
本日も自宅でネットサーフィンをしていると、突然「サーバが見つかりませんでした」とエラー表示。先ほどまで見ることが出来ていたのに、突然サーバダウンか?と思った瞬間、右下から「ネットワークケーブルが接続されていません 」とポップアップ。
あれ?と思いルータを確認すると、通常点灯するランプが突然消えて数秒後にまた消えるという繰り返しを行なっていて、どうやら再起動を繰り返している模様でした。
電源コンセントを抜いて再度差しても変化なし。
電源コンセントを抜いて暫く時間を置いてから差して見ると・・・
何この全て赤いランプは・・・・。
ルータとして使っている無線LANルータが死亡です\(^o^)/オワタ
恐らく9年程使ったと思いますが、寿命を迎えました。
急いでケーズデンキに行って無線LANルータの購入をしてきました。
以前使っていたのがNECのルータです。前職ではIT関係の仕事をしておりBUFFALOの無線LANルータを十数台か数十台設定してどちらも設定画面は見慣れていますが、9年持った安定性を評価してNECを選択。
選んだのはこちらです。
NEC PA-WR9500N-HP
通信速度が速くて薄型のWG1800HPやWG1400HP、WF800HPが気になりましたが、無線LANの規格「Draft 11ac」に対応したPCやスマホを持っていないので却下。
PCに関してはDraft 11acに対応した子機を購入すれば恩恵を受けられますが、そこまでして欲しいとは思いません。
11n/a(5GHz帯)&11n/b/g(2.4GHz帯)が同時利用でき、規格値が速いものをとなると、WR9500Nとなります。
値札には9,800円の文字。すぐに価格.comで検索すると、ケーズデンキWEBで7,890円。こりゃ店員に交渉するしか無いでしょ!
私:「あのー、これもう少し安くならないですかね?
店員:「安心パスポートはお持ちでしょうか。5%引きが限度ですね」
私:「ケーズデンキWEBで7,890円になってますけど?」
店員:「少しお待ち頂けますか。」
と言ってスマホを取り出し調べる店員。
店員:「確かに7,890円ですね。では7,890円にさせて頂きます。恐らく、これ赤です(;^ω^)」
私:「ああ、そうですか・・」
というような流れで安く購入出来ました。
箱に載っている写真を見て大きい無線LAN親機だなと思ったのですが、
箱を開けると「小さっ!」

以前利用していたものより小さかったのです(;´∀`)
背面です。デスクトップPCやテレビなどを無線LANで使用したい場合、この機械を使って子機として利用するCONVERTERモードか無線LANのみでブリッジとして接続する無線LANアクセスポイントモード、そしてルータ機能モードの選択が可能なスイッチがあります。
BUFFALOはルータかブリッジの2種類しか無かったかと思います。

ルータが無いのでスイッチは工場出荷時のRTで設定しました。
さくっと配線して無線ルータの設定画面を開きます。
アドレスはhttp://192.168.0.1/です。
まずは無線ルータの管理者パスワードを設定します。
このパスワードを忘れると、設定の変更が出来なくなってリセットしなければならない事になりますので忘れないようにしましょう。
次に動作モードの設定です。
私はルータが無いのでPPPoEの設定をする必要がある為、PPPoEルータを選択しました。既にルータを持っている人はブリッジ接続をさせればいいので、無線LANアクセスポイントモードにしましょう。
NTTなんかですと、CTUやホームゲートウェイが設置されますので無線LANアクセスポイントモードでいいかと思います。
ここの判断は把握している人でないと難しいですね。
PPPoEの設定です。無線LANアクセスポイントモードを選択された方はこの画面は出ないと思われます。
ISP契約時に契約情報の資料が貰えるはずですので、ユーザ名とパスワードを確認して入力します。
上記設定を行うとルータが再起動されます。
再度ルータにログオンすると、詳細な設定画面が表示されます。
基本設定の画面です。
私が契約しているISPはIPv6に対応していない為、IPv6を無効にしました。
わざわざ無効にしなくても利用は出来るかと思います。
詳細設定のLAN側設定画面
無線ルータのIPアドレスを変更します。
前職で色々なお客様にお伺いした時、よく見かけるのがルータやCTU、ホームゲートウェイと無線LANアクセスポイントのネットワークアドレスが異なっている事です。
NTTですと、192.168.24.0/24のネットワークアドレスになりますが、無線LAN親機のネットワークアドレスは192.168.0.0/24や192.168.11.0./24、192.168.100.0/24だったということがありました。管理しやすくする為にはネットワークアドレスを共通にさせる必要があります。私はルータが無いので本来であれば不要ですが、PCを固定IPアドレスで振ってある為、192.168.1.0/24のネットワークアドレスにしました。
192.168.1.1や192.168.1.254にせず、192.168.1.2なのは、以前ADSLを契約していた時、モデムが192.168.1.1だったのでその連番の192.168.1.2に設定した為です。
現在192.168.1.1は空いてますw

