十七夜月セフィロットのブログ一覧

このJ'sネオヒストリックアーカイブシリーズはうちでは2冊目
1冊目はMR2＆MR-Sのやつでした
当時SW型の1～5型の違いが全くわからず、それの参考資料として購入しました

ちなみに製本が甘く、ページが崩壊しそうになってる…



さて、そもそもこのJ'sネオヒストリックアーカイブというシリーズは
J's Tipoという雑誌から記事を抜粋してまとめたものなんですよね
全然知らないで買ってたんですけど、どうやらそうみたい

今回はその中から三菱のターボ車に関する記事をまとめたものが1冊になっている




で、内容としてはランエボ！という単純なものではありません
ギャランVR-4やエクリプス、GTO、コルディア、スタリオンといった
どちらかといえばマイナー路線な部類の車種が多く取り上げられており
ランエボは1つも登場しません
すごいね


私は今回GTOの記事を見たくて買ったんですが
掲載されているGTOのスペックに誤りがあったり
ちょっと前に買ったJ's Tipoに同じ記事が掲載されていたので内容を知っていたりして
拍子抜けしてしまったのもまた事実ではあるけれど



それでも私がこの掲載車種の流れの中で、地味に期待していた車種がまさか掲載されているとは思わなくてそれは驚きました


それが、そもそも三菱のターボカーではない、NAの「ギャランAMG」

当時メルセデス専門のチューナーであったAMGとの協業で作られたギャランAMGは
当時ギャランのトップグレードとして展開されていたVR-4とどうしても比較されがちではあるのですが
VR-4がターボ+4WDだったのに対し
AMGはNA+FFという構成だった

三菱の技術者が、このAMGのエンジンづくりによって新たな知見を得ることができたという大きな転機となった協業の1つだったと言われています

(当時三菱ではエンジンの出力向上のために吸排気の抵抗を減らす方向性だったが、AMGのそれは動弁系の軽量化によるフリクションロスを低減し、連続する高回転にも耐えうるもの、そして気持ちのいい排気音を実現することだった)







GTOに関して言えば、様々な評論家が「本物ではない」と評することが非常に多かった
それは当然スカイラインGT-Rに対して、ですよね

GTOの生い立ちを酷評するものばかり

ではそもそもそれが本物、つまり本物のスポーツカーとして生まれた車だとして
100人が100人、サーキットでそれを走らせますか？ということです

好きで買うのであるから、GTOのスタイルが好きだとか、加速感が好きだとか、そういう理由で買ってもいいじゃないか、ということです

実際評論家たちが酷評しているGTOを、好評価しているユーザーやファンは非常に多いですが
それはみんながみんなGTOをサーキットで走らせようとか、生まれの経緯に心酔してるとか、そういうことではないのです


GTOが重たいって感じるなら軽くすればいいし
止まらないと思うならブレーキ強化すればいいし
タイヤの接地感が足りないと思うならサスペンションやタイヤを換えればいい
ドラポジが合わないならシートを換えろ

そういう隙のある車のほうが手を入れやすくて楽しいでしょ

GTOはそういう車です