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2021年01月04日 イイね!

響け!ユーフォニアム考察

響け!ユーフォニアム考察今更。

「君は天然色」の楽曲が流れる回がある。この曲は私と同い年なのだが、それはともかくとして、歌詞は松本隆、作曲は大瀧詠一。

ユーフォでは歌はなくメロディーのみでの採用となるのだが、そのメロディー性で選ばれたのではなく、歌(歌詞)は流さないのにも関わらず、その歌詞やタイトルは大きく影響して、選ばれたものだと思う。ではその歌詞はというと。

この曲が作られるとき、松本隆氏は妹を亡くし、失意同然だったそうだ。歌詞として思い付いたのは「生きているからこそ色がある」というようなものだった、とWikipediaに書いてあった。

ここからが考察だが(つまり確信はない)、ユーフォはそのドラマもさることながら、キャラクターの魅力でファンを惹き付けている面がある。であればこそ、久美子たちが(その状況下に)いてこそ、色が紡がれる、つまり天然色が描かれるという想いもあり採用となったのではないか。

昭和も随分昔のことだ。しかしその時代を生きてきた人たちは大勢いる。あわよくばそのキャッチーなメロディー(採用されたという記事を読んで気を惹かれることなど)に頼り、その時代を生きた新規視聴者を少しでも獲得できるのではないかと、つかみとなるシーンで使用したのではないか。因みにオープニングはモノクロ色から色付けがされるので狙ってやっているのは明らか。掛けているとも言う。

ステレオサウンドNo.217に「君は天然色」を録音した録音エンジニア吉田保氏のことが載っていたので、考えるきっかけになった。
しかし歌詞を見てみると「想い出はモノクローム~」とある。アニメ本編の作りや演出としては誰かの想い出を語るような構成ではなかった。二期のオープニングも雨ふりコンダクターの回以降からは最初からモノクロではなくなる。過去を振り返るのはそれこそ物語冒頭、久美子が中学三年生のときのことだ。

この考察を進めるとすると、雨ふりコンダクターまでの回は、キャラクターの内、誰かの過去を如実に振り返っていた節があるのではないか。そうでなくては考察として腑に落ちないのだ。※雨ふりコンダクターのあとは過去を振り返る(付け足されている)シーンはある。

ではその過去を持つキャラクターとは?

北宇治吹奏楽部顧問の滝昇で間違いないだろう。
彼も大切な人を亡くしている。ここも掛けていると見るべきだろう。

如何にも京アニが好みそうな「言えばわかるけどあえて口にしたくない」演出論で、わかる人がいるだろうから隠し味のように丹精込めて作って丸投げ(と言っていいものか)してある「粋」なように思えなくもない、と言えば穿ち過ぎだろうか。

女の子キャラクターの考察は良く拝見するので、たまには立役者の滝先生について如何かな?エンディングのヴィヴァーチェでも触れられてるし。

ここからは余談。

吉田保氏はアナログ録音とデジタル録音、どちらが好みかという問いに、デジタル録音が好きだと答えている。それは(あくまで)理論上、歪みがなく音質が劣化しないからというのがその理由。だからCDが世に出てきたときは嬉しくてバンザイしたという。

そのCDだが、今回ユーフォ5周年記念としてドラマCDが発売されることとなっている。

だが、またとある方のブログにて、ドラマCDが出るのは喜ばしいがCDプレイヤーを持っていない、困ったぞという人が周りに多くいる……というのを読んだ。デジタルファイル音源としてダウンロード販売すれば解決することだが、このことは些かショッキングな事例だ。

私はメインがCD再生だからだ。これは谷を隔てている。しかもそんなCDプレイヤーにかなりの額を使おうと今年は画策している。もうレコード音楽は無形のものがすっかり浸透しているんだなとも思った。彼らからしたら私の行動は酔狂としてその目に映るだろうか?

データ格納元が壊れたら不味い(面倒臭い)から形としてCDは大事にしたい、と付いたコメントも既読しているが、-そして心当たりのある当人がこれを読んで頂けると思って故意犯書きしてみる-、有形は時にして面倒事を引っくり返すだけの力がある。

本もデジタル書籍に移行していない私は、デジタルとアナログの狭間にいるのかなと考えてしまった。
Posted at 2021/01/04 21:13:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2021年01月04日 イイね!

高額と高級はまったくの別物である

小手調べで書いてみたシリーズ。

高額とはその価値に見合わず、所有者が納得できない値付けがされているもののことを言う。売り手は様々な事情でその値付けをしているのだろうが、それは所有者にはただの言い訳としてしか映らない。

例えばオーディオにおいての「高額を思わせない高級」とは何か? それは一言で示せば使っていて満足感を得ることということになるが、もう少し噛み砕いていこう。

オーディオ機器には沢山の要素が詰まっている。大まかに分けて、内と外。オーディオは音楽を聴く道具なので、何にさておいても良い音が出ていなければならない。ひとつのメーカーにランクが違うものがラインナップされていれば、得てして安価なものは無難な音質がして、ランクが上がれば上がるほど、メーカーの個性が発揮できるよう設計されているものだから、音にも個性が出てくる。その個性にこそ価値がある。ただし安価なものを無価値と言っているのではないことは承知していただこう。コストの制約の中、知恵と工夫で生まれるものだってあるし、そこにはきらめく知性が感じられるはずだ。

