珍しく晴天だったので近所の公園へ出かけたら、意図的なのかそれっぽく新旧ゴルフが路駐されていた。
自分は常々、ゴルフはカローラとは違って、
デザインはかなり引き継がれているものと思いこんでいた。ところが、実物2台を横並びにしてみると、かなりちがーう。
最大の相違はヘッドランプ周りの表情。初代のニュートラルさと比べると、現行のはかなりアグレッシブだ。当時のゴルフはGTIを除くとあくまでもファミリーカーでアッパーミドルの人々やカンパニーカー支持の車ではなかったように思う。特に80年代後半、90年代は日本での存在は今より霞んでいたように思う。3、4代目あたりを踏襲し、現在ではハッチバックのベンチマークとなっている。
何故か。それは圧倒的なドイツ御三家の敷居が下がったことと、
プジョー205GTIやルノーSuper5Turboなどの大衆車直系アイコン達の不在が生んだ結果だろう。
かといって、ゴルフに自分が恋焦がれることはない。道具としてみるなら、自分にはやはりツーリングワゴンが必要だし、そうなると例えばゴルフ・ヴァリアントは不格好すぎて自分の美的嗜好から完全に外れる。
そして、趣味としてのハッチバック選びなら、やはりフィアット500か新型ミト、あるいはアストンのシグネットなんかのコンパクトハッチを選ぶ。ダウンサイジングの極みはこの辺りに来ているし、この辺りではドイツ勢の道具然とした無機質さよりも、艶めかしさのあるフラウレザーや建付精度に犠牲を強いるかもしれないような流麗なデザインの方を優先する。日本のコンパクトカーは内装の質感やデザインを重視する方向に向いていないので食指が動かない。
で話は戻るが、
欧州車が安い欧州において、「家族が安心して旅行できるような車ってどんなものですか」訊かれて筆頭にあがるのはやはりゴルフになってしまう。
(まあ、余裕があったらこんなのでもいいかもね)
低・高速に対する自動ブレーキを筆頭に、運動性能や直進安定性、さらには内装の質感などで考えていくと多分これになる。
大きすぎず、小さすぎず、ただ一台だけ持つと考えるならば。ゴルフになってしまうのかも。
Posted at 2014/03/02 07:29:03 | |
トラックバック(0) |
ドイツ車 | クルマ