2014年4月9日 Windows XP SP3 サポート終了---。
ありがとう。君は最も長く使わせてもらったOS。
Windows VistaやWindows7より動作が軽くて使いやすい。
Windows7 やWindows8に比べ、OSのセキュリティレベルは低く、運用に心配な面はあったものの、インターネットやドキュメントの作成であれば不満なく利用できるOSでした。
2001年11月16日に日本語のリテール版が発売されて約12年間も続いたOSでした。
私は2005年1月頃にWindows XP SP1 Home Edition OEM版を購入しています。
そのXPをインストールハードウェアも同時に購入し、使い続けてきました。
実は今この記事を書いているPCも、そのPCです。
流石に購入時から全くハードが異なっていないというわけではありません。PCを購入して1年後くらいに、突然PCが再起動するようになりました。ケース付属の電源ユニットが原因ではないかと予測し、電源ユニットの交換。
120GBのHDDが足らなくなり500GBへ交換。
オンラインゲームをするのにグラフィックボードの性能に不満を感じ、AGPのビデオカードでは上位になるNVIDIA 7600GTに交換。
容量が足らなくなったということでHDDを500GBに交換したものが数年後にHDDのツールでエラーを吐くようになりメーカー交換。
男ならメモリスロット全差し&最大化ということで1GB * 4に変更
という感じです。CPUやマザーボードは変えてないので、基本的なアーキテクチャは当時のままです。
先ほど書いたとおり、Windows XPのサポートが終了するのでPCを買い換えたいところですが、今は時期が悪いのです。
第5世代Coreプロセッサが今年?に発売予定と言われています。
よって今のハードを使用して次世代CPUが発売されるまで使い続けることにしました。
まずはOSです。Windows XPのサポートが切れたことは冒頭に述べました。
が、実は2014/5/13までに使おうと思えば使えました。
マイクロソフトは毎月1回、月例パッチを公開していますが、次の公開予定日は5/14となっているのです。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/hh224643.aspx
例外としては、先日ニュースであったIEの脆弱性。あれと同じようにWindows XPでも緊急を要する脆弱性が見つかった場合はアウトですね。
Windows XPとWindows Server 2003は基本的な物は同じなので、Windows Server 2003で緊急パッチが公開されればWindows XPでもその対象になると考えればいいかもしれません。
長くなりましたが、古いPCを延命する為に行ったことをご紹介したいと思います。
まずはOSを購入しました。Windows8, Windows8.1は使いにくいのと、使用しているアプリケーションの互換性に不安を感じましたので、Windows 7 Professional SP1 x64 DSP版を購入しました。このDSP版はハードウェアと一緒に購入する縛りが無くなって購入しやすくなっています。
次にOSをインストールする補助記憶装置としてSSDを購入しました。

CFDのCSSD-S6T128NHG6Qです。
SATAケーブルが余っていなかった為、新たにSATAケーブルを購入しました。

マザーボードはSATA1.0の為、無理して高い物を購入しなくてもよかったですが、今後の為ですw
OSは先ほど購入したと述べましたが、今現在使用中のPCにインストール後、新しいPCを買ってOSのライセンス認証をした時に、認証が通らなかった事態を防ぐために評価版を入手することにしました。
こちらからWindows 7をダウンロードできます。
http://technet.microsoft.com/ja-JP/evalcenter/dn407368

Windows 7 Enterpriseと書かれていて一般の方は疑問に思うかもしれませんが、機能的にはWindows7 Ultimateと変わりません。
ソフトウェアアシュアランスで購入するのみ提供されているエディションです。
90日間しか使えないですが、その期間を延長出来る方法が下記リンク先に紹介されています。
http://myenotes.blog.fc2.com/blog-entry-12.html
slmgrという文字を見てちょっと懐かしく思いました。
前に勤めていた会社で
MCPの
70-681を取得しろという業務命令があり、取得に向けて勉強した際に目にしたコマンドでした。
ちなみにMCPで問われる問題はこのような内容ですw
----------------------------------------------------------
会社はMicrosoftボリューム アクティベーションのキー マネジメント サービス(KMS)を使用します。
あなたは新しいWindows 7イメージを作成してからクライアントコンピューターに展開します。
あなたは、クライアントコンピューターがユーザーに出荷される前、クライアントコンピューター上の
KMSクライアントをアクティブする必要があります。
あなたはどのコマンドを実行すべきですか?
A. sysprep /oobe
B. sysprep /generalize
C. slmgr.vbs /ato
D. slmgr.vbs /rearm
-------------------------------------------------------------
ということで、slmgrは普通にWindowsを使う方には無縁なものですね。
slmgrですが、
コマンド・プロンプトを開き、引数なしでslmgrコマンドを実行すると使い方が表示されます。System32の中にslmgr.vbsが入っていますので、それを実行しても使い方が表示されます。
話がずれましたが、slmgr /dlvでWindows猶予期限リセット可能回数を確認してみました。

