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2020年05月19日 イイね!

性別

FB起稿記事の転載だが、
元ネタはみんカラの何シテルにも掲載。

これ↓

https://minkara.carview.co.jp/userid/2455419/nanisiteru/63414868/detail.aspx

---
そう言えば仏語の名詞の性別の件で思い出したことがある。

以前、ルイ・ヴィトンのシャンゼリーゼ店で
当該店におけるハンドトランクの注文者であることから
贔屓客扱いしてもらっていた頃、
半個室の応接でシャンパンだしてもらいながらの雑談中に
なにかの文脈中で

'le Japon'

と言われて、「え?何で?」って聞き返したことがあった。

※LVMHフランス国内の各店舗従業員は
 特殊技能者を除き英語が話せないと採用されない。
 なのでルイ・ヴィトンの店内で
 英語で話したら仏語で返されて気分を害することはない(笑)。

梨の品種で有名なように(笑)

'la France'

なのである。

何でフランスは女性で日本は男性なん?ってハナシで
聞き返したら、まーフランス人でも即答困難。
わたしの担当さん以外にも
何人かの販売スタッフを巻き込んでわらわらと集まり
軽い論争になってしまったんよね。

※アチラの方って結構仕事時間中でも
 平気でスタンバイを止めて雑談に熱中するねえ(笑)。

確固たる結論は出なかったんだけど、
有力な理屈が2つ。

1つはありがち過ぎて笑いそうな「何でもフランス中心」説。
世界の中心である「フランス様」に対して
軒並みフランスに親しい国や
シルクロード交易で重要著名な中国あたりは女性詞なんよ。

'la Suisse' (スイス) とか 'la Chine' (中国)なわけね。

親藩や譜代大名と外様大名の扱いの違いみたいなもんね(笑)。
フランスらしいというか、
日本は後から実交流の出来た得体の知れん野蛮人の国で
だからオリジンの女性形と区別し男性形とかいう感じかな?(大笑)

まあ、現実的に格下扱い/格下意識は根強くあって
実際にわたしも在仏系列販社の現地従業員に

「フランスが日本の査証免除とかをしているのは
 金払いがいいからであって、
 日本の国民自体を同格に見ているわけではない」

と面と向かって言われたこともあるしなあ。
おいおい、日系会社に就職してその言いぐさかよ?と
思ったし、実際に口にしたが、それにも

「日本に貢献したいという意識は微塵もない。
 給与がいいから生活道具として利用しているだけ」

と来たから、まあ、
フランスの根強い見下し感情ってのも是なのである。

もう一つは一般の固有名詞の区別に準ずる説。

イタリアの場合はもっと顕著なのだが
多くの女性の Given name の語尾は -a で終わり
男性の場合 -o になる。

代表的なのが 'Maria' (マリア) と 'Mario' (マリオ)だな。

同じような感じで原則 -e (※アクサンなしの場合ね)終わりは
女性名が多いんだと。
で、上記スイスも中国も -e スペルで、だから女性形。
日本はそうでなく -n 、というか
子音終わりの名はほぼ男性形、というわけ。

例外もあって、
'Pierre' (ピエール) とか 'Guillaume' (ギヨーム) とか
いかにもフランス人の名前っぽい(大笑)男性名で -e も
あるんだけどね。
でも原則、-a -e は女性
(※アクサンありの -é で終わる名前は男性)、
子音文字や-a -e 以外の母音文字終わりは男性って「常識」が
フランス人の中に確かにあるんだってさ。

でもねえ、
案1も案2も上述個人名のような既知の例外でない
例外があるんだわさ。

案1だと 'le Canada' (カナダ) とか
フランスが旧宗主国だったことのあるモロッコとかも
'le Maroc' で外様扱いなんだ。あ、格下視だからいいのかな?

案2にも 'le Canada' は相当するし、
-a でなく -e だと 'le Mexique' (メキシコ) やら
'le Cambodge' (カンボジア)なんてのもある。

更に冠詞のつかない国名もあるのだが
これは 'Monaco' (モナコ) など
一定の特別視(保護、的な)されている認識がある国や
自治領的な半国家認識で小アンティル諸島の
'Antigua-et-Barbuda' (多分、英領だった頃の名残なんだろう)、
'Taiwan' (台湾)もそういう流れでは想像通りに冠詞なしらしい。
更に人名由来で敬称タイトル(「聖-」など)がある国家
'Sao Tomé-et-Principe' (サントメプリンシペ)、
一部は自国領(島の北部半分が仏領)のセントマーチンも
南部オランダ領部分
(オランダ語的にはシントマールテン='Sint Maarten')も含め
'Saint-Martin' (フランス語的にはサンマルタン)で冠詞なし。

逆に -o なのに女性の la だったりするのが
'la Trinité-et-Tobago' (トリニダードトバゴ) とか。

厳格なはずのフランス語で
この国名性別の乱雑に見える違いを
明確に体系説明してくれる人、居ないかなあ?
Posted at 2020/05/19 21:35:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記

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「まだ慣らし運転の序盤の好条件下だが、YZF-R15の燃費を http://cvw.jp/b/2455419/47400853/
何シテル?   12/10 22:54
わ!です。よろしくお願いします。 奔流には流されないようにしていたいですね。 Hello, enjoy yourself.
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