブレーキネタも完結へと向かっております。

Posted at 2020/10/19 20:31:52 | トラックバック(0) | 86(穹) | 日記
2020年10月11日 イイね!

キャリパー諸々交換しました

キャリパー諸々交換しました
GDB用のプロμ2ピ-スローターSCR-PROの整備をしていた伏線回収です。(こらそこ、伏線になってないとか言わない)

純正より大きい、大径ディスクローターを使用するにはキャリパー交換が必要な訳です。


ちなみに、結構前のワイトレ装着も実はこの伏線でした。(2月の話です。これは気が付かない伏線でしょ?)

私の86(穹)は7.0Jの17インチホイールなので、そのままではほとんどの社外キャリパーは使えない。なのでホイールの逃げとしてワイトレが必要でした。(F:20mm、R:25mm)

D9Rは割と逃げがある形状ですが、純正がちょっと厳しめなんですよ。そう、純正ホイールの使用も考えているんです。

86の純正17インチホイールは結構社外キャリパーと相性が良くなくて、使えると明言してるのはプロジェクトμがワイトレ15~20mm使用でイケると言っているFS4Mくらい。

しかしプロμは色が限定される(緑のみ)ので、86(穹)には合わないな~と。


で、ENDLESSのM4&S2 システムインチアップキットを購入しました。

エンドレスはキャリパー単品での販売をしておらず、キット販売のみ。

セット内容
・フロント M4(対向4ポット)
・リア S2(対向2ポット)
・カーヴィングスリットローター
・ブレーキライン
・ブレーキパッド(MX72)



さて、ENDLESSにした理由は色の都合だったのですが、ここで問題です。何色のキャリパーを購入したでしょう??


①ENDLESSといったら定番:ブルー
②みんな大好きキャリパーカラー:レッド
③目立たないチューニング感:シルバー
④青色の反対色:イエロー
⑤インプレッサを彷彿:ゴールド










正解は・・・




④のイエローでした。オーダーカラーで注文しました。

ブルーとレッドも気になりましたが、空色のボディにブルーキャリパーはバランス悪そう。レッドはTRDのヤツと同じだし人と被る率が高いので却下。明るいイエローを生かせるボディカラーですし丁度いい挿し色になるだろうと。



さて、このM4&S2キャリパープロμSCR-PROを付けてみたい訳ですが…

問題はリアなんですよね。若干寸法が違うので調整ができるかどうか???




このディスクオフセットを吸収できるか??




リアは純正より大きいディスクの場合はバックプレートの切断が必要です。これは事前にやっておいたので問題なし。

キャリパーを取付ける為に付属するブラケットの部分でうまく調整できないかと考えていて、それが実物を見てみないとなんとも……って状態で物の到着待ちをしながら、SCR-PROの整備だけ進めていっていたのですが。




これがフロント用のブラケット。なんとGDBの刻印が入ってます(笑)





こちらがリア用のブラケット。ZN6の刻印です。




このブラケットでうまく調整したい。全幅は20mmで、薄い方は10mmです。




ブラケットはこの向きで付けるのがです。




それをこの向き(逆)で付けるとちょうど良い位置に来ると想定してたのですが……。




穴の位置が合わなかった~~(爆)




ブラケット正位置でSCR-PROを試しに当てがってみると、みごとに接触ですね。



はい。

え~~と。


うん。。。



GDB用リアSCR-PROは流用できませんでした。



あとは一応確認としてフロントも見てみましょう。





はい。見事なポン付けです。





パッドの当たりを見ても問題はない位置です。

が、GDBインプレッサで使用していたディスクなので外周の際が若干段付きがあるんです。

このキャリパーだとパッドが若干段付きの部分に掛かる感じなので、使うなら平らに均してからですね。


という事で、準備してきたSCR-PROは前後ともにとりあえず不採用にします。

今後としては、フロントは段付きの解消。リアはベルハウジングだけ86用を購入する…。ですかね。

まぁ、それは追々考えていくとして。

ひとまずキット付属のベーシックスリットローターを採用しましょう。





キット付属のベーシックスリットローターSCR-PRO

重さはアルミハウジングのSCR-PROの方が1.1~1.6kg軽いです。
F:ENDLESS9.4kgプロμ7.8kg
R:ENDLESS7.4kgプロμ6.3kg