そして外観にもこだわりが出てくるもので、安価なランクのものには本当はこんなデザインにしたかったのにコストの制約で安価製品はこんなデザインなのかと理解できるものがあるし、逆に、そこにはある種の共通点が見つけられなければブランドイメージとしては崩壊していると思う。

音というのは、聴く人の耳の形、体型、経験、知識などが絡み合ってその判断をさせる。だから大勢が集まって出来たものより個人が作ったオーディオの方が際立った音を放つことは往々にしてある。音質はそういうものの中から選べば良い。しかし、その「良い音質」に人は慣れるものである。それは「これ以上は必要ないのではないか」というところまで留まることを知らない。そうして水準は上がっていく。音は理性に基づいた感性で判断するのでこれで良い。

その音を出す外観はどうだろう。人によっては良い音さえしていれば機器の外観を気にしない人もいるが、内が良ければ外の良さも追及して然るべしではないか。

オーディオはアンプを代表して、熱を出すものなので放熱を考えなければならない。プレイヤーやスピーカーを代表して、不要な振動を処理しなければならない。その自然現象を人間の叡智でもって片付けるのならば、そこに現れるのは機能美たるデザインのはずだ。必要だからその形になる、虚飾ではない真の美しさがそこには存在するはず。プレイヤーであれば、アナログデジタル問わず、触り心地というものもある。デジタルプレイヤーならば、電光の視認性を考えることも時には必要だろう。下品な車のブレーキ灯のようにただギラギラと明るくすれば良いというものではない。雰囲気を演出するものでなくてはならない。触り心地を追及したときにも、どういうものがその機器に相応しいか、そういうものが具現化されているものが高級機器足り得る。

それを具現化するためのコストが跳ね返ってくるのが商品の値付けであってほしい。勿論、慈善事業ではないのなら収益というものは必要だ。利益率をどの程度にするか、それは顧客の多さでまた変わってくるものだが、前例がなければ売れるまではわからないものでもある。

そこで(未来の)所有者が納得できるようにするには、製造過程をある程度開示することが良い。何人のスタッフがどういう風に働いていて、どういう仕入れと調達をして、どういう製造管理をして、どういう発送をしているのかなど、それは多岐にわたる。企業秘密以外であれば、自信があれば開示はできるものだ。(未来の)所有者はそれらを見てその価値の一旦、技術を知ることができる。見もせず興味も示せないのであれば買うのはやめた方が失敗に繋がらないだろう。

更に続けるなら、そのスタッフたち、作り手はどんな価値観を共有している集団なのか、どんな想いで、モノ作りに当たっているのか。そういうところにも興味を抱くだろう。オーディオは感性の道具なので特に大事だ。

「モノ作りは人作り」。その会社の作っているものに憧れて入社するものもいるだろう。無事に入社できても、現場に触れ、そこに勤める人に触れ、次第に感化され、練度をその人なりに上げていく。そういう熟練者は職人と呼んで差し支えないだろう。そして職人と呼びたい人の仕事は一級品である。一級品ということは、こだわりと品質を兼ね備えているものだ。そこにこそ、高額を抑え込む高級が存在する。

試作品を沢山作ったから商品の価格に上乗せ、広告を沢山出しているから広告費を回収するために商品の価格に上乗せ、儲けたいので吹っ掛け、そういう下卑て見え透いたものはそちら側の都合なので(未来の)所有者は文句を言っていい。職人の仕事こそがブランド料金なのだ。

値切りというものは価格上乗せ商品になら存分にしていいだろう。高額商品は適正額商品にされても文句は言えまい。これこれこういう理由でぼったくっているんですと、客に説明できるのなら話は別だが。

安っぽくもなく、過剰(虚飾)でもない、不自然さは伴わず、自然に滲み出る人間工学的な美を持つ適正とは、作り手のセンスが問われる。その作り手(たち)の内面が発露したものがその製品で、商品であってほしい。趣味のオーディオでは特にそう思う。
Posted at 2021/01/04 20:57:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記
2021年01月04日 イイね!

SACDを鳴らし、奏でること

SACDを鳴らし、奏でること小手調べで書いてみたシリーズ。
(どれだけ書いてるのかと)

楽器と聴き手の間に距離と空気を介しながら、それでいてまったく楽器の存在がボケない、揺らがない、生の楽器から聴こえる音。

これは実際に生の楽器を聴いたら聴こえる音。
「そこにある実在感」。

原音再生とはやや異なる考え方になるが、
これが自然に感じられるのがSACD(DSD録音)の特徴に思う。

しかしSACDプレイヤーと名乗るものならすべてこれが出るかというと残念ながらそうではない。CDの音質に付け加え、やたら高域がシャリつくものだってあるくらいなのだ。高域特性が優れているメディアなんですよと売り込みたいのか、残念な作り方をされているプレイヤーは、物騒な物言いになるが開発責任者の首を締めてやりたくなる。安価なプレイヤーにありがち。なぜ反対かというと、SACDってこんなものかと思われてしまうから。

