こんにちは、暖冬で積雪がなく悲しい奈良岡です。
年も明け、今日は受験生はセンター試験、我々もテスト目前で苦しい時期です。
ちょっと勉強の息抜きに代交代について書いておこうと思います。
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さて今年度の新主将は私奈良岡になりました。
右の飯野さんから左の奈良岡へと交代です。
いろいろと残念なひとですが頑張ります。
続いて副将は岸本(正式名称:きっしー)です。納車ブログ書くと思うので、あえて何も言わずにそっとしておきます。
会計は ヤベーヤツ中田へ。
主務は引き続き藤井N段です。
補佐とかよく覚えてないので略(エッ
TUMCも新体制となり、シーズンイン準備もしないとですね。
今年度もTUMCをよろしくお願いいたします。
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~新主将 奈良岡のエンジン格闘記~
第1章・NIVECと戦う
私は三菱 ミラージュ RS 97spec(CJ4A)に乗っています。
ミラージュの4G92エンジンの可変バルタイ機構、「MIVEC」があぼーんしてしまい、いわゆる半ベック、無いベック状態。7200rpmでバルタイが切り替わったり?しなかったり?というオーナーに似て残念な激遅仕様。
ダートラではホンダ車に駆逐され続け、ホンダ車を想起するだけで一週間嘔吐下痢に苦しむなど、深刻な状況であるのです。
この記事ではエンジンをあれこれやっていく様子をお送りします。全国のNIVECのフレンズは一緒に頑張りましょう。
①緒論 MIVECの機構
②緒論 MIVECの修理法
③奈良岡的仮説
④実験
⑤結果
⑥展望
①緒論 MIVECの機構
MIVECの名前の由来とかは忘れました(笑)ミツビシ イイカゲン ヴンコモレルクライノ エチエチナ Carウレヨの略です(*^^*)
とりあえずVTECと同じく、ある程度回転数が上がるとハイカムへ切り替わる、いわゆる可変バルブタイミング機構がMIVECです。
私もエンジン開ける前にいろいろググりましたが、理解力がショボいせいか構造は良く分かってなかったです。開けてみるのが一番わかりやすいですが、私のような可哀そうな人のために丁寧に説明します。
まずこれが4G92の構造です。三階建てで、ヘッドの上にカムホルダーという部品があります。
こいつは2つのカムシャフトとIN用4つとEX用4つのロッカーアームを保持しています。
で、そのカムホルダーには肝であるMIVEC機構が内包されています。当然、オイルは3階まで届けられています。
これが実際のカムホルダーとか。
これからはカムホルダー内でのお話です。オイルに注目してみます。
送られてきたオイルはカムシャフトの潤滑につかわれたりします。ここまでは普通のエンジンと同じ。
で、MIVECでは上の図のようにOCV(Oil Control Valve)へもオイルが届けられます。このOCVはアクチュエータみたいなもので、12Vの導通で油路開放、導通なしで油路閉鎖します。つまり、ECUはOCVに12V流してMIVECを操作しているわけです。VTECでいうスプールバルブ?なんだと思います(ホンダは知らん)
さて、オイルはOCVを通過し、カムホルダー内の道を通り、ロッカーアームへたどり着きます。
これがロッカーアームです。右上のT字になってるのはローかム用。左下のやつがハイカム用。MIVEC OFFではハイカム用はフリーです。見にくいですが、シャフトが筒になっていてここをオイルが通ります。
バルブはT字のやつの丸いところで叩きます。
ハイカム側にはこんな穴があり、
ピンを内側から押し出すことができます。このピンがオイルに押されて、飛び出てハイカム用がろーかむ用と連結し、ハイカムへと切り替わるわけですね。
ではなぜNIVECになるかというと、このロッカーアームと保持しているカムホルダーの摩耗のせいとされています。ロッカーアームは鉄、カムホルダーはアルミ。アルミのカムホルダーは削れ、摺動部は広がり、オイルが逃げ始めます。挙句にはハイカム切り替えピンを押し切れず、NIVECに陥ります。
②緒論 MIVECの修理法
というーわけで原因はカムホルダーの摩耗がメインです。よし、カムホルダーを換えよう!
三菱「(純正部品)ないです。」2020 1月現在
おいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!(死)
③仮説
というわけで肝であるカムホルダーが入手不可!ですので他の方法で頭使って直したいと思います。それくらいの覚悟が今の時代にCJ4Aに乗るということには必要です( ;∀;)
先ほどの構造で説明したとおり、MIVECはロッカーアーム内のピンを押せるか、押せないかが生命線です。
正直、カムホルダーからの油圧逃げはどうしようもないです。
では作動に要求される油圧を下げてみたらどうか?ということでハイカム切り替えピンを抑えているバネを適当に弱めてみます。バネは電子ノギスで採寸して、モノタロウで適当に頼んでみました。
左がSTD、右がモノタロウ。
手で押した感じかなりよわくなります。
④実験
まあ、そういうわけでロッカーアームのバネ8本取り替えました。作業はエンジン整備書見てください。
免許取って車に乗り始めて1年半。そもそもエンジンなんて触ったことないけどそこまで大変でなかったです。でっかいプラモデルとかラジコンと思えばいいです。
⑤結果
MIVECは復活!バアアアアアアアア
でもアイドルや低回転でで1気筒くらいハイカムに入ったりして音がドロドロのインプレッサ。バネ弱すぎ?
あと液ガス塗るの下手すぎてオイルもれ(こーゆーとこがド素人なんだよなぁ)
2020/1/20追記、オイルあったまって(フィルター前油温80度くらい)くるとアイドルでハイカム現象は治まりました。水温のみならず油温まで暖気必要かも。オイルは5w-40から0w-30とかに落とすと冷間はマシになるかも?
⑥展望
アイドルと低回転が安定するようにバネレートの微調整が課題です。気軽にやれる作業ではないのでめんどくさいです。
まあ、NIVECで悩んでいる方は実験してみてください☆もちろん自己責任で
あとアンクルさんのロッカーアームシャフトガイド買ったので組んでみてどう変化するかです。
読んでくれてありがとうございます。ぜひホンダ車を倒せるように頑張っていきましょう。第二章、お楽しみに。
Posted at 2020/01/18 16:46:31 | |
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