軽快な走りにためにはこの軽さが欲しかったのですが。





前後4輪ともディスク、キャリパー、ブレーキラインを交換していきます。





フロントは20mm、リアは25mmのワイトレを装着してキャリパーのクリアランスはかなり余裕があります。





フロントはホイールの形状次第ではワイトレ15mmくらいでもいけるかも?

リアはワイトレなしでも平気そうです。



どうでしょうか?

17インチホイールにビッグキャリパーを詰め込んだこの感じ。キャリパー/ディスクがホイールにギリギリに収まっているのが好きなんですよね。

おかげで17インチという制約のあるなかで色々考えるハメになりましたが。
※適合が17インチ~ってキャリパーは多いけどホイール形状次第な所が大きくて、実質18インチ~なんですよね…

18インチにしてしまうのが簡単なのですが、86(穹)の売りは軽快さだと思っているので、18インチは反対なのです。

それに18インチに17インチ用キャリパーは隙間が多いので好きではない。かと言ってもっと大きいキャリパーは不要だし(そもそもインプレッサの17インチ用SCR-PROの流用を視野に入れていた事もありますので)

17インチ7.0Jという大きすぎないホイール/タイヤサイズだからこそ出来る動きがある。

もちろん限界性能を突き詰めていけば大径化/大幅化もありなのですが、今度はエンジンパワーが付いてこないのでターボ化も視野に入れないといけなくなる…。とキャラクターがブレていくんですよね。それならインプレッサでよくね?って思ってしまう。インプレッサに乗っていただけに…。


完全に個人的な好みの問題なのですが、「大径ホイールの中に覗く、小さなブレーキシステム」ってのがすっごく嫌いなんですよね…。

ちょいちょい見る「そんなにインチアップしてなぜ中身を変えない!?」って車が気になって仕方がない…。そういう人って大体見た目の為のインチアップなのに、スカスカの中身はそのままで良いのかと…。むしろ見た目悪くなってますけど…??

インチアップは大きなブレーキを搭載する為の手段であって、インチアップするのが目的じゃないんですよ。手段と目的が入れ替わっている車の多い事・・・。

と、脱線しすぎそうなのでここで止めときましょう。



色々と考えて試して、結果としてGDBインプレッサ用SCR-PROの流用は一旦見送りました。

フロントはそのままポン付け可能で、リアの流用はできないという事が実際に試して分かりました。

とりあえずリアのベルハウジングだけ86用を購入すればSCR-PROが使えるようになるので、現状で一番安く2ピースローター仕様にするのはハウジング購入で、フロントディスクの段付きは整備の範疇なので自分で何とかできると思ってます(リアも同じく整備する)。

現状のENDLESSのシステムインチアップキットを使った仕様で走ってみて、その間にSCR-PROの残り作業を進めていってみようかと思います。




あとは全体写真でも…と思ったけど、ホイールが汚い写真(笑)ばかりだったのでざっくり洗ってからの写真も。









空色のボディカラー明るいイエローのキャリパーの挿し色が良くないですか?

あとは白いホイールと黄色いキャリパー…ともに明るい色のこれらがどれくらいダストで汚れていくのか…?