ただ、音の良いSACDプレイヤーはCDの音も良いことが条件だ(と感じている)から、そのCDの音質目当てにそれを買う人も。

オーディオマニアが(私も)よく言うが「触れそうな実在感」とは解釈が違う。こちらの実在感は近くで鳴る音、遠くで鳴る音、近い方が実在感があると言う程、単純なものではない。ややこしいが空気感(エアー)と言うと、空間感(パースペクティヴ=見通し)と捉える人もいるので、伝達言葉は難しい。
とは言え、両方の「実在感」のある音はどちらも好みなので、良いとこ取りをしていくことになる。相反する要素ではないはずだ。欲張りだがオーディオにおいて「そこにある実在感」が「触れそうな実在感」で鳴ること、奏でることは両立するものだと思う。

これからもそれを聴けたら幸福の未来。
おや?現時点で出せてないとは言っておりませぬ。

私の心の師匠もそうであるべきだと申してましたので、今後も邁進していく所存。

(゜Д゜)誰だよ

(´・ω・`)15年前の菅野沖彦さんですゥ

(゜Д゜)ああ……


昔のCDも今のプレイヤーで聴くと、とても良い音がする、これはSACDでも同じことが言えるはず。私の満足いくSACDの音は2000年で止まっている、とも言える。かつて西洋音楽が日本に流入してきた当時、学者なんかは何を根拠にしたのか、馴染むまで20年の月日は掛かるだろうと言っていた(らしい)。そのまま受け取るなら、丁度その頃だ。開発に当たっている人だって音楽の聴きどころをより自然と上手に聴けるようになっているだろう。そこに不自然な強調された美音は出てこないはずだ。馴染んだろうという時期と重なっているのである。
Posted at 2021/01/04 20:50:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記
2021年01月04日 イイね!

DENONレーベルのCD

DENONレーベルのCD小手調べで書いてみたシリーズ。
あまりデノンの話をしない私がひとつ小咄。

不思議だなーと思う。

オーディオ機器としてのデノンは、腰が据わったどっしり型。中域に力強さがあるものの、低音はときにどっしりし過ぎてて、処置を誤るともっさりすらしててスイングにはやや疎くなりがち……。そんな印象があり自分で使う物としては選択肢には入らないメーカー。でも機器の外観デザインは数多あるオーディオメーカーのものとしては滑らかで好きな方。
勿論、総評として悪いとは思わない。
ほんのちょっとだけ好みに合わないなというだけ。

D&Mの片割れ、マランツは中高域に澄んだものを感じ取れるが、低音も綺麗なのでやや軽い。綺麗で何が悪いのかと思いつつ、もう少し汚れて欲しい。でもそれをやったらマランツじゃなくなるよなーと。

そんなデノンはレーベルとしてアルバムも出しており、少ないながら私も持っている。

イリーナ・メジューエワのメトネル(全体の緑色と唇のルージュの赤が色の対比、イリーナ・メジューエワのうなじと横顔、肩の白さが素晴らしいジャケット)や、クイケン四重奏団のハイドン作品74とか、カルミナ四重奏団のシューベルト死と乙女、ロザムンデ。

本当に少ないな。

これらの音からは腰が据わったどっしり型なんだけど、軽やかでマランツ的美音。まるで良いとこ取りをしたかのよう。オーディオの印象とは違うことが不思議。

ところで、エソテリック盤も興味はあるが、持っていない。最近SACD層の読み込みも不調だし、転売ヤーのせいで高騰価格になりがちだし、ここは私より欲しい人の手に渡るべきだろう。
Posted at 2021/01/04 20:43:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記
2021年01月04日 イイね!

インスタント味噌汁とTVの音質は、同じだ

小手調べで文章書いてみる。
何を言い出すかと思えば。そんな小咄。

オーディオはメーカー(ブランド)によって音質に違いがある。それらの違いを癖として感じたとき、自らが佳しとするものと合致すれば、「自然な音色」として受け入れられる。そういうものだが、比較的、万人受けする無難な音質というものもある。

それがTV(オーディオ)の音質だ。耳の肥えたマニアはTVの音質はいまいちだなと言ったりするが、特にオーディオに興味のない人にとってはそれで必要十分な音質でもある。マニアの一部の人はTVの音こそ至高だと言ったりもする。

では受け入れるのに納得を要する癖のあるオーディオはどのようなものか?それは「他人の家の味噌汁」である。味噌汁には違いないが、どこか「意識せず口にして胃に入れたいもの」としては少し違和感を覚える。そういうものだ。

ここで無難に万人受けする味噌汁がインスタント味噌汁だ。これまた舌の肥えた人からはいまいちだと言われるかもしれないが、これで必要十分とできるものでもある。

だから、同じだ。

美味しい味噌汁は、素晴らしい音楽を奏でるオーディオと同等である。

数日振りに聴いた我が家のオーディオも美味しい。

優れたオーディオとはどこにあらんや。神の味噌汁。なんつって。
あっ、これは蛇足以外の何でもない。
Posted at 2021/01/04 20:35:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記

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