前ブログの月山富田城跡から返す刀で三笠山(三笠山城跡)にもチャレンジしてみました。
三笠山は4つの峰があるうち3つが重なり合った笠に見えるため三笠山と名付けられたとされ、三笠山山頂の本三笠にあった三笠山城跡は標高236m、さらに下三笠と呼ばれる峰の最高点は標高270mだそうです。
(山頂の本三笠より下三笠のほうが標高が高いのは謎)
なお、今回はブログ映えしない地味すぎる画像が連発しますことを予めご了承ください。<(_ _)>
15時13分、先人が残した登山ブログを頼りに登山口を求めて広瀬運動公園の野球場横です。
三笠山が見えるのでこのまま先に真っ直ぐ行ってみたら大きな鉄の壁に阻まれて進めなかった。
そのため運動公園の外周を大きく遠回りして登山口を探し三笠山にアプローチします。
運動公園の一般利用者は僅かで寂しいいっぽう、体育館が改修工事中であり多くの工事関係者の方たちが働いておられました。
運動公園の外周を大きく回って歩くと、公園敷地内から一歩出たところに嘉羅久利神社がある。
参拝させて頂きました。(-人-)
なお、今回のぷち登山のお供も月山富田城跡に引き続きホットウィールのスバルWRX STIです。
フェンス沿いに歩きます。 この未舗装路は次第に上り坂になっていく。
フェンス側は陸上競技の広いグラウンドで、壁に向かってピッチング練習を繰り返す人が一名。
改修工事中の体育館の裏手です。
この体育館は
2014年にマッチョドラゴン藤波辰爾の試合を観に行った思い出があります。
ところが! 登山口を求めて進むも、道路工事のため立入禁止となっていた。
重機があるし工事中だ。 もうこれ以上は進めない。 三笠山チャレンジは終了か?
撤退する言い訳が出来た。 もう15時半も回ってるし・・今から山に入るのも遅い気がするし。
呆然と立ち尽くしいたずらに時間が過ぎていく・・ しかし奥から人の話し声が聴こえてきた。
工事関係者が数名いたので声をかけてみる。 「登山口?三笠山?はぁ、ここに三笠山トンネルってあるけど。別に通ってもいいですよ。」と想定外まさかの通行OKの快諾を頂く。
おまけに擦れ違いざま「頑張って登ってきてください」と激励の言葉をかけられてしまう。
重機のキャタピラ跡が残る道を歩く。
正直、立入禁止で引き留めて欲しかった気持ちも半分ある。 もう後には引けないぞ。
見下ろすように野球場が見えてきます。 その横に停めてるカマロの姿も。
さっき工事の人が言ってた三笠山トンネルだ。 まだ未完成で道路は繋がってないようだ。
最初に野球場横からアプローチするも行く手を阻んだ鉄の壁は三笠山トンネル工事の壁だった。
キャタピラ道が終わって15時42分に入山しました。 日暮れまでには下山したい。
看板らしきものがありますが、それに貼られてたテプラシールは剥がれ無くなっている。
看板が看板の体を成していない。 何が書かれてたのだろうか?
道は無いです。 樹木に点々と結ばれたピンク色のテープを頼りに滑りやすい落ち葉の上を歩く。
三笠山に登り出したことを後悔し始める。
急な斜面には補助ロープが張られていました。 頑張って登る。 ファイトー!
15時56分、急斜面を登り切ると三角点があった。 ここが山頂なのか?
後で調べると三角点がある場所は標高218mだそうです。 看板は何も無い。(紛失?)
三角点の先は明らかにここよりも高い。 なので先に進みます。
登り切ると平坦なピークが現れる。 ここは山頂? 看板は何も無い、あるいは紛失してる?
