最近、周囲で複数の「乗り換えた」とか「乗り換えたい」って話を見聞する。
こんな理由でコレにした(したい)ってのも様々で、それらは自分も同意だったり、俺とは違うな…だったり(笑)
とまぁ漠然と思ったものの、では果たして自分が乗りたい車(全体的な良し悪しではなく、あくまでオレ主体w)って、どんなんだろう?と改めて紐解いてみると…
まずは大前提として、むろん乗ってて楽しい車。
っても例えば、普段は実用だけの車に乗り、とびっきりの1台を週末などに楽しんで…って向きも多いだろうが、それってアタシはダメ (^^;)
いつ・いかなる時でも、これに乗りたいって車でなければ我慢ができない(笑)
というのも…とくに2ndがロドスタになってから益々、「じゃあ普段の通勤とかはアコードで?」とか「クルマ遊びはロドばっかり?」といった類を聞かれるようになって、改めて思うようになった。
でも…複数所有するようになってからも、「こっちは○○用」てな完全な用途分けは、考えた事がないな。
元々はセカンドカー所有の前提でもなかったし、メイン車だけで実用~遊びまで必要な条件を満たす事を考え、それ1台で完結できる前提のうえで、余裕があるうちは補完的にセカンドも所有するって感じか。
実際、基本的にロドかアコードかは遊ぶにも…用さえ成すなら実用面でも、その時の気分次第で分け隔てなくドッチに乗るかを決めている。
※過去のエイト&マーチも、そうだったな (^^;)
まして通勤なんて、なんだかんだ言っても人生で、最も車に接する時間だしね。
かつては、片道40kmの山道通勤なんて極端な体験もしたけど…それこそ道中を楽しめなければ、拷問でしかないと感じたのが、はっきり「常に乗りたい車で」と意識するようになったキッカケかな。
むろん現在も…泊まり仕事が明けて、どんだけ疲れ果てても帰り道は両車とも、わざわざ飽きずに遠回りしたくなる車をチョイスできた事は狙い通りだったし、そうしたくなる車が今も選択の基準かなぁ。
もっとも、まだ現在はソレが許される環境な故でもあるけど、そうは言ってもクーペスタイルのエイトで事足りなくなりセダンへ移行しても、なるだけ楽しめる方向で…と熟慮の末に選んだアコードが、まさに大当たりでもあったし、仮に今後さらにワゴンやミニバン的なのが必要な状況になったとしても、そこで全てを捨て去り新たな用途のみを成すだけの選択は…やっぱ、できないかな (^^;)
んで、そもそも「どんな車が俺は楽しいと感じる?」かと考えると…
最低条件として、自分の感覚どおりに動くこと。
これ単に限界の高い低いでなく、ちと抽象的だけど…感覚どおり (^^;)
例えば前車のマーチなんか、むろんエイトより遥かに限界は低かったけど、そんでも曲がる止まるは自分の操作したままで…
でも素のマーチじゃ、交差点を曲がるだけでも自分の感覚以上に膨らんでしまうし、そんな違いは大事に考えたいかな。
そして…長年、車はパワーがあるほうがエライと思ってたけど、カタログ値280psのターボ車から、遅いと酷評されたエイト(笑)に乗り換えて、その考えは一変しましたな。
普段の安全速度域でも遠慮なくアクセル踏みつけられるのが、こんなに楽しいのか!と、まるっきり価値観が転換した。
裏を返せば有り余るパワーで、1速や2速のうちから…あるいは幹線道や高速なんかの走行でも、まだまだ車はいっぱい出したがってるのに、自分の足で出すのを抑えなきゃならないのが、どうにもフラストレーションというか…はっきり言えば自分的には、つまらない。
勿論、単にノソッとしてれば良い訳じゃなく、踏めば踏んだ分だけ気持ちよく回ってくれるのと、車体とのバランスは絶対条件。
