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恩師からの依頼での基板製作は去年もやったんですが、その時は完全に手作りでした。
で、今年も依頼を受けることは決まっていましたので、2021年はCNCでと宣言していたんですが、予想以上に手間取ってしまいました。


それにしても基板作りというのは一筋縄ではいかないものですね。

ゼロから始めて基板をCNCで切削しようとするとだいたいこんな感じになると思います。

1.CNCの購入とセットアップ(物によっては組み立ても)
2.CNC関連ソフトの準備とCNCの操作習得
3.切削用エンドミルの選定と調達
4.生基板調達(試作用、生産用)
5.回路図ＣＡＤの習得と回路図作成
6.パターン設計の習得とパターン作成
7.パターンから切削用のツールパスを作成
8.ツールパスからCNC用のNCデータ作成
9.試作
10.生産

このうち、5〜8は素晴らしいことにFusion360で全部出来てしまうんですね。

ただ、Fusion360の回路図関連機能は有名な回路図ＣＡＤであるEagleを、わりと最近取り込んだものなんですよね。
で、この辺の機能はEagleをベースにしているものの細かいところは色々違っているようで、ネットで動画や解説記事を探しても大半はEagleを使ってのものなので色々紆余曲折してしまいました orz

で、結局まだほとんど理解できていなくて使いこなせる日が来る気もしないんですが、なんとか基板切削まで漕ぎ着けることができました。

よく分からない警告も出てたりしてますが、一応問題なく切削できているようなのでそのままにしています。

というわけで、今量産中です。
パターン切削、穴開け、基板切り出しの３工程を全部0.8mmのエンドミルだけでやるという荒技ですが、作業が楽なのがメリットですね。

小学生向けの教材と言うことでできるだけハンダ付けし易いようにと頑張ってみたんですが、今はこれで精一杯です。
ランドをもっと大きくしたかったんですが、0.8mmのエンドミルが通れる隙間を空けておく必要があったりして妥協の産物になっていたりもします。

いつかはその辺の記事も書いてみたいとは思いますが、ハンパな理解で間違ったことを書いてしまうと逆に迷惑かもしれないので、他の人が書いてくれることを期待しています。

ずっと前にCNCを買ったことを記事にしましたが、実は未だに稼働していません。

一度組み立てて少し動かしてみたんですが、精度に自信がなかったので調整方法を色々考えているうちに逆に分解していくことに・・・。
そんなわけで、まだ一度も切削せずに悶々とした日々を過ごしています。

ずっと欲しかったCNCを買ってしまいました。

これで新しい道が開けましたが、長〜い道のりでもありますのでちゃんと歩き続けることができるかどうか・・・。

まずはきっちり組み立てることからですね。