三笠山は4つの峰があり大きな起伏があるためここが山頂か?と思い込む場面が数回ありました。
ここは中三笠と呼ばれる峰なのかもしれない。
三笠山城は戦国時代に本城の月山富田城を守る尼子十砦(あまごじっさい)の一つでした。
しかし、毛利氏が月山富田城を攻める際には毛利方の軍勢が布陣したそうです。
そのため、月山富田城に向けて段階状に伸びる郭跡と思われる遺構が数多くありました。
深い森に隠れた階段状の細かい郭跡が幾重にも連なる。 これは凄い! 城跡っぽい。
16時4分、三笠山山頂(標高236m)本三笠にある三笠山城跡の主郭に到達です。
三笠山城跡の主郭の様子。 辺りは樹木に囲まれてて眺望は何も無しです。
これにて三笠山城跡は攻略としました。
三笠山城跡の主郭ぐるり360度の動画です。 よくこんな寂しい山を登ったなぁ~
ここが三笠山城跡あるいは本三笠であるとの案内看板は何も無いのですが・・
主郭の周りを段階状になった郭跡が囲んでおり、ここが城跡であったと分かりやすくなってます。
こちら側も郭跡が何段も続いている。
でもピンク色のテープも続いている。 この先は下三笠と呼ばれる標高270mの最高地点か。
(山頂の本三笠より下三笠のほうが標高が高いのは謎) ここを下りて進んでみることにする。
藪を掻き分けて進む。 こんな山の中でいったい何をやってるのかと自問する。
ときどき頼りのピンク色のテープを見失うも急斜面を登ってみる。
登り切って平坦なピークが現れる度にここが下三笠の最高地点かと勘違いする。
案内看板は何も無いです。 先人が書き残した登山ブログの写真と比べて判断するしかない。
目を凝らしてよく見るとピンク色のテープが見えてくる。 その方向に進みます。
ここはどう? 周囲の様子を先人の登山ブログの写真と比べるも何か雰囲気が違う。
どうする? まだ進んでみるか? 日暮れまでには下山しないと。 葛藤し心が揺れる。
藪を掻き分けて道なき道を進み・・
何度目かの急斜面を登ります。
ここはどうだ?
ここのこの木の感じ。
案内看板は何も無いです。 なので先人が書き残した登山ブログの写真と比べてみる。
この特徴的な木の幹が登山ブログの写真とぴったり同じものでした。
ここが下三笠の最高地点(標高270m)だと判断できました。 なお、眺望は何も見えない。
ということで16時33分、下三笠(下三笠山?)も制覇です。
山頂本三笠の三笠山城跡(標高236m)と下三笠の最高地点(標高270m)のW制覇。
(山頂の本三笠より下三笠のほうが標高が高いのはいろいろとネット情報を調べたけど謎)
道なき道を下って下山します。 日暮れまでには下山するのが吉。
もしかしたら激励の言葉で見送った工事の人たちも心配してるかもしれない。
下ったり登ったり。 尾根沿いにいくつもあるピークを越える。
下山中に初めて案内看板を見つけました。 登るときには気が付かなかったが?
今は朽ちて体を成してない。 過去にはこのような案内看板がいくつもあったようです。
ピンク色のテープを頼りに下山していきます。
登ってきたルートを下りてきたつもりだったが?
いつの間にかちゃんとした山道を歩いてる気がする。 こんなところ通ったかな?
そういえば下山中は補助ロープの急斜面や三角点のところは通らなかったぞ。
明らかに登ってきたルートとは違う。 でも、ちゃんとした山道なので安心感はある。
何処に下りるのだろう?と思ってたら神社の後ろに下りてきた。
もしかしたら神社の裏が正しい登山口だったのでは? と思うも後の祭り。
17時6分、下山。 嘉羅久利神社に無事下山の参拝です。(-人-)
一応、工事の人たちにも無事に下山したことを報告に工事現場にも寄ってみましたが・・
既に終業してて皆帰られていました。
17時20分、駐車場に戻って。 三笠山での活動は2時間ちょっと。
登山口選びから間違った感はあります。 案内看板も無くて謎多くよく分からない登山でしたね。