パッドはGDBインプレッサでも使用していたMX72にしたので、今の超絶ダストの純正パッドよりはむしろ汚れなくなるのだと期待しています。

ちなみにアンチノイズシム(鳴き低減)も付属しましたが今回は取付けませんでした。MX72は経験上鳴かないイメージなので不要かと。もしひどく鳴くようなら簡単に付けられますのでその時考えます。



ブレーキ回りが一新された86(穹)。軽くテストランに出向いてみると……

ヤバいですねこれ(笑)

ブレーキタッチがカッチリしたなんてもんじゃないです。ガッチガチです。今までの「ぎゅ~」ってどこまでも踏めそうな感触が無くなり「ぐっ」って踏んだ分だけリニアに踏力になる感じです。

力をこめるとこれ以上踏めないわってくらいガチっとペダルが止まる。

純正ブレーキよりも少ない力で無駄なくブレーキへ力を伝えられるようになりました。

しかし、これは慣れるまで踏みすぎますね。今までより軽く踏んでも同じくらい止まるので。

とはいえMX72はコントロール性が良いパッドなのでカックンブレーキにはなりにくいです。奥で効くブレーキパッドと言ったほうが伝わりますかね。

新品ローター&新品パッドなので本当はベディング(当たり付け)をした方が良いのですが、ゆくゆくはSCR-PROへ変えるつもりですし、その間ハードな使い方はしないのでやりません。自然に当たりが付くだけにします。



さて、結果的に普通にENDLESSのM4&S2 システムインチアップキットの取付けになりましたが、

①超絶ダストなのにハードブレーキングで役に立たない純正ブレーキからの脱却
②17インチホイールに大きなブレーキをぎゅうぎゅう詰めで搭載する
③空色ボディに似合うカラーリングのキャリパー

概ねの目的は果たせました。

しかしSCR-PROの件は持ち越し案件になったので、もう少しブレーキネタは続きそうです(笑)

Posted at 2020/10/11 19:20:57 | トラックバック(0) | 86(穹) | 日記
2020年10月04日 イイね!

スバル純正ボルトキャップ付けてみました

スバル純正ボルトキャップ付けてみました
86(穹)の乗り降り時に気になる部分…。




ドアの所の銀色の2つのボルト様。

丁度乗り降りの時に視線が行く位置にあり、ザ・ボルトって主張してくる訳です。

黒に塗ってしまおうか?なんて考えてましたが、先日のミニッツ合宿でA氏の86になにやら黒いキャップが付いている。

聞いてみたらフォレスターに付いていたものがピッタリ嵌るとの事で。




スバル品番:66244VA000 単価\55

調べてみると、スバル純正のボルトキャップが86にもそのまま使えるみたい。

レヴォーグ等の純正部品みたいですね。




このキャップをボルトに嵌めるだけ。





銀色のボルトが黒くなって見栄えが良くなりました。

最近のスバル車には標準装備みたい?なので、86/BRZにも最初から…と言いたいくらいの部品ですが、そういう車ではないんでしょうね(笑)


という事で、ちょっとした小細工でした。

Posted at 2020/10/04 20:38:49 | トラックバック(0) | 86(穹) | 日記
2020年09月21日 イイね!

強化エンジンマウント/強化ミッションマウントに交換しました。

強化エンジンマウント/強化ミッションマウントに交換しました。
今回は、強化エンジンマウント強化ミッションマウントです。

8月末のブログでエンジンの下回りを見ていたのはこの伏線でした。あれで分かった人はすごい。

GDBインプレッサの時も強化品にしていましたので、強化品だとどんな効果があるのかは承知の品な訳です。

86/BRZは以前バルブスプリングのリコール(2012~2013年式)があり、エンジンを降ろす必要がある作業だった為、折角エンジン降ろすなら一緒にTRD強化マウントに…って交換した人も多いのではないでしょうか。

そう。「折角エンジンを降ろすなら」っていう位置にある部品なんですよ(笑)

なので、基本的には自主作業はオススメしません。正規の手段であればエンジンを吊って作業するべきものですので…。

まぁ…私は自分でやるのですけど…(爆)

整備手帳



まずはエンジンマウントから見てみましょう。




エンジンマウントもミッションマウントも物はMEGAN RACINGって所のヤツです。

TRDは使っている人が多いようなので、あえて避けます。

MEGAN RACING製はブラケットがアルミで出来ており、ゴムの硬度が硬いものになっている強化エンジンマウントになります。

※TRDは純正準拠でゴムの硬度だけ硬いらしい。ブラケットは樹脂製。


まぁ、こんな製品写真だけでは面白くないですよね?