DHCPのスコープ範囲の変更も行なっています。
固定IPアドレスと被らない値に設定しました。
無線LAN基本設定、無線LAN詳細設定画面です。
2.4GHzと5GHzの共に、それぞれ2つの無線LAN設定ができます。
初期設定はWEPという簡単に無線LANのパスワードが解読されるセキュリティになっている為、変更する必要があります。
任天堂DSなどの、WEPしか利用できない機器をお持ちの方はそのままでもいいかもしれませんが、それ以外の人は変更しましょう。
私はセカンダリ自体を無効にしました。
今度はプライマリ側です。
SSIDの設定をします。初期設定でも問題ありません。
応仁のLANとか壬申のLANなど、全角文字は使えないですからねw
オートチャネルセレクト機能をOFFにしました。
これは後ほど説明します。
使用チャネルは開いている1を設定しました。
隠れていますが、暗号化モードはWPA2-PSK(AES)に設定しました。
今現在WPA2-PSK(AES)が一番強力な暗号化方式です。
E-SSIDステルス機能ですが、無線LAN親機と子機が通信中の時は外部にSSIDが表示されるのであまり意味がないです。
MACアドレスフィルタリング機能は、接続を許可するMACアドレスのみ通信させたい場合にチェックします。指定したMACアドレスを許可する設定を行なっていませんので、今ここではチェックを行なっていません。
※あとから設定は行いました。
先ほど説明を飛ばしたチャネルの件です。
スマホでもPCでも、自宅周辺で利用されている無線LANの電波状況が分かるツールがあります。
この例では、4チャネルと9チャネル、11チャネルが利用されています。
11チャネルに関しては2つの親機が使用されています。
電波の干渉をなるべく抑えるため、このようなツールを使って空きチャネルを確認します。
この例ですと、全く被らないチャネルは無いので1チャネルにしました。
無線LANは前後5チャネル以上の間隔を開けて設定します。
1チャネルが他で使用していた場合は、6チャネル以上を設定します。
6チャネルが使用されていた場合は11チャネル以上を設定します。

チャネルについては下記サイトをご覧になって頂くと分かりやすいと思います。
http://sun.qee.jp/mtech/modules/xfsection/article.php?articleid=5
5GHzもSSIDの設定やチャネルの設定を行います。
私の自宅では5.2GHz(W52)や5.3GHz(W53)ですと、部屋を離れると極端に電波が悪くなり、階が異なると通信すら出来なくなりました。
5.6GHz(W56)では通信出来たものの、2.4GHzの方が速度が出ました。
5.6GHz(W56)
2.4GHz
詳細設定、その他の設定
私はメディアサーバ機能を使わないので機能をOFFにしました。
ルータのポート開放です。
詳細設定からポートマッピング設定を辿り、追加ボタンを選択すると下記画面が表示されます。
開けたいポートを使用するPCのIPアドレス、プロトコル、ポート番号を入力。
優先度ですが、1個目の作成ですので「1」と入力します。複数登録する場合は優先度を変更して優先的に使用できるようにします。
ファームウェア更新について。
ややリスクを伴いますので自己責任でお願い致します。
現在のファームウェアのバージョンは1.0.14です。
最新のファームウェアが公開されていないかNECのHPを確認します。
新しいファームウェアが公開されていました。
早速ダウンロードして圧縮ファイルを解凍させます。
ダウンロードしたファームウェアを指定して「更新」を選択します。
自動的にルータが再起動されます。
無事最新のファームウェアである1.0.18に上げることに成功しました。
ずらずらと書きましたが、らくらく無線スタート/らくらく無線スタートEX
という機能がありますので、本来はもっと簡単に無線LANの接続が出来ます。
自身でSSID等を設定してみたい方はチャレンジしてみて下さい。