上記でお伝えした外部サイトでは5回までと書いてありましたが、6回になっていました。
問題はリセットした時の期間です。90日延長されるのか未確認です。
2014/8/6追記
90日延長できました。
さて用意したWindows7の評価版ですが、サービスパックが当たっていない、無印のWindows7です。また更新プログラムもインストールされていません。
無印のWindows7をインストールしてwindow 7 SP1をインストール後、更新プログラムのインストールをしても良いのですが、どうしてもシステムドライブを使ってしまうこととWindowsのパフォーマンスが落ちますので避けたいところです。
Windows XPの時はHFSLIPでIE8の統合とhotfixの統合を行った後、
nLiteを使用してデバイスドライバの結合、不要なコンポーネントの削除を行っていました。
Windows7ではnLliteに変わって
RT Se7en Liteというソフトで出来るようです。
統合にはCore i3のPCで行いましたが、それは遅いこと遅いこと。時間かかりすぎです。
Win Toolkitがまだ早かったです。日本語パッチが提供されておらず、不要コンポーネント削除に関しては間違って重要な物を消さない為に、そこはRT Se7en Liteを使用しました。
IEの統合の仕方が分からず、IEは統合しておりません。
SSDにOSをインストールしてベンチマークをしてみました。

SATA1.0の速度は150MBytes/secの為、ボトルネックになっていると思います。
SSDがこんな遅いはずがないwww
今時のHDDより遅いです。
RT Se7en LiteとWin Toolkitを使用して作ったインストールDVDでWindows7のインストール。
問題なくインストールが完了しました。
今使用中のPCのCPUはAMDのAthlon64です。まだライバルのIntelはPentium4の時代で一足先に64bitをリリースしていました。
今まで32bitのOSをインストールして運用していましたが、やっと64bit CPUが活かせる時が来ました。
エクスペリエンス インデックスはCPUが一番低い結果となりました。
比較として2012年1月に発売されたメーカーPCのエクスペリエンス インデックスです。

【ハードウェアスペック】
・CPU:Core i3-2100 3.10GHz
・チップセット:インテル H61 Express チップセット
・メモリ:PC3-10600 DDR3 SDRAM UDIMM (メモリモジュール
2GBのメモリを増設して4GB)
先ほどのシステムのプロパティですが・・・
64bit OSなのにメモリが3GBしか認識されていないのはなぜ!?
とりあえずBIOS上でメモリが4GB認識できているか確認してみました。
・・・。BIOSで3GBしか認識されていません。
調べてみると、下記URL先のサイトに紹介されていました。
http://jisaku-pc.net/hddnavi/pats_01.html
メモリのリマップを行う必要があるようです。
BIOSでS/W memory hole Remappingの項目を
DisabledからEnabledに変更
再起動してシステムのプロパティを確認。メモリ4GBを認識出来ていました。
しかしすぐに新たな問題が発生です。
PC起動して数分後にOSが極端に重くなりました。
またユーザアカウント制御が動作した時に、そのウインドウ以外が真っ暗になり、マウスカーソルを動かしたり、ウインドウを動かすと元の背景が見えてくる状態になりました。
この原因を調べてみると、2chの過去ログにありました。
http://read2ch.net/jisaku/1182097970/
nVidia製GPUはMemory Hole Remappingに対応できないため、
上記の作業をすると動画再生支援などのアクセラレーション機能が死亡
→実質的に4G以上のメモリを積んでいる場合、nForce系は使えない
nForceのチップセットを搭載しているマザーボードの為、上記内容に当てはまりました。折角メモリを4GB認識出来るかと思ったのですが残念です。
さて64bit OSといえば、64bitアプリが動かせること。
まず普段利用するアプリケーションはブラウザです。
今まではFirefoxを利用していましたが、64bit版のFirefoxは正式にリリースされていません。
探してみると、Firefoxを独自ビルドした
Waterfoxというブラウザを見つけました。
インストールして起動しようとしますが、エラーが表示されて起動出来ず。
他に無いかと探すと、ありました。
Cyberfox
インストールが完了し、起動も問題なしです。
64bit・・・感動w
事前に32bitのFirefoxを使いましたが、Cyberfoxは64bitネイティブ対応とあってなんとなく早い気がしました。
しかしFirefoxがベースなので、Google Chromeに比べればもっさりです。
あと重いと感じたのがYoutubeやニコニコ動画などの、動画を再生する際に使用するFlashPlayerです。Windows7になったからなのか、ブラウザを変えたからなのか、Windows XP 32bit + Firefox利用時に比べ動画がカクついたり、動画再生中に他の作業をすると重いです。
Google Chrome(32bit)で動画を再生中の場合はまだマシなので、ブラウザかFlashPlayerプラグインのどちらかでしょうね。
Windows7をインストールして約3週間。アプリケーションの互換性問題が出るかと思いましたが、今のところ問題なく動いています。
いつマザーボードが壊れるか分かりませんが、新しいPCを購入するまで使い続けたいと思います。
2014/5/3追記
やっぱりAthlon64 にWindows 7は重すぎてIvy BridgeのCeleronでもいいから替えたい(´;ω;`)ブワッ