はい。GDB-F純正エンジンマウントとの比較です(笑)

EJ20FA20…エンジンは違えど、マウントは殆ど一緒です。
※EJ20には写真の液封マウントと、ただのゴムマウントの2パターンがあります。(取付寸法は一緒)

違うのは、86用はボルトの通る所が一か所かさ上げしてある事と、遮熱板用の突起の角度が違う事。




突起の角度が違くても86用マウントにGDB用遮熱板は普通に付きます。




こちらはミッションマウントの比較。…まぁ意味ないですね。

ミッションは全く物が違うので。(86:アイシン製。GDB:スバル製)




作業方法の詳細は整備手帳の方で。

86(穹)のエンジンマウントはこんな所にあります。※写真はエキマニを外した状態

オイルパンの左右少し後方に2つあります。





後ろ側から見ると、こんな所…。

エンジンマウントのすぐ後方にはステアリングラックがあり、非常にアクセスしにくいですね。

※とはいえGDBインプレッサよりは遥かにマシですが…。




外したエキマニ様。

タービンサポートパイプやサブフレームの脱着も必要だったGDBインプレッサと比べると大分楽でしたね。

エキマニは第一触媒があり、その前後にセンサーが付いてます。




フランジから第一触媒を覗いてみるとこんな感じ。当たり前ですが普通の触媒ですね。



さぁエキマニ外したついでに要らない情報を載せていきますよ(笑)
↓↓↓



GDBインプレッサのエキマニ(TOMEI)との比較。インプレッサは第一触媒はありません。




FA20とEJ20ですが、フランジの形は同一。もちろんガスケットも同じです。




高さは86用の方が低いですね。

86(穹)はそれだけエンジン搭載位置が低くて下に余裕がないという事か…。




お手合わせしてみると、フランジ位置もぴったり同じです。

ということはEJ20用をFA20に「とりあえず付けてみる」事はできますね。高さが違うのでアンダーカバーが付けられないかもしれませんが。

まぁ、それ以前にエキマニの出口フランジの形状が違うので、マフラーまで辿り付けませんけど(爆)

※GDBはツインスクロールタービン用で2穴パイプ。86はタービン無しなので1穴パイプです。



さて、マウントに戻って…




当て木を使ってジャッキアップしてエンジンを持ち上げて、マウントを交換しています。

油圧ジャッキもいいですけど、上げ下げの微調整が利くパンタジャッキを使用しています。



では、気になる?世代跨ぎの純正品比較です。
↓↓↓






左:GDB純正 、 右:86純正

まぁMEGAN RACING製と比べたのと同じ違いですね。




左:GDB純正 、 右:86純正

ちなみに遮熱板も若干違いがありますが、GDB用は穴が長穴になってます。




この長穴がちょっとしたもので、長穴の方がマウントに遮熱板を取り付け易いんです。

86用は単穴なので、遮熱板がマウントの突起に引っかかって上手く入らない。

しかし、遮熱板を突起側に被せてからだとボルトが穴を通らない(爆)。だからGDBは長穴なんですよ。




面倒になってきたので、強化マウントにはGDB用の遮熱板を採用しました。




GDB用の遮熱板はそこにあるのが当たり前のように問題なく付きます(爆)

流石スバル車…エンジンが変わってもブレませんね(爆)

左右ともエンジンマウントを交換したら、このままミッションマウントも変えちゃいます。




ブラケットを外してミッションマウントを外していきます。




外したブラケットには手の込んだSUBARU」が。

なんと浮き文字で、穴の曲面に沿わせて配置してあります(笑)

