気が付けば1月も終わろうとしています。
「いつ年越ししたのかな?」くらいの年末年始を過ごし、疲労が回復しないまま今日に至りました。生き延びることができて良かった。
徐々にTVを観ることもできるようになり、ニュースを観ていて気になったことがあります。ドラレコ映像なのか同乗者が撮影したのか不明ですが、吹雪の中を走る車内から前方を撮影した映像でした。
『ホワイトアウト』と言っているのは運転手でしょうか?
私は「え、ホワイトアウト? 見えているのに?」
別のニュースではリポーターが「時折ホワイトアウト」と言っていますが、私は「???、見えてるでしょ?」
おそらく、ほとんどの人が本当のホワイトアウトを知らないのでしょう。確かに近年ならネット上にアップされたドラレコ映像で目にすることも可能ですが、その数はたぶん少ないでしょう。
本当のホワイトアウトとは、車をすっぽりと白布で覆った状態が続くことです。
私の経験になりますが、車窓は全方向真っ白なだけ、動くものは何もありません。後ろからの追突が怖いので、そんな状態でも止まることはできません。人間の駆け足くらいの速度ですが、灯火類は全部点けて進み続けます。
めまいがします。アクセルを踏んでいる。Gも感じる。でも、目は進んでいる事を確認できない。専門家ではないので正しい見解なのかは分かりませんが、進んでいるのに進んでいる映像ではない事に脳が混乱してしまい、めまいがすると考えています。
そして突然、停車した前走車が目の前に! フルブレーキング(時速10キロくらい)で間一髪衝突を免れます。しかし、後続車の停止を確認するまで安心はできません。衝撃に備えてジッと待ちます。いきなり現れる後続車のシルエットに冷や汗。止まってくれて助かった。まだ玉突き事故の心配はありますがやっとホッとできます。
二度と経験したくない状況でした。事故が起きなかったのは、周囲のドライバーが私と同じ判断をし、同じ対応をしたからでしょう。運が良かった。
前走車が瞬間的に消えるのも確かにホワイトアウトと言えますが、本当のホワイトアウトはず~っと消えているのです。『白い闇』を経験するのはあの日が最初で最後であって欲しいものです。
で、ホワイトアウトって何? と尋ねられたときの答えは…
運転中でもまばたきはしますよね。まばたきは一瞬です。では運転中にどれくらい目を閉じていられるでしょうか? 2〜3秒くらい? おっと、絶対に実験などしてはいけませんよ。
道路のレイアウト、周囲の交通、個人差もあるので一概には言えませんが、怖くてそれ以上目を閉じていられないほど長く視界を遮られる事を『ホワイトアウト』と定義しておけば良いと考えています。
Posted at 2023/01/27 21:50:42 | |
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