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2024年03月22日 イイね!

次世代 コンパクトモビリティーに関する考察

次世代 コンパクトモビリティーに関する考察今 軽自動車が存在して、ニューモビリティーにより明確な優遇措置が無い限り、代替えは無理だろう。

価格が安い、税金が安い、維持費が安い、ルールが緩いなどの何かしら明確かつ劇的なメリットが無い限り、既に免許と軽自動車が浸透しきった田舎の老人に新規格小型モビリティーが普及するはずがない

金と若者と仕事とお店に溢れた東京で考えていたのでは到底考えが及ばないと思う。

アクアラインを日曜午後に木更津から浮島方向に走ってみろ。

浮島まであんなに沢山高級外車のSUVで溢れていたのに、神奈川県方面と東京方面に分かれただけで、神奈川県方面はまるで高級外車だけを取り除いたかのように国産車普通車と軽で溢れている。東京都に次いで人口の多い神奈川ですらこうだ。つまり日本の富は東京に集中している。

もっと言えばアクアラインを走る車で袖ヶ浦ナンバーは業務用車が殆どだ。千葉の原住民は休みだからと言っておいそれと遠出すら慎んでいる。

普及しない。しないよ。経済力にまだゆとり60歳か65歳で最後に新車買ったら15年とか20年乗って85歳、そこから何年生きられるか判らないのに、新車や高額車買う老人は稀だ。実際実家の周りのオッちゃん達、15年落ちとかの車で生活している。小綺麗なコンパクトカー買っているのは老後を南房総で過ごそうと定年退職してきた裕福な移住老人達で、地元で若い時から農業とかやっている人は軽トラ&古い軽自動車。

車齢15年位は全然乗るのだから、大してメリットの無いEV小型モビリティーなんて、よほどの物好きでもない限り買わない。

秦野や館山辺りではこの型のekワゴンも未だによく見かける。最終型でも2012年とかだから、少なくとも12年以上前、



ワゴンRとかはこの型もよく見かけるので2008年型、つまり16年前だ。

実はほかに遠出用の新しい車も持っているのかもしれないが、とにかく日常生活で近所の移動や買い物に使っているのはこうした車達であり、足用途の車は本当に朽ち果てるまで使い倒されるのである。

こうした背景から、田舎の高齢者が安全と環境の為に高額な次世代モビリティーに買い替えるというのは妄想に過ぎない。

買ってくれる人が居るとすれば、先述の定年移住組の人たちだろう。

田舎プロパーの人は都会人が思う以上に生活用車に対する財布のひもは固いのである。

ではどうするか。

定年移住組を増やすのも一つの手だろうが、しかし個人の意思に依存していて軌道に乗る保証がない。移住もそれほど盛んになるとは思えない。

また50年の歴史の中で高度化してきた軽自動車の道具としての完成度・コスト効率を別のスキームで超越することは非常に難しい。

現実の高齢者のモビリティー購入実態を想像すると、60歳の定年前後に「これで贅沢はもうおしまい」とか「新車はこれが最後」と言った感じでこのタイミングで老後用の車を調達する。年金生活になったらおいそれと新車購入は出来ないとの先入観から、車好きのお父つぁんはBMW3シリーズやロードスターとかを背伸びして購入し、裕福な意識高い系を自認している高齢者はプリウスとか。カミさんの顔色うかがう車好きはコペン。車にあんまり興味ない人は安価で安心のライズ、アクア、ルーミーなどのトヨタ車、N-BOXやスペーシアなどの軽や小型ハイブリッド車を購入するわけだ。

そして15年 80歳頃まで乗って、さあ歳も取ってあと何年乗るか分からないし、新車を購入する気力・財力もない。

となると、中古の軽自動車を選択するのが常である。

つまり新車を買える財力の時は新小型モビリティーなんて興味もないし、それ程認知機能も低下していないからそもそも必要としていない。

そして新小型モビリティーが必要な年齢になると、それを買えるだけの財政的もしくは心のゆとりがない(金は有るかもしれないが、不安で使えない)

これらを勘案して実効を生む活動は、安全装備が充実して環境負荷が少ない軽自動車を、新車を購入する労働人口のゾーンの人が欲しくなるような機能を載せて世に提供すべし。

こうした軽が世の中に大量に出回る事でやがてそれらは中古車となって高齢者に提供され、終の車になる。

幸いにしてEVのSAKURAが先陣を切っている。また軽のシェアも年々増加している。高齢化が進む日本では自然な動きで10年後にはより安全で環境負荷の小さな軽の中古車が高齢者の手に渡る事だろう。ただ軽はハイブリッドやEV化がコストの面から難しい部分もある。高齢者の車の使用は殆どがチョイノリ、近地移動だから純ガソリン車ではCO2の排出量が削減できない。

なのでカーメーカーはEV化もしくは10km程度のEV走行が可能なPHEVの価格低下に尽力すべきだし、国策も必要だろう。

直接的に購入の補助金出すのも良いが、高効率・低コストのバッテリー技術開発を国が支援するなどして、間接的に

車両購入コストの低減を図るなども是非積極的に推進してほしい(まあ役人は賢いからもうやっているか)



そして10年後 僕も69歳になり中古の軽のPHEV(まだないけれど)を購入して後期高齢者になるまで6年乗って、

免許返納の予定です。
Posted at 2024/03/22 22:04:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | 日記

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