昨日は3年の2級建築士の更新に。
厳密には「建築士事務所に所属する」ので、私は更新不要なのですが、何かの弾みで建築士事務所に所属とか開設とかあると、更新していないとヤバイので、不要だけど備えている感じ。
けど、たまにこういう学習会に出ると、建築法規の変わった部分や、今後の情勢などが勉強できて非常によい学習機会になりますね!
袋小路の先にある集合住宅(アパート)の建築確認(建て直しに伴う)取るために必要な道路幅と境界の幅の規定が変わったり、基礎杭(<きそぐい)の不正に関する勉強で、パイル・ミルクコンクリートの支持地盤到達を示す電流反応の反応データー見られたりして中々面白い、興味深い!
BIM(ビム)という建築用キャドと使用部材のデーター化で、作図一発で3D2Dと部材データーまで一気に書き込める開発秘話とか、VE(バリューエンジニア)とCD(コストダウン)の違いと、日本の風土に合わない職業と、その必要性。
参考までに私が仕事でやっている相談って、このVE(バリューエンジニア)と「設計プロダクション」というのを併せ持ったような知識を提供しているようです。
ああ、VE(バリューエンジニア)はコストを下げるために使用部材同等品で、機能性能を極力下げずにコストを下げるエンジニア。
CD(コストダウン)は質や機能を下げてもコストを優先する事。
VEは”アメリカでは”それなりのお金の貰える知識職業らしいのですが、日本では
「知識無料」
という風土なのでアメリカの専門会社が撤退した経緯があるようです。
同時にこの分野は資質やサービスでの範疇になるのですが、日本ではお金にならない前提なので、こういう知識技術を持つ人が育ちにくい所があるようです。
「私は対応してますけどね!!」
コストダウン(CD)は大手メーカーみんな大好きな方法!
仕入れ叩いて、職人叩いて、安く安くを質や耐久性を無視して追求する。
安いけどね、安い成り以下の仕上がり。
良いものを極力安くか、全てに安くか。
安く安くの家と、ちゃんとした家。
見た目も設備も一緒、むしろちゃんとした家の方が設備で劣る時もある。
しかし今の基準で100年後に家が形で残っているのはちゃんとした方。
今の安い家より、平成5年辺りに作られた家の方が良い部材で出来ていることが多いので、中古住宅の改装というのも手ですね!
ただ、外装剥いて屋根まで一気に治すと建築確認が必要なので、路地の奥地にある家屋は専門家と良く相談の上がよいようです!
下手にやると確認出ない場合がありますし、袋小路の先はそもそも建て直し不可って場所が普通にあるので。
終了考査検定で合格すれば来年度以降も3年は建築事務所でも働ける二級建築士です!
って、車のブログじゃねーなww
まあたまにはテスト付き座学も良しってことで!
緊張して勉強する機会、中々無いですから勉強は楽しいです!
Posted at 2019/09/11 11:29:19 | |
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