日本のナポリ

陽も暮れて夕食を食べたら
温泉タイム

関西の温泉と言えば
秀吉も愛したという有馬温泉
外湯巡りの城崎温泉
淡路島の洲本温泉辺りが有名ドコロ

赤穂と言えば赤穂浪士と塩が有名で
赤穂温泉は分が悪い

海に面した景観だけが頼りの宿で
しかも今はコロナで自粛の時期でもある

客室稼働率は想像通り
当然、大浴場も貸し切り(o^^o)

端から端まで背泳ぎ1本完泳を
貸切大浴場での日課としている私

いつものように泳ぎだす

高い天井を見ながら
ほぼ足だけで進んでいく

壁が見えてきて
間もなくゴールと思った時
突然、左ふくらはぎに激痛が走った！

足がつってる！
しかし、ゴールはもうすぐ
ここでやめたら漢がすたる
頑張れオレ、最後までやり遂げろ

ひと蹴り、ふた蹴り、痛い
もうやめたい
誰も見ていない貸し切り大浴場だ
やめても誰も非難しない

いや、ダメだ、ここでやめてどうする
自分だけの名誉のために頑張るんだ

遂にゴール！頑張った
自分で自分を褒めてあげたい
今なら有森裕子の気持ちが分かる

だが小さな名誉と引き換えに
ふくらはぎを痛めてしまった

名誉の負傷
この後の旅行中
ずっと痛みを引きずることとなる


翌朝
朝食前に大浴場へ行くと
また貸し切りだけど
今度は静かに湯につかる

オレってオトナだな
1日で成長した自分に乾杯したい気分だ

10時
痛みの癒えない足でチェックアウト

これから温泉に行く時は
温泉の効能に「筋肉の痛みに効く」
と書かれている温泉を選ぼう

「さくらぐみ」の予約は11時半
観光化されていないヒナビタ温泉街
現在時刻はあと数分で午前10時

さて、どうする？


宿の近くに
美術品が収蔵されているという
地元名士の記念館を紹介されて
訪問したものの30分もたなかった




記念館小さすぎ！

ふくらはぎの痛みに耐えて
さまよい歩くけど何にもない



浅野内匠頭のお墓？があるお寺
庫裏なんだか、ただの民家なんだか
何を見たらいいんだろう

狭い急坂が面白くて歩き続けたけど




ジタバタせずに
海を見てるのが正解みたいです
昨日渡れたエンゼルロードが




満ち潮で水没している



ちょっと嬉しい

11時30分
ピッツェリアリストランテさくらぐみ




ゾンビ映画のように
どこからともなく人が集まってくる

予約の確認をして席へ案内される
2番手での入店
1番奥の真ん中のテーブル
隣のテーブル越しに海が見える




中々注文を聞きに来ないので
手を上げて店員を呼ぶ
注文と言っても
予約客はランチコースのみなので
ピッツアとメインを選ぶだけ

前菜　　
スティック状のパンみたいなのと
串が刺さってて立体的な造形




スープ
前回は無かったかも




メインディッシュ
前回は魚を選んだので
今回はパスタをチョイス
イワシと茎野菜がたくさん



ピッツアはまだかなぁ
今作ってるのがウチのかなぁ



「早く食べたい」とテレパシーを送ると
通じたみたい

日本一のピッツア降臨！



ピッツアは水牛のモッツァレラが
割と安価に選べるので
それも狙い目なのですが
敢えてプレーンなマルゲリータ
だって好きなんだもん

そしてドルチェは自家製ドーナツ




エスプレッソと共に頂きました




完食、お腹いっぱい

気のせいか
ふくらはぎの痛みも薄れたような



神様に感謝