10月26日に新東京サーキットで行われたGEN CUPに参戦してきました。
報道でもご存じの通り、この前日、台風21号の遠い影響と低気圧の影響で、千葉県内でも大雨になり、浸水・土砂崩れ等々少なからず被害が出ている状況がニュースでも大きく取り上げられていました。
当日は朝から晴れていて、中止の連絡は来なかったので、予定通り開催する方向で準備はされているのであろうとは思いつつも果たして本当にできる状況なのかどうか確信が持てないまま新東京サーキットに向かいました。
高速道路の通行止めは、26日朝の時点では圏央道の市原鶴舞IC~大網白里スマートIC間?のみになっていましたが、市原ICで高速を降りて新東京サーキットに向かう道中、養老川を渡った先の低くなっている部分が前日の大雨で浸水したらしい形跡が残っていましたし、台風15号の強風で屋根が被災してブルーシートで補強されたままの状態になっているお宅が、車を運転していて見えただけでも何軒かありました。
各ポイントの通過時間は下記のとおり。
7:12 東北道 蓮田スマートICから高速に乗る。
7:21 東北道 蓮田SA。
7:34 東北道 浦和本線料金所通過。
7:40 外環道 川口JCT通過。
8:13 京葉道路 京葉JCT通過。
8:22 京葉道路 船橋本線料金所通過。
8:34 京葉道路 幕張PA。
8:53 京葉道路 千葉西料金所通過。
9:10 館山道 市原ICで高速を降りる。
9:27 新東京サーキット到着。
大きな渋滞とかはなく概ね予定していた時間に着きました。が、入口のゲート付近でスタッフさんが何やら作業をされていた上に、コースの状況を見たら、コース後半の一部のモナコヘアピン付近などに水がたまっていた上に、裏の山からコース内に、普段の雨の後の何倍もの量のしみ出し水が流入し続けている状況でした。
そのため、午前中予定していたスプリントレースは中止となり、コース前半部分を使った逆走コース(ホームストレートとバックストレートをつなぐ連絡道?を使ってホームストレートからバックストレートに入る特別コース)でのフリー走行及び1台ずつのタイムアタックが行われました。
自分は耐久レースのみの参加でしたのでこれには参加できませんでしたが、これはこれでおもしろそうでした。
とはいえ、このコースではレースするのは無理なので、午後の耐久レースはどうするんだろうと思いつつもとりあえずお弁当を食べました。
そして、午後の耐久レースはフルコースを使って行われましたが、コース後半の状況は朝の時点とほとんど変わらず、しかもピットレーン入口付近が裏山からのしみ出し水で川になっている状況だったので、正式なレースの際に使われるローリングゾーンを臨時のピットレーンにした上で逆走でレースが行われました。ヘビーウェット状態なのはコースのごく一部なので当然レインタイヤは使えず、スリックタイヤでのレースという、かなり難しい条件でのレースでした。ただし、レース時間は当初の予定通り110分、ドライバー交代は7回で行われました。
今回も個人参加ということで申し込みましたが、口ほどでもないチームからの参戦ということになりました。7チームの参戦でした。
通常ならば耐久レース前の練習走行は耐久レースのみの参加者だけなのですが、今回は逆走の特別コースで行われるため、車両とグリッド抽選の後、スプリント参加者も含めた全員が対象の特別の練習走行の時間が設けられました。
自分は2番目に走ったのですが、乗る前にスタッフのTさんがチェックしてたときは何も問題はなさそうだったのに、いざコースインすると、何故か加速しない症状が…。コース脇に止めてTさんが再度確認したらいくらかはましになったものの、それでもN35ぐらいのスピードしか出なかったので、その周でピットに戻りました。
すると、GENの安藤社長が他のマシンを用意してくださって、チェッカーが出るまで走ってていいですよと言ってくださったのですが、一番最初に乗ったマシンのトラブルの原因は、この日のコースの状況ではどう走ってもエンジンが水をかぶるのは避けられない状況で、少なくともそれと無関係ではないと思われたわけで、あまりたくさん走るとこのマシンにも同じトラブルが出かねないと思い、ある程度コース状況が把握できた段階で、チェッカーが出るちょっと前に戻ってきました。
グリッド抽選の結果、2番グリッドからのスタートとなりました。そして走行順は自分が4番目になりました。
この日は雨は降らなかったので、普通ならレースの後半になればなるほどコースは乾いてきそうなイメージをするのですが、逆走コース前半のウェット部分の水の量があまりにも多くて、元々乾いていた部分にもどんどん広がっていって、レース後半になればなるほどコース状況は悪くなっていきました。
耐久レースの模様を、短時間ですが動画に撮影しましたので貼っておきます。
というわけで、自分が走る頃にはバックストレートとかはレコードラインだけ濡れている状況だったので、レコードラインをあえて外して走ったりとか、6コーナーとかは最後の方とかはアウト-アウト-インで走ったりとか、できるだけ濡れていないところを探して走るようにしていました。それでも1スティント目では2度ほどスピンしましたが、いずれも前後にマシンがいない状況だったのですぐに復帰できました。
本来なら、4人目が終わったところで給油になるのですが、一部ウェットコンディションで全体のベストラップでも57秒214でしたので燃費は相当よかったようで、自分の1スティント目の終わりでは給油はしないでドライバーだけ交代で出ていきました。
が、5スティント目の走行のときにエンジンが水をかぶって吹けなくなるトラブルが出てマシン交換ということになりました。GEN CUPの場合、ドライバーに責任のないマシントラブルによるマシン交換に伴うロスタイム分は救済されるルールがあり、このトラブルもそのルールの適用対象になりました。
結局、見た目の順位としては7チーム中7位でチェッカーとなりました。
ちなみに、自分のスティントでのベストラップは、1回目が1分4秒373、2回目が1分2秒878と、コースコンディションが悪化して全体的にラップタイムが落ちてた後半の方がいいタイムが出てたという…。
そして、ハンデ等々を考慮した周回数の加算・減算をした結果、何と
優勝
ということになりました。
コースコンディションの影響で、トップチェッカーを受けたチームでも108周(ハンデ等を考慮した加算・減算を含めない)しか周回できなかったとはいえ、まさかの大逆転でした。
レースで優勝したのは、2009年7月にカートランドORCで行われた貸切レース以来ということになるかと思いますが、レースできるのかどうか確信が持てない状況でサーキットに向かったレースで、その時の状況でできるベストをやることしか考えられない状況で、ルールに助けられたとはいえ、まさか優勝するとは全く想像していなかったです。
優勝の賞品はチキンラーメン1箱とスポーツドリンク1箱で、それを4人で山分けしました。
帰りはアクアライン経由で帰ってきましたが、大雨の翌日だったということもあって、土曜日の夕方なのにアクアラインは全く渋滞していませんでした。
各ポイントの通過時間は下記のとおり。
17:40 館山道 姉崎袖ヶ浦ICから高速に乗る。
17:53 東京湾アクアライン 木更津金田本線料金所通過。
18:08 東京湾アクアライン 海ほたるPA。
19:07 首都高速湾岸線 川崎浮島JCT。
19:28 首都高速11号台場線 芝浦PA。
20:05 東北道 川口JCT通過。
20:08 東北道 浦和本線料金所通過。
20:21 東北道 久喜ICで高速を降りる。
次回以降の予定は以下の通り。
11/10(日) AZ山梨サーキット
11/24(日) F.ドリーム平塚
12/15(日) シティカート(ワンスマカートレース参戦予定)