しかも、取り付けるとここ、見えなくなるんです。。。




上:MEGAN RACINMG
下:純正

純正は空洞が多く、手で触ってもぐにゃぐにゃ動くくらい柔らかいものです。

特に前後方向(ピッチング方向)が柔らかすぎ、有って無いようなレベルです。




強化ミッションマウントを取り付け。

エンジンマウントと反して、非常に簡単です。




エンジンマウントとミッションマウントを交換できました。

あとはエキマニなど、外したものの復旧をして完了です。



さて、需要が有るか無いかわからないけど流用情報のデータです。
↓↓↓





GDB用にはなくて86用にはある、エンジンマウントの突起物

86/BRZにGDB用(~VAB用)のマウントを流用したい場合、この突起の代わりを準備する必要があります。

エンジンとマウントの隙間を埋める為の突起ですので、サイズ(高さ)の合うカラーなどを用意すれば使用できるでしょう。

突起の高さは17mm、幅は23mm、穴径は12mmでした。

インプレッサのエンジンマウントをどうしても使いたい!!って方は参考にして頂ければ。

…なんて言って自分の為のデータだったのですが…。GDBインプレッサで使用していたロワードエンジンマウンティングキット。(エンジンマウントの位置を下げる)これを86(穹)にも使えないか?ってデータ取りだったんです。

マウントが同一であれば、ロワードエンジンマウンティングキット(インプレッサのマウント使用)も使える見込みがある。




しかし、次の問題でエンジンを下げる余裕があるのか?って所を言っちゃうと、あんまりない。

純正マウントの時点での写真ですが、フロントメンバ-とミッション(フライホイールカバー)のクリアランスがこの程度。




指1本分しかないので、エンジン/ミッションがピッチングした時のクリアランスを考慮すると、下げるのはちょっと難しいかな。と。

まぁ、メーカー純正でエンジンをギリギリまで低くマウントしているのだと思えば、攻める余裕はないのかなと。

実際、エンジン位置を下げていた私のGDBインプレッサと比べても86(穹)のエンジン位置はとんでもなく低いですからね。




さて、あとは強化マウントに交換した感想でも。


まず、エンジンの揺れは少し小さくなりました。(エンジンルームの動画を撮って確認)

しかし思ったよりも強化マウントにした事での揺れの減少は小さかった気がします。というのも、そもそも純正マウントの時の揺れがそんなに大きくなかったんですよね。

GDBインプレッサは純正マウントで結構大きく揺れていたので、強化マウントにしたらすごい揺れが減った感があったのです。

GDBと86(穹)を強化マウント同士で比べると、まあ同じくらいの揺れかな。って所なので、こんなものでしょう。


しかし、エンジンの揺れの変化は小さかったくせに、エンジンの音がすごく車内に入ってくるようになりました。

始動やアイドリングの時点で明らかに交換前より煩いです。

始動させると今まで「きゅきゅきゅ、ぶぉん。ぶーーー…」だったのが「ギュギュギュ、ゴゥン!ゴゴゴ…」と地鳴りのような始動音になりました(爆)

そしてエアコンのマグネットクラッチが繋がる音と負荷変動(振動)がはっきりとわかる(爆)

GDBインプレッサの時より明らかに煩くなりましたね。これが14年分のフレーム性能の差か…。

…というか純正のミッションマウントってめちゃめちゃ静音志向の設計だったのでは??それを強化マウントにしたもんだからモロにドライバーの真横からエンジンの音と振動を車内へ届けてくれるように…。


