仕事で遠出しまして、小休止したときの景色です。
ホッとする光景ですね。
しかし・・
ここに至るまで・・というか、出発間もないころは悪夢のような時間でした。
早朝出勤の私はいつものように暗い時間に家を出ました。玄関を出ると・・雪原。
予報によると降水確率は低かったのですが、そこそこ積もっていました。今年新調したスタッドレスのチェックには丁度良かったので少し元気に走ってみる。
手ごたえは流石にイイ!
9年ぶりのニュータイヤですから、良くなければ困りますがね。
さて、仕事で地方に向います。新雪が降って車が走るとみんなで踏み固めますよね?
出発してすぐに最悪の路面に晒されました。まだ、時期が早いからなのか市内は融雪剤の散布が行われていません。ツルツルです。
最初の上り坂で何かの電子制御が作動しました。多分スリップを検知したのでしょう。でも、この制御ははっきりいって邪魔なんですよね。スリップは抑制できますが、車速がどんどん落ちて最後は立往生・・が流れです。誰がスイッチを入れたのかは知りませんが、解除すべくスイッチを探します。ど、どこにあるか分からない^^;
自分の車ではないので諦めました。前方には途中で立往生したトラックが止まっています。500mくらいの長い登りの間、いらない制御を受けっぱなしで昇りきり時速50キロくらいでヨロヨロと走り、最大の難所に差し掛かります。
山越えに入ります。登り始めの最初のコーナーで早くも一台落ちていました。今日は何台おちているのだろう?
前走車は時速30キロ。こちらも路面のうねりでクルマがズルズルと滑っていましたし、この路面なら仕方ありません。が、だんだん速度が落ちていきました。
時速20キロ。滑るのは分るけど、このまま速度が落ちたら立往生です。
「もっと踏んでくれ~。」と煽り運転状態。その先の登板道で抜きました。とても付き合えない。
登板道の途中にも登り切れず立往生した車両が2台ほどいました。40キロでも油断すると大幅に姿勢を乱します。立往生車両を交わすのはドキドキです。
登り切り、今度は恐怖の下り。
40キロ維持で下りはじめ、路面を確認する為に軽~くブレーキを踏むとグイーンと斜めを向く車。古風な表現で言うなら「口から心臓飛び出そう。」
もうブレーキもステアリングも信用できません。ひと冬に何十台も落ちる区間ですから、ここではセーブし過ぎるくらいセーブして走ったほうが間違いありません。
無事に難所を越え、最初の交差点を曲がると融雪剤が散布された道路でした。その後は通常のペースで走れましたが、すでに緊張で背中が痛い。こんな路面は年間に数日なのですが、この時期にもう味わうとは・・。
この冬は苦戦することが多くなるかも知れませんね(^^;)
Posted at 2020/11/24 20:08:37 | |
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