無料の酒蔵バスツアーがあるとの情報を知ったとき驚いてスマホ画面を二度見しました。
大山圏域の酒蔵を訪ねるモニターツアーで旅行代金が無料です。 しかも食事付き。
7つの酒蔵全7コースのうち、鷹勇の大谷酒造さんを選んで参加申し込みをしました。
モニターツアーで旅行代金無料の酒蔵バスツアーがあり参加者を募っていました。
情報を知ったとき既に殆ど予約で埋まってて、残るは千代むすび酒造と大谷酒造の2つだけでした。
千代むすびはよく行ってて蔵見学も何度かしてるので、今回は鷹勇の大谷酒造さんを選んでます。
なお、大谷酒造さんには
2011年に一度だけ、そのときは蔵には入らず事務所だけ訪れてます。
酒蔵バスツアーの当日はJRを利用して集合場所に向かいます。 あっ、コナン列車がやってきた!
目的駅に着いて降車後、改めてコナン列車を撮影。
駅前の集合場所に酒蔵ツアーのバスが待ってたので乗り込みます。
ここから酒蔵バスツアーのスタートです。 朝9時前、予定より少し早く出発進行!
バス車内でパンフレットが配られました。
酒蔵キーワードラリー?になっている。
期間中に対象の酒蔵を3~7蔵巡りキーワードを集めて、さらに対象酒蔵のお酒を1,000円以上買ったレシートで豪華賞品が当たるプレゼント企画に応募が可能というもの。
3蔵くらいなら巡れるかなぁ・・ よせばいいのにちょっとやる気が芽生えてくる。
パンフには大谷酒造さんの案内も載ってます。
これを見て初めて知ったのが、お猪口と日本酒3本セットのお土産付きという嬉しい情報でした♪
バスの車窓から眺め観る名峰の大山です。
30分ちょっとバスに揺られて大谷酒造さんに向かいます。
9時半、大谷酒造さんに到着の図です。 天気が良くド快晴の酒蔵見学日和でした。
自身にとって大谷酒造さんを訪れるのは
2011年以来11年ぶりの2回目です。
前回は事務所を訪ねてお酒を買っただけですが、今回は酒蔵の中に入って見学をします。
明治5年(1872年)創業、代表銘柄は「鷹勇(たかいさみ)」です。
まずは、手洗い消毒をしてから研修室に通されました。
着席して目の前には試飲用&お土産用のお猪口です。 あとペットボトルに入ったやわらぎ水も。
銘柄名の入ったよくある蛇の目のお猪口は、大谷酒造さんではこれまで作ってなかったそうで。
最近になって作り始めたとのこと。 なのでこのお猪口が初となる鷹勇の銘柄入りモデルです。
杜氏さんが酒造りの工程について紙芝居形式で説明してくださってます。
続いては試飲かと思いきや、研修室を出て酒蔵見学がスタート。 酒米の袋が積まれている。
酒米を磨く精米機です。
上のタンクから下の精米室へ、またタンクに戻って循環しながら酒米を磨くと言われてたと記憶。
機械で指定した精米歩合で磨かれた酒米がザザーッと出てくる。
酒米は玉栄。 精米歩合70%です。
さらに細かく削った精米歩合50%です。
酒米の削り取られた表層部に相当する中糠(なかぬか)。 ぬか漬け用になるのかな。
あと、さらに細かいパウダー状の白糠(しろぬか)も見せてもらいました。(画像無し)
続く工程の部屋に移動しました。 お酒の神様が祀ってあります。
上の高い場所にあるのが精米した酒米を蒸す機械です。
その下にあるのが蒸米を冷やす放冷機です。 コンベアー上に蒸米を広げて冷風を当てる。
蒸しあがった米は麹室(こうじむろ)と呼ばれる麹造り専用の部屋に運ばれます。
麹菌以外の菌が米に付着しないよう、最も衛生に気を遣い清潔に保たれる場所。
麹室(こうじむろ)です。 高温・多湿で管理され麹菌を繁殖させる作業をする部屋。
酒母室です。 日本酒の元となる醪(もろみ)の発酵を促す酵母を培養する工程の部屋。
続いては仕込み蔵に入りました。
醪の発酵を行う5000リットルのタンクが並んでいます。
醪をかき混ぜる櫂(かい)付きの動作をされて説明。
まだ酒造り仕込み前でタンクの中は空です。
また別の部屋に移動して醪を搾って日本酒にする工程。 ヤブタ式の自動醪搾機機です。
一枚一枚の板に入れられた醪を横方向に圧迫して搾る。 板に残った醪は酒粕になります。
ヤブタ(薮田)はメーカー名。 この自動醪搾機機のことを通称ヤブタと呼ぶほどの独占企業。
縦方向に圧迫して搾る槽搾り(ふねしぼり)式の搾り機もありました。
醪を搾って出来た日本酒は貯蔵タンクへ。
以上、酒造り工程の見学はここまで。
コロナ禍になってからは初めて、久しぶりの酒蔵見学となりました。
最後の酒蔵見学は2019年春にいくつかの酒蔵の蔵開きの中でだったので約3年半ぶりです。
続いては研修室に戻ってお酒の試飲となります。 このブログ続きます・・。