しかし、走行フィールは向上しましたね。マウント交換なのにエンジン回転数の車速への伝達レスポンスが上がった…。

①アクセルを開けて→②回転数が上がって→③車体が前に押されて…。って流れの②→③のタイムラグが減りました。

これはミッションマウントの影響でしょう。

おそらく純正ミッションマウントはピッチング方向(前後方向)の振れ止め効果が薄くて加速時にマウントが歪み、力が吸収される事でワンテンポ遅れるのかと。

そういえば、GDBインプレッサはピッチングストッパーが普通に付いてましたね……。外して乗った事はなかったからどれくらいの効果があるのか試した事は無かったですが、多分今回と同じ感触になったのかも。


あとは、これが一番の目的だったのですが、加速中のシフトアップのレスポンス向上です。

エンジンが揺れるとシフトアップ時のギアが入るのが遅れてシフトアップが遅くなります。(コンマ何秒とかの世界ですが、それが意外と大きい)

強化マウントにすることで、シフトアップがさくさく出来るようになります。

街乗り程度では恩恵を感じませんが、ガンガン加速したい時はホントにコレが効きます。皆さん86/BRZってフル加速するときシフトアップ待ち長くないですか??シフトレバーを押し込んでるのにギアがすぐには入らない、あのもどかしさ。ほんのちょっとが長く感じるんですよ。



という事で、強化エンジンマウント/強化ミッションマウントへの交換でした。

メリットデメリット両方のある部品ですので採用する場合は良く検討しましょう。…基本的に快適仕様には向かない部品ですよ。


86(穹)は良くも悪くも万人向けのセッティング。シャシーの剛性は良くても、いろんなゴム部品の部分でぐんにゃりとした感触が随所にある車です。強化マウントはそれをビシっと変化させてくれるのでオススメです。なにせエンジン/ミッションという大物に影響を与える部品ですからね。

……しかし86(穹)はホントにGDBインプレッサの知識で弄れる車ですね。。。

Posted at 2020/09/21 21:02:03 | トラックバック(0) | 86(穹) | 日記
2020年09月14日 イイね!

GDB用プロジェクトμ SCR-PROを整備

GDB用プロジェクトμ SCR-PROを整備
こそこそと少しづつ進めている事があります。

少し前にちらっとブログでお見せしましたが、GDBインプレッサで使用していたプロジェクトμの2ピースローターSCR-PRO

これの整備をしてます。

インプレッサを手放すときに「これは…」と思って取り外して手元に置いておいた品なのですが…。

「これは…」の意味は最後の方で。




2ピースローターなので、ディスクとハウジングを分離できます。プロμカラーの緑色のアルマイト処理が特徴ですね。

しかし結構長い事使用していて、取り付けたのは2013年7月。…7年も前ですね。

とはいえディスクの減りはまだ使用限界ではなく、スリットもしっかり残ってます。

これを綺麗に整備していこうかと。




綺麗にと言っても主にハウジングの部分ですけどね。ディスクは消耗品ですし、錆びててもブレーキかければ落ちますので。




裏面がハブ側の錆びを貰ってまっ茶色です。(左側)

で、とりあえず水と真鍮ブラシで落とせるだけ落としてみました。(右が洗い済)




左が整備済。右が整備未。

ハウジングとディスクは1つ当たり10本のボルトで留まっており、合計40本のボルトナットがあります。

ボルトナットは新品を買っても良かったのですが、1ローター分で\3000するので整備する事に。

錆をワイヤ-ブラシで落とし、緩み止め剤(オレンジのやつ)をタップとダイスで全部落としていきます。




ハウジングの洗っても落ちない汚れを#600パーパーで落としていきます。

これは塗装前の足付けを兼ねてます。




左がペーパー掛け後、右が洗いのみ。

汚れの酷かった裏面で比較。

アルマイト層に浸食してしまっている部分もあるので完全には落とせませんでしたが、塗装するのでほどほどで止めます。




4枚ともペ-パー掛けしたら塗装に入ります。

使用する塗料はソフト99の耐熱ペイント。600℃まで耐えられる耐熱塗料です。




チタンカラ-で塗ってみました。

この写真だとただのシルバーに見えますね。

耐熱塗料なので自然乾燥のあと、焼き付けが必要です。取説には150℃で1時間と書かれています。




ハウジングを焼く設備なんてないのであり合わせでいきます。

とりあえず、ハウジングをかけておくスタンドを作ります。2枚置けるので2枚づつ焼き付けしていきます。




塗装したハウジングをスタンドにセットするとこんな感じ。

で、左に見えてますが…




普段は駐車場のゴミ箱に使用しているペール缶様にIN!!