アコードVTECは、そういった感覚は日常からロド以上に楽しめてるけど、反面ターボ車から転向して以降は一番いっぱい出ちゃう車で、ターボ車ほどじゃないにせよ近年の所有車では、フラストレーションを感じる場面も最も多いかな。
アタシに必要なパワーはコレが上限か…少し超えちゃってる位かね (^^;)
ついでに余談だが、そうして程々の車でアクセル踏みつけるのを楽しんでると…
あまり、うるさいマフラーだと余計に踏んでる分、よりバカっぽく見られてしまうなと、踏み切りで下回りを擦ってから排気漏れで音がデカくなった、ロドに乗ってて再認識しました(笑)
…早く直さねぇと (;´д`)
なお肝心の、MTかATかは…
ん~そう声を大にしてMT命!と叫ぶ程ではないけど、でも自分の人生・生活環境ではクラッチ踏むのが苦になる事は、そう多くない。
逆に、クラッチペダルがあれば良いのに…とは唯一のAT車暦だった90チェイサーの時に思って以来、そう自分の趣向も環境も変わってないし、やはり今後もクラッチなければ後悔するんだろうな…とは思う (^^;)
だからこそ上述の「いつでも乗りたい車に」となると、結果的には複数台所有であってもAT併用には、なり得ていない。
そんなATも、DCT系も含めて性能は大幅アップし、気持ちいいレスポンスを味わえるが…それで過去のATより魅力度は上がったにしても、個人的には問題はソコじゃなく (^^;)、結局は単純に付いてるべきペダルが付いてるか否か…
付いてなければならない!っていうよりも、上述の通り付いてて苦になる場面が滅多にない以上、わざわざ後悔リスクが高い「付いてないモノ」にする理由もない、って感じか(笑)
ただ、じゃあ単純にクラッチ付いてれば良いかというと…なんかね~今も珍しく売ってるMTに乗っても、なんだかオブラートにでも包まれたような感覚になってしまう車も多い。
運転操作自体の楽しみはともかく、今や車の動きはかえってAT系のほうが良さげに感じるのもあり、せっかくのMTなのに…と残念に感じる車も正直ある。
この辺は、単なる構造や数字だけでは、良し悪しを判断しがたい部分ですな。
とまぁこの10数年来、そんな趣向を一貫してきたが、その間に世のクルマ事情も様変わりして…
いま売ってる車を見渡しても、そんな趣向を叶えてくれるのは、そう滅多に見当たらない。
ちょうど前日記のコメントで、湾岸ミッドナイトで描いてた「
20年サイクル」を思い出した。
大雑把に言えば、だいたい20年周期で車は大きく様変わりするってモンで、R32が登場した1989年が、それ以降のFDなど「前時代より飛びぬけたスポーツカー」に変貌した、サイクルの変わり目とか。
(ちなみに、その20年前はハコスカGT-Rが登場した1969年)
まさに、それから次の20年サイクルに当たった2009年に、偶然その漫画を目にしてリンク先の日記を書いた訳だが…
当時すでに過去の物語だった漫画で言ってた、「もう2009年はガソリンで走ってないかも?」とまではいかなくとも、実際この年に一般人でも手が出せるレベルのハイブリッドであるインサイト、続いて大ヒットした3代目プリウスが登場し、それを契機に以降はハイブリッドや電気が「普通の車」となったのは、振り返れば確かに…と。
そして、当時の「新たな20年サイクル突入」から10年たった、今になって思うのは…
そんなエコカーなどの台頭とは別に、今も残る「従来ジャンル」の車であっても、やはりこの10年で「転換前」とは良くも悪くも、大きく変わってしまったなぁと。
新車を買う喜びも、やはり10数年は疎遠だけど…
結論としてアタシは、まだまだアコードもロドも大事に乗らなきゃって事ですな(笑)
…今から10年後の「次の20年サイクル」を迎える時には、いよいよガソリンじゃ走ってなさそう (;^◇^;)