本日富士スピードウエイ スペシャル ステージ トライアル 通称FSSTに参戦してまいりました。結果として、以前より喉から手が出るほど欲しかったFSSTガラス製トロフィーを獲得する事が出来ました。参加されたYU2さん、ぴょんきちさん、そして初対面だったKスピードさん、お疲れ様でした。
去年サイドポート加工エンジンを搭載し、車のポテンシャルは大幅に上がったものの、アウェイの筑波はいざ知らず、ホームの富士でポート加工前にリーダーが出したRCレコードタイムをずっと破れず、去年シーズンは本当に厳しい物が有りました。確かに全体的なアベレージタイムは大きく向上したものの、リーダーのように車の伸び代が素直にタイムに出ない。
そんなわけで、今シーズンの実質的な富士の開幕となる今日のFSSTには並々ならぬ思いが有りました。目標は4つ。
1.FSSTの入賞トロフィーを獲得する。
2.FSSTのRX-8のタイムべースの1位にランクされる。
3.自己ベストの更新と最速の称号の獲得
4.今シーズンの目標である2分0秒台を出す。
4つのうち、2番目は天候が異常だったり、マシントラブルが無い限りまず間違いなく達成できる目標です。1番のトロフィーのゲットはS2000との混走となるこのクラスではなかなか難しいですが、事前のリサーチでは間違いなく私より速そうなのはS2000の2台です。これ以外の伏兵が居るかいないのか。。。
3番目は今回265/35R18のフレッシュのSタイヤ投入であとは気温やクリアラップ、風の強さなど色々な条件が噛み合わないと出ないです。去年アレだけ走って2秒80がベストだしね。
そして一番困難なのは4番目の目標。でもこの位のタイムを出しておかないとすぐリーダーにやられるんだ。だから0秒台を出したい。
そんな色々な思いを胸に、前日は最近の走行会では珍しく、殆ど眠る事ができませんでした。
前日は富士は降雪があり、コンディションも不安です。寒いのは歓迎ですが、寒過ぎ。
今朝は4時に起床。2時間位は寝れたでしょうか。
家を出て、エイトの外気温計で気温を確認すると秦野界隈では-1℃。今年一番の寒さですが、まだ路面の所々が湿っていて、イヤな感じ。
富士近郊は最低気温は-4℃。冷え切ったゲートに2番目に到着し、オープンを待ちました。
パドックでは今回は大して慌ただしく有りませんでした。それと言うのは、1セッション目は中古の245/40R18のSタイヤで走りだすので、履きッパだからです。
ご一緒したのはいつもおなじみYU2さんと、エイトのぴょんきちさんです。
車検も難なく合格し、9時からいよいよアタック開始です。幸い路面はドライになりハーフウエットスタートは杞憂に終わりました。素晴らしい富士の眺めです。
気温は4℃、風も殆ど無く好条件です。ただちょっと路温が低過ぎかも。同一枠は28台とまずまず走り易い台数ですが、タイム差が40秒近くも有るので台数の割には走りにくいか。。。
最後尾で間を開けてピットアウトし、タイムアタックに出ますが、すぐに追いついてしまい、結果的に最初の2周はクリアでは有りませんでした。さらに追い打ちをかけるように、アタックカウンター作動せず。タイムが判らず悶々と走りますが、アタック3回目、4回目とクリアが取れ、まずまず感触が有ったので、このセッションは4回アタックで終了しました。
結果的には予想外に2アタック目が最速で、
2分3秒045を記録しました。あとは4秒0とか、3秒18、3秒86と似通ったようなタイム。やはり後半セクター3のタイムが落ちて来て、感触とは裏腹にタイヤがタレているようです。
この時点でNS3クラス3位、トップのS2000は1分59秒0と宇宙のタイムですが、2位のumeちゃんさんは2分1秒608とそれ程大きくは離されていません。なんでも中古のA050のMがなかなか暖まらなかったとのことです。4位とは6秒差が有ったので、第二セッションは攻めに出て、いかにして2位に近づくかが課題となりました。
目標1,2はこの時点でほぼ達成。あとは失格とかにならなければおっK。
そうそう、今回のFSSTでは事件が。
MSCTと同様に白線がコース内で、目に余る縁石への乗り上げはタイム末梢とのこと。これはかなり調子狂ったし、タイム出すのも辛い。
セッション間に慌ただしくフレッシュタイヤに交換。勝負タイヤの投入です。しかし富士では太いタイヤはあまり意味が無いとの意見も有り、微妙ですがヤルしかないでしょう。
1セッションで少し暖まりの問題が有った感じは有るので、スタート空気圧は160と少しだけ高めでスタート。今回は先頭から2番目にコースインです。
時刻は11時、気温は6℃まで上がりましたが、ベスト更新には十分な気候です。
最終コーナー手前で1セッショントップのS2000にコースを譲り、コバンザメ戦法発動でアタック開始。なんか思っていたよりも超速のS2000に離されないかも。。。と思いつつ、ダンロップまで来たらついつい縁石に乗り過ぎ、アクセル入れ過ぎのダブルパンチで痛恨のテールスライド!!
なんとかコントロールライン通過すると
2分02秒31のカウンター表示!!
やりぃ!自己ベスト更新とエイト最速ゲット。
続けてもう一周。S2000には少し離された気もしますが、大きくは無いし、後ろから来ているumeちゃんさんともそれ程詰まった感じ無いです。しかしまたまたアタックカウンタートラブル。なんとかせいよ(怒)。
クーリングを挟みその後も2度ほどアタックに出ますが、2分2秒8が見えるだけで、最後は無情のチェッカーが。
インラップで電光掲示を確認すると総合4位なので、多分クラス3位も大丈夫そう。あとは路外走行で失格にさえならなければ良い。ちなみに2セッション目はかなり気を付けました。
公式競技なので、終了後は車両保管になり、片付けもできないのでとにかく結果が発表されるのを待ちます。
やっと個人成績をゲットできたのですが、ここで微妙なサプライズ。
計測出来ていなかった2セッションの2周目がベストなのですが、
2分02秒036。
なんであと0.04秒速く走れなかったのか。。。0秒台は無理としても、1秒台は全く響きが違うのに。
てな訳で、自己ベスト&エイト素人 富士最速の称号を久々に取り戻したのですが、リーダーがサイドポート前に出したタイムをやっと0.7上回っただけのイマイチなタイム。これじゃあきっとスグにヤラれちゃいますよ。。。
1秒台入れておきたかったな。くそう。
ちなみにどこが特別速いわけではなく、今までの良いところをまとめた感じでした。最高速は214km程度でした。こんなもの?少し元気が無くなってきた気もするし、タイヤの空気圧やサイズのせいもする感じで何とも微妙です。
セクター仮想ベストでは1秒台に入っていただけにマジ残念。
ちなみに動画はイメージです。学習目的の方のみの視聴をお願いします。
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結局紳士な縁石に乗せない運転が評価され、無事に3位をゲット。今回恐ろしい事にベストタイム末梢されていた方が3名も居ました。富士のオフィシャル、シャレにならない。
2位のumeちゃんさんも第二セッションで2分1秒293とタイムアップされたので、結果的には0.743秒差でしたが、場合によってはS2000の後姿が見えてきたかもの感じです。
表彰式では念願のガラス製トロフィーを土屋圭一さんから直々に頂く光栄に預かりました。
さて、最速奪取で4つの目標のうち3つは達成できました。
しかしまだやり残したことが一つ有ります。これをこの年末から来年2月のプロアイズの間に何としてでも達成したい。フレッシュタイヤの美味しいところは使ってしまいました。仕方が無いので削るか(笑)。