ヒートガンで加熱します。 HI 550℃のパワーでどこまで温度を上げられるか!?




温度を測ってみると、高い所で約140℃低い所だと120℃程度の所も…。

まあ金属であるペール缶本体を保温もせずに加熱しても放熱分がかなりあるのは仕方がない。

まあ120℃以上をキープできていれば焼き付けには問題ないでしょう。温度の分は長めに2時間キープでいきます。


※勘違いしている人もいるので注意
①耐熱塗料ではない普通の塗料でも焼き付けを行うと丈夫になると思っている方。
→耐熱塗料は熱を加える事で重合反応で硬化する塗料なので焼き付けが必要です。
→普通の塗料は重合反応しないので、いくら熱を加えても意味がありません。

②ハウジングやキャリパーを耐熱塗料で塗って実走行で熱を掛けたつもりになっている方。
→焼き付けに必要な温度に到達させ、尚且つその温度を規定時間維持している事は非常に困難です。
→きちんと温度と時間を管理できる状態で焼き付けを行いましょう。




2x2時間かけて、4枚とも焼き付け完了。




チタンカラー…ただのシルバーとは少し違う色味でなかなか渋い色になった気がします。




ハウジングとディスクを組み付けます。フロントは簡単。




リアはPブレーキ用のドラムブレーキ付きなので、ハウジングを叩いて嵌め込みます。

塗装をしてしまっている分きつくなっているので、ハウジングだけヒートガンで加熱して焼き嵌めの要領で嵌めました。

嵌めたらボルトナットで固定します。(ボルトナットはきちんと緩み止め剤を塗布して締めましょう)




4枚とも合体完了です。

明るい緑色からチタンカラーになって一気に違う雰囲気になりましたね。



さて、これでとりあえずSCR-PROの整備は完了です。

では、なぜ今86(穹)に乗っている私がGDBインプレッサ用の2ピースローターSCR-PROを綺麗に整備しているのかという話です。


まぁ、お察しかもしれませんが…


このSCR-PROを86(穹)に取り付けようと思ってます。


はい。アホですよね(笑)

インプレッサ同士なら世代を跨いで互換性があるのは周知の事かと思いますが、車種を超えようかと(爆)

86(穹)に乗り換える時からどこまでGDBインプレッサと互換性があるかな?って色々考えてました。

同じスバル車ですし、似ている部分が多くあるので。
※しかし、86(穹)はスバルとトヨタの部品と設計が混在する特異車両でもある…。

品番という点で見れば、フロント用SCR-PROはGDBインプレッサと86/BRZは同じ品番なんです。
・品番:GPRF058

つまり、フロントはそのまま流用できる。

問題はリアで、こちらは品番が違います。
   GDB:GPRF059
GRB/VAB:GPRF060
   86/BRZ:GPRF061

困ったことにインプレッサでも年代で品番が違うという。

もうちょい細かく見ると…交換用ディスクの品番はGDB~VAB、86/BRZですべて品番:GF059R/Lです。
   GDB:GF059R/L
GRB/VAB:GF059R/L
   86/BRZ:GF059R/L


