抜刀せずが最上なり。
刃(やいば)を用いた策は歪みを生みます。
一刀も振るわず、抜刀しないでその場を制することこそが良策。
と、私は思います。
己を律すること。
動じないこと。
相手を赦(ゆる)すこと。
常に冷静に、相手の立場にたって想い、譲り合うこと。
闘うことを安易に選ぶのはあさはかに思います。
闘わずして勝つことは、とても難しい。
でも、問題は勝ち負けでしょうか?
否。
大事なのは「和」なのでは。
争わずして和を生み出す努力を、自分は続けたい。
それがどんなにしんどい作業でも。
世界を変えたいと思ったら、まずは己が変化すること。
相手に変わってもらおうと懇願するのは、依存でしかないから。
今週はじめ、同期がまた会社を去りました。
残った「ベテラン」と呼ばれる編集は、私と先輩のふたりだけ。
奇しくも同じ路線で同じ最寄り駅。家もわりとご近所です。
今日も終電まで残業し、ふたりで帰路に。
もう大学生のお子さんがいるお母様ですが、仕事は人並み以上にこなします。
社内の混沌を憂いて話ができる人は、編集ではもうこの先輩だけになってしまいました。
お互いそう思っているから、話は単なる愚痴ではなく、とても発展的。
励ましあい、効率を考案しあい、翌日はディレクターに提案。
そんな有意義な話ができる先輩との帰路。
時には夜中の2時、3時に、会社から一緒にタクシー帰宅なんていうことも。
私と同じく契約社員でしたが、来年から正社員になるのだそうで。
腹くくったなぁ・・・(^_^;
新入りさんに手を焼くここ数ヶ月ですが、不協和音をいちばん客観的に見ているのが私と先輩なのかも。
だからこそ。
「和」をもって解決したいと。
抜刀せずに。
刀はやたらと振り回すものではありません。
ただし、抜かないでいるためには、いざ抜いたときの立ち合いの腕が一流でなければなりません。
一流になるためには、自分自身も日々鍛錬が必要なのですよね。
私には、まだまだ修行が必要です。
今日の会議の最後にディレクターが言った言葉。
「無理は承知です。シンドイのも解っています。が、ここで歯を食いしばって頑張ってください」
もうね、食いしばりすぎて顎関節症になっちゃってますけどね(^_^;
頑張りますよ。
まだ、頑張れますよ(^^)
そんなわけで、今週末はきゅうじつしゅっきーん。
Posted at 2007/11/29 05:00:53 | |
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働きマン | 日記