ハウジングのみ単品で見ると
   GDB:BHF059
GRB/VAB:BHF060
   86/BRZ:BHF061

つまりディスク部分は共通で、ハウジングが違うという。

じゃあ、ダメじゃ~ん。   ってなるのが普通なのでしょうが…。

なまじ長い事インプレッサを弄ってません。こいつらで何が違うのか?って事に心当たりがあります。


それはPCDです。

   GDB:100 or 114.3
GRB/VAB:114.3
   86/BRZ:100

こういう関係なんですね。

GDBインプレッサはA~D型はPCD100でE型からPCD114.3になりました。(私はGDB-Fだったので114.3だった)

なので、私の持っているGDB用のハウジング(BHF059)は100と114.3の両方の穴(10穴)があるタイプなんです。

GDBの次のモデルであるGRB以降は114.3を継続しており、100のモデルは存在しません。なのでプロμもPCD114.3専用をラインナップ(※)。

※恐らくGDB用でも使用可能ですが、今後の事を考えて共有化せず別品にしたのかと。(製品の穴を開ける数が倍違うのでコストに影響する。どうせ受注生産なら穴の数は車種専用でいい)
※GDBは後述する不具合があったので、GRB用以降はおそらく対策品です。

なのでGRB/VAB用のハウジング(BHF060)は114.3の穴(5穴)しかありません。

対して86/BRZはPCD100専用です。なのでハウジング(BHF061)は100の穴(5穴)しかありません。


まとめると、

    GDB用→100、114.3両対応
GRB/VAB用→114.3専用
   86/BRZ用→100専用

こういう関係だろうと推測できます。

つまり、GDB用はGRB/VAB、86/BRZすべてに対応している。…筈

しかしこれでは推測の域を出ません。なので86(穹)が納車されてからこっそりとSCR-PROと86(穹)の純正ローターのサイズを計ってました。




結果はSCR-PROの方がハウジングの肉厚が1mm厚く、全高が2mm高い。ディスクの肉厚が2mm厚い。ディスク径290→316mm。

外寸的な影響でいうとホイールが1mm外へ出る、ディスク面が1mm内側へオフセットする事になる。

GDBインプレッサも「ホイールが1mm外へ出ます」というのは表記されていたし、バックプレートに干渉してハウジングのボルトが削れる(爆)という不具合もあったのでディスクが内側へオフセットするのも元々そうなのでしょう。

なお、不具合の対策でGRB以降はおそらくハウジングは対策品です。

   GDB:GPRF059→全高67.0mm(実測66.5mm)
GRB/VAB:GPRF060→全高64.0mm
   86/BRZ:GPRF061→全高64.0mm

全高がGDBとそれ以降で製品情報では3mm違います。86(穹)のローターとの実測では2mm差でしたが。

おそらく干渉しないように、高さを低くしてあるのでしょう。(実物を見ていないので断定はしません)

とはいえ、GDBとGRBで構造差はないのでGDBに使えればGRBにも使える筈です。(バックプレートに干渉しないように対策は必要ですが)

ちなみに86/BRZにGRBリアブレンボキャリパー&ディスク(PCD100加工)を流用するケースもありますので、GRBと86/BRZの違いはPCDのみ。

つまりはPCDを除外すれば[ GDB = GRB/VAB = 86/BRZ ]とみていい。


という事で、寸法的には問題なし。

GDB用(GPRF059)と86/BRZ用(GPRF061)の違いは、「上記不具合の対応がされているかどうか」「PCD穴」でしょう。



さて、後の問題はローターが純正より大きいのでバックプレートにぶつかって取り付けられない事。(リアのみ)

これはバックプレートを一部カットすることで対応できます。

そして一番の問題は私の86(穹)は片押しキャリパーだという事。


SCR-PROはディスク面の厚さが純正ディスクよりも厚いので、片押しキャリパーは入らない。

つまり、このSCR-PROを使いたければキャリパー交換な訳です(爆)



まぁ…そういう事ですよ。あとは言わずともわかりますね。

という事で乞うご期待!?

Posted at 2020/09/14 20:58:58 | トラックバック(0) | 86(